BUFFALO BSKBC01
製造元 バッファローコクヨサプライ
諸元
キー配列 日本語/MicroSoft109準拠,Winx2(両),Contextx1
メカニズム パンタグラフ
備考 USB(Hub機能なし:PS/2変換プラグつき)、メーカーサイトはこちら
Junk Point らじでぱで200えん
(2008/12/29記)
どういう縁あってかこのようなキーボードを紹介するコーナーを始めてしまった筆者だが、PCショップに普通に並んでいるキーボードを購入する機会は意外に少ない。

元々このコーナーの派生元からして、ジャンク屋の軒先に転がっているようなものを拾ってきているケース、そしてヤフオクで放出されているレア品(中にはとてもそのような扱いを受けているとは思えないようなモノもあるが)を落札するケースが多い。

つまるところ筆者の「掘り出し物嗜好=つぼ嗜好」を反映しているわけで、一応は名の通ったメーカーから発売されているような新品には、あまり食指を動かされない。最近は「高級キーボード」と言われるような一群に手を出していることもあり、金満化だとの誹りを免れないかもしれないが。

とにかく、秋葉のクレバリーや、またそれより遙かに品揃えで劣るが近所のヤマダや名古屋のビックカメラあたりのキーボードコーナーで、ずらっと並べられたMicr○softやオウ○テック辺りのキーをペチペチと叩いてみたりして「なんじゃこら」と苦笑している、そうした製品群の中にこのキーボードがあった....はずである。
キーボード製品にあまり力を入れていないメーカー、しかも中国製という先入観で、印象にも残っていなかったと思われる。

しかしながらそうした製品をヂャンク屋で見つけた場合には、また別の話になる。

久しぶりに出かけた秋葉、暮れも押し迫ったラジヲデパート地下の一角で、このキーボードは棚の底に正札も貼られず、箱ナシでサランラップを巻かれて突っ込まれていた。
「コレいくらです?」とおやぢに問い、返ってきた答えが「200えん」。
....450キロの帰り道、しかも年末ラッシュを考えるとちょっと迷ったが、価格に負けて捕捉してしまった。

うちに帰って開封してみる。....「なんだこりゃ」
巡回でゲットした商品開封時に発するいつもの言葉だが、今回は意味が180度違った。
新品同様、しかもタッチが悪くない。(....あんまし褒めすぎるとどこかに爆弾抱えてるのが判明することが多いのでコアイのだが)

このキーボードはかなり薄型なので、チルトを立てないと通常のキーボードを叩き慣れている手には、まるで机をタッピングしているような感触に思える。
しかし一応シリンドリカルスカルプチャ(メーカーは『ラウンドデザイン』と呼んでいる)を採っている。構造的には非常にシンプルな109キーボードだ。

筐体をひねると、ふにふにしてあまり剛性が高いとはいえないのだが、その薄さ故に机に接地する感触が高いせいか、意外に叩いてもたわむ感じがせず、ソリッドな打鍵感だ。同じパンタグラフ構造を持つThinkPlus UltraNavi keyboardと比較しても、だいぶ感触が違う。試しにこのキーボードを打った後でThinkPlusを使うと、かなりキーが軽く感じられる。

Winキーが2つ配置されているにも拘わらず、左Ctrl/左Altキーが大きめに作られているのも、こちら側のキーでショートカットを多用する筆者にとってはありがたい。
ただ、最近よく使う「左Ctrl掌底打ち」は、キーの高さがあまりにも低いため空振りすることがある。どちらかというとAltショートカットの方がやりやすい。

メーカーのサイトを見て、希望小売価格が4,000円と意外に高いことに驚いた。もっとも店頭では2000円前後が最安値のようなので、いわゆる廉価キーボードの一群に含まれるのだろう。それにしても筆者の嗜好を満足させるに足るお買い物であったと言えよう。

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