iBaffalo SAVIOR BSKBC02BK
発売元/製造元 バッファローコクヨサプライ
諸元
キー配列 109keys/JP
メカニズム membrane/rubber cup
備考 I/F: USB
Junk Point 夢で見たおぢゃんく、みたいな

これを書いている3月11日は、14:46という時刻と共に、2011年時点で生を受けていた全ての日本人にとって忘れられない日となっているであろう。
多くの人が「あのとき自分は何をしていたか、どこにいたか」ということに思いをはせながら。
そしてその思いは、全て未来へとつながっていくのである。

キー配列
キートップとプランジャーは独立式
一方で、全く関係ないことだが、3月11日は「コラムの日」でもある。
時を遡ること267年前、英国の新聞 "The London advertiser, and literary gazette" が、世界で初めて論評「縦の欄(=Column」を掲載した日にあたることで制定されている...のだそうだ。
新聞社の記者が書く評論であるコラムは、エッセイと違い著作権が新聞社に帰するとされている。その点からすると、ここの文章は「エッセイ」にあたるような気がする。
とはいえ、筆者はどこぞの項目で此処の文章のことを「コラム」と呼んだ気がするので、とりあえずそうしておくことにしよう。
適当なことを書いて、読者の皆さんの不興を買うことになっても、その責任は全て著作権者の「もこっち」とかいう管理者さんに帰するもので有るから。

......で、そのようなマクラをかいてから、既に2ヶ月が経過しようとしている。

本機BSKBC02は、某有名サイト管理者さんがYouTubeに操作動画&インプレッションをアップされているのを見て、いっちょ試してみるか....ぐらいの気分で購入したものだ。
本機のオフィシャルサイトを見ると、さまざまなゲーミング的要素を盛り込んだキーボードであることを紹介してある。

以前に筆者はiBaffaloの御ジャンク品200円也で(自分的にだけど)当たりを引いたことがある。なのでiBaffaloの廉価品には好印象をもっているのだ(こんなつぼもあったが)。

で、今回のは....はい、普通です。
普通、といっても、MinebeaRTシリーズが廉価キーボードだった頃の「ふつう」といえばいいか。要は、軽荷重でスカタカスタと滑るように入力するのに向いていると思う(物凄く感覚的な物言いですみません)。
感じ方によっては、かつての安物大陸ちうかメンブレンkbあたりと打鍵感が似てなくもないのだが、プランジャーが独立していることもあるのか、比較的キートップのどの辺を叩いても引っかかったり、反応が渋かったりすることがない、そうである。基本的には。
排水機構付き...だが、正面から見るとする〜ほーる

「鉄板が入っている」ということで、剛性を期待される向きもあるかも知れないが、鍵板中央部を押すとやや撓むので、過度の期待は禁物である。普通に入力する分には、操作に問題が出るほどではない。

右上端の「mode」キーを押すと、Game mode/Turbo50/Turbo120に切り替わる....のだが、キースキャンレートを変更できるのはPS/2で使用しているときだけ。

USB接続時唯一使えるGame modeは、単にWin/contextキーを向こうにするだけである。ゲーマーさんからも「た〜ぼってイ可に使うんだ?」との声もあるようで、本機のゲーミングキーボードたる所以はおよそ左半分のキー+カーソルキーの同時押し有効...のみということか。

そんなこんなでありながら、ネット上のインプレッションをみると「打ちやすい」「4年間使っているが、全く問題ない」など、一般的な用途に向いているという事になるかも知れない。
筆者にとっては「叩き味」..というのがイマイチ感じられない本機だが、長く使っていると、荷重の少なさ、ほどよいタクタイル感がリズミカルなタイプを生み出してくれるのかもしれない。

USB接続ではた〜ぼが利かない(天然吸気?)

....とはいえ、筆者のタイプともう一つしっくりこないのか、取りこぼしが時々あるけど。左シフトとか。

余談だが、先にコラムに書いた5年ほど前の気合い入ったゲーミングキーボードと並んで、箱無し中古が草津ハード○フに販売されていた。
一応どういう素性のモノか調べたのだが、あの時点では全く逝く気がしなかったのだ。
それが新品購入して、少しキーを取りこぼして....少しつぼなのだろうか。まあそういう流れと言うことで。

もう一つ余談(7/10)。
本キーボードは、静音キーボードとしては悪くない、といったところなのだろうか。ゲーミングデバイスと言うよりも、むしろオフィスでの使用に向いている気がする。例えば、筆者が以前に元上司に勧めたようなシーンとか。

あの時はLibertouchRealForceかという当時の究極の選択になっていたのだったが、考えてみれば元上司の希望はこのBSKBC02のようなものだったのではないのだろうか。
価格差、およそ6倍。
そして今、新システムに移行したネットワークは、このキーボードによく似たタッチのDELLのキーボードが奢られている。いや標準装備というだけですけどね。






(2018/01/27購入、2018/05/03記)

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