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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その493

木下隆雄「管理者さん、あれほど令和になる直前に頑張っていながらいつのまにかまた2ヶ月ほど放置が続いていたようですが」
小椋良二「 イベント自体はいくつもあったようなのですが久々のアキバ巡回のダメージが大きかったようです。 ここ2〜3年にアキバに入ってきたぽっと出のアラブ人に『もっと勉強してから来てネ(はぁと)』などと30年前のアキバ親父のようなことを言われるとは、 管理者さんのあきばお〜らも地に陥ちたものです」
木下「は、はぁ...まああれはあれで別個にネタがあるから後日またご紹介ということで」
小椋「そうですな。人種がどうこう言う前に日本語が話せないのでは商売が元も子もありませんし、もっと勉強してから店開けてね→アキバあらぶおやぢ」
木下「はいはい」

木下「話は変わりますが、先日所さんの番組で三大ナントカというものは日本特有のものであるという説を検証されておられましたが、私の意見を言わせてもらえば、あれは選択の余地と決定を先送りするシステムなのではないかと思うのです」
小椋「えと....前者は分るのですが後者はちと意味が」
木下「それが番組で言っていた『三つ目ははっきりしないものが多い』というところにつながる気がするのです。3者という個性のバリエーションを持たせておきながら、その3つめをぼやかすことで更に世界を拡げるという」
小椋「なるほど、先日某SNSで話題になってた土佐のはりまや橋、札幌時計台、沖縄守礼の門以外の長崎オランダ坂とか」
木下「そうです、あ〜ちゃん、かしゆか、のっち以外のかわゆかとか」
小椋「さすれば、キルヒアイス、ファーレンハイト、シュタインメッツ以外のレンネンカンプとか」
木下「それより、ミホ、レイコ、チーコ以外のトモとか」
小椋「とすると、イーグル、シャーク、パンサー以外の白バラ仮面とか」
木下「....時代を遡り過ぎるとオサーンと言われそうです」
小椋「あ〜たに言われとないわっ」
木下「まそれはともかく、われわれが調査を続けているモノの中にもそうした存在があるわけで、早速参りましょう。季節も季節ですし」
小椋「....はぁ?」



木下「こちらになります」
小椋「議論の余地がありません。宇宙に三台しか存在してないではありませんか(*注1)」
木下「そこらへんは諸説あるのですが、それはともかくとして一応コンプしてから検討することにいたしましょう」
小椋「めちゃめちゃ遠いし、しかも山陰」
木下「そのような地域格差を揶揄するようなことを仰ると、〇ツの毛まで毟られた上に塩を擦りこまれますよ」
小椋「それは仲が悪い隣県のお話でしょう」
木下「炎上を招きかねない敵の内部分裂を企図するネタはそのぐらいにして、いざでっぱつ」
小椋「て、敵って....だりだ?」



木下「ほら着きました」
小椋「ここまでに運転中どれだけ気を失いそうになったと思ってるんですか、しかも線状豪雨の真っただ中...ってこんなとこにも三大が。確か家族風呂に管理者さんが防水ジャケ月IXYを持ち込んで、パートナーさんを隠し撮りした温泉ですな」
木下「そ、そげなことはさておいて....こんなにこちらの温泉と近いとは知りませんでした」
小椋「しかし大動脈といってよいR9沿線なのに灯りがまばらです。果たして現存しているのでありますや否や」



木下「ありました」
小椋「んなあっさり」
木下「ぐるぐるさんには『コインレストラン コウラン』と紹介されていますが、看板を見る限りは『GAME & REST コウラン』となってます」
小椋「後ほど出てくる自慢広告には『コインレストラン 各種ゲーム こうらん』とありますが」
木下「その辺テキトー感が漂っています。以前はもっとゲームが幅を利かせていたのが、今日の社会風俗遺産化に伴い、レストランが8割程度になっているとのことでした」
小椋「これをれすとらんと呼ぶ精神こそ昭和遺産....」



木下「で、こちらが全景」
小椋「誰もおられませんが」
木下「訪店した直後はおまいらさんたちが5〜6人おられ、撮影しながら買ったメシをレンチンしたり、各々テーブルで試食しながら語らったりしておられました。彼らにも人権が存在するので全員退店されてから撮影しております」
小椋「さ、さいですか....しかし多分その中にジモテーもいたような気がします。お隣のランドリーに移動されたようですし」
木下「そういう需要もあるでしょうが、基本的にそうした方々は帰りに最寄りの○ーソンとファミ○に行かれるかと。生活の場というよりは、アミューズメント施設として生き残っているように思われます」
小椋「なるほど、つまりおまいらですね」
木下「だから最前からそう申しておりますことよ」
小椋「あ、そか(ポン)」
木下「やり」



木下「では、早速こちらです」
小椋「なにやらぶら下がってますが」
木下「どうやらこれをみて『故障中のようです。なんとか修理して、これからも販売をつづけてほしいです』と誤報をうpされておられた方がありましたが、返却ボタンが死んでいるだけのようで、販売中です。問題ありません」
小椋「自慢するだけあって、お値段もこちら+100円のよんひゃくまんえん」
木下「そりはさておき(ちゃりん、がちゃっ)....これや、この皿ごと出てくるやつや」
小椋「どっかの明太子屋創業者の真似はやめましょう」
木下「しかしこれが興奮せずにいられましょうや、いられます」
小椋「は、はぁ」
木下「パック詰めライス+レトルトカレーを温蔵しそのまま販売する他の2機と違い、ライス/レトルトカレー分離・ライス直前れんちん加熱型開放型(管理者訂正:こちらの神サイトによると、スチーム+電熱のコンボ保温とのことです)という唯一の存在なわけです。ではもう一皿」
小椋「売り切れてます」
木下「も、もきゃっ」
小椋「どうやらスプーンもライスの個数分しか備え付けてありません。合理的」
木下「レトルトは?」
小椋「保存が利くのでおけ」
木下「そ、そけ」



木下「改めて見ると、聞いたことのないメーカーです」
小椋「『8』ではなく『○゚チ』なのでは」
木下「こ、これこれ....しかしいささかライスに比してルーが多いという言迷の構成です」
小椋「これはあれですか、メシを盛った皿を収納するスペースに限りがある故...ですかね」
木下「まあ、足りないよりは由としましょう。それよりも福神漬けも一緒にれんちん保温しているのか否かが気になりますが...うむ、かれーだ」
小椋「見りゃ分ります」



木下「返す刀で、ラーメン」
小椋「予想通りです。こちらもLEDカウンタが欠けてたり、だいぶお年を召しておられるようですが」
木下「湯煎→湯切り→スープ投入...と思われる流れは多分こちらこちらと同じですな」
小椋「機械が同じぽですから。湯切りを想定して具が底に沈んでいるのも同じです....が、後日神サイトからパクった調査したところでは回転式湯切りを改造した『逆傾斜型湯切り』システムを備えた走召レア機とのことです」
木下「なるほどそこまでは気が付きませんでした。で、チャーシューが多く入っているのがアタリだそうで」
小椋「とくに賞品はありません」
木下「そ、そです....うーん、味は少し濃いめかな」
小椋「管理者さんちの御餓鬼様には物足りないと言うことですね」
木下「そういう味覚障害者の方はマイタレを持参頂くということで」



木下「〆はおつまみで」
小椋「ま、まだいくんかい」
木下「ここで御飯モノを逝かないところが大人の節度というものです」
小椋「量は違えど、かろりぃ同じ」
木下「さ、さあレンジで....て熱っッ」
小椋「指示の秒数はともかく、古パワーでした」
木下「電熱かと思いました」
小椋「れんじと言っとりますがな」
木下「それは置いとくとして、これはいわゆるトラッカー向け一膳飯屋の自販機版と考えて宜しいのでしょうか」
小椋「当初の発想はそうだったと思われますな。それが数十年の時を経て唯一無二の存在となったと」
木下「そんなたいそうなモノでしょうか」
小椋「あ〜たがいうな」



木下「この美味さ、犯罪的ッっっ」
小椋「地の底の底の底ではびぃるでしたが、運転前の飲酒は禁止されています」
木下「水です」
小椋「はいはい」
木下「いやガチで。こちらに置いてありました
小椋「全部使用済みに見えます」
木下「そ、そげなことを....ふう、なかなかにこってりポンポコリました。めでたく3台コンプです。さて次はこちらですか」
小椋「それは結構なことですが、宿題残して450km彼方、明後日の惨状が目に浮かぶようですので撤退〜」
木下「お、おのれ待ってろ欽明館〜」
小椋「『いろり』もあるでよ〜」



-- おまけ:夜景 --





-- おまけ2:途上の自販機@敵愾心剥出し鳥取県京都府 --





*1:個人の感想です。(まるごとレンチン冷食タイプは他にある模様)

....その494へ続く(駅前食堂)