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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その377

小椋良二「東京湾埋立地で榊班長が『行く空に水面思うか鰯雲』と呟き,離れた岸壁で釣り糸をたれる後藤隊長が『過ぎ行く影に首都の秋を知る(字余り)』と応じたように、一頃の猛暑がウソのように和らぎはじめた今日この頃。皆様この夏は如何お過ごしでしたでしょうか」
木下隆雄「暑さで脳が液状化を起こしておられるのではありませんか、現在この地の気温計は35℃をさしておりますが」
小椋「以前にもお話した日本人の季節感というものが貴方にはないのですか、如何にうだるような暑さが続こうとも、茂れる草の陰に、入道雲の合間にかかる鰯雲に、我々は季節の移ろいを感じ取るべきではありませんか」
木下「それはそのとおりなんですが、貴方今息子さんの宿題追い込み真っ最中ではなかったのですか」
小椋「をらをらをらをらをらぁぁぁぁっ」
木下「をを、熱いぜ辺ちゃん」

小椋「....さて3.2TBを36バイトに圧縮するが如く、まるまる手付かずだった40日分の作業を10時間かけて終了させました」
木下「正にLHC内のぶらっくほーる並みですな、小児の脳は貴方の日常のような連続運転に耐えられないと思っていましたが、流石タトの子はタトです」
小椋「人聞きの悪いことをおっしゃらないでください、それにまだ自由研究が残っているのですから」
木下「それこそ手遅れではありませんか、この期に及んで題材を探すなど」
小椋「いえ問題ありません。この夏は不本意ながら彼と行動を共にすることが多かったので、レポートねたには事欠かないというわけです。では早速まとめにかかるとしましょう」
木下「....何やら題材の量よりも質に問題がありそうですが」



木下「なるほど、出だしはそうきたか」
小椋「まあ以前から色々と計画していた『越前屋俵太旅行(*1)』なのですが、いささか時間が足りなかったのが残念です。それにしても東海N700系は車内無線LANを飛ばしているというのに、新しい西日本さくら型がサービスを行っていないのはどういう了見なのか、小一時間問い詰めたいところです」
木下「確かに洞穴ばかりの山陽新幹線は寝る以外にやることがありませんが....しかしこの後東海道新幹線で試したら、速度が火暴遅で全く使い物にならなかったですけどね」
小椋「よって列車内通信はこの9年間全く進歩しなかったとの研究結果が示唆されました」
木下「どこをどうつつけばそういう無茶な考察に至るのですか」



木下「で、何ですかこの掘っ建て小屋は」
小椋「そんなことを言っていると全国1,300万人の唐揚げまにあ&オリックスレンタカー中津駅前店勤務のクボケンジさんを知り合いに持つ店員のおねいさんに粉を塗されて180℃の胡麻油に放り込まれますよ」
木下「妙に具体的ですね」
小椋「い、いやその....それはともかくこの小汚い店こそ、2011年8月16日から全国労損で絶賛発売中の中津塩ダレ唐揚げの名店『もり山』.....の向こうを張って醤油ダレNo.1を誇る『村上』じゃないですか」
木下「確かに対抗意識剥き出しですね。向こうはお持ち帰り専門で店員も10人近く、キレイな店舗で全国配送もOKなのに、こちらはオッチャン&オバチャンの2名体制、メニューも唐揚げ量り売りor個数売りの一本槍、そんでもって小汚い店内でメシ+汁でイートインも可能という」
小椋「褒めてんだか貶してるんだかわかりませんね貴方は....」
木下「毀誉褒貶は世の習い」
小椋「な、なぞ」
木下「で、肝腎の味の方は」
小椋「いや、旨かった。旨かった....のですが」
木下「イ可か?」
小椋「下(・"・)には丁度ぐらいなのですが我々には塩辛すぎ.....メシが欲しかった」
木下「え、えと....せっかく逝ったんですから中で召し上がってくれば良かったのに」
小椋「それが私も(・〜・)ノも、前日の深夜の長浜で替え玉しすぎて眠いのハラが重いの....まさに食い倒れでした。西に600kmほどずれて」
木下「や、やり」

小椋「さて、それではにぱつ目の研究発表行ってみましょう」
木下「なかなか期待できそうですな、今度は北の方ですか」



木下「いつものやんけをい」
小椋「い、いやその....くりすてぃ〜なも言っていたではありませんか『ネタなんて99%はつまらないモノの積み重ね』と」
木下「ということは、この地はすでに貴方にとってツマラナい場所に成り果てたということですね、わかります」
小椋「いやそうでなくて、前回もそうだったのですがこの回も同行者が....」
木下「そっちかい」



木下「....で、お作りになると」
小椋「ちょっと心惹かれましたが、デザインを考えてなかった」
木下「どてっ」



小椋「これはちょっと調べてみたのですが、以前にご紹介したこれと同じWinCEのメディアクライアントのようです。ですからひょっとするとAndroid化することが可能かも」
木下「なるほど、で是を以て夏休みの工作にしようというのは流石にタトうさん」



小椋「いえ、逝ったのはこっち」
木下「これのどこが工作....」
小椋「いえ、単なる趣味です」
木下「これって型番からするとプリファードプロと同じ会社のものなんでしょうか」
小椋「多分そうですね....が」
木下「が?」
小椋「続きはKJで」
木下「此処は出来の悪いばらえてーか」
小椋「ちげうんですか」
木下「まぁ、そうですね」
小椋「では、この辺はする〜して次の研究に参りましょう」



木下「テーマ同じやんけっ」
小椋「何を仰るのですか、この1枚の画像に多くの示唆が含まれているのをお気づきにならないのですか」
木下「つまりしゅたげの聖地だと」
小椋「そのような直裁的な意味でなくて、管理者さんが8月15日に間に合わなかったこと、駅前なのに平日でふりひらな方々がおられないこと、また管理者さんがそうした方々を執拗にカメラで狙っていないこと、つまり同行者が....」
木下「やっぱり同じなのですね」
小椋「そいうことです。しくしく」
木下「やり....しかしせっかくしばらくぶりにこの地に来たからには、少なくとも馴染みの店舗だけは回っておくべきでしょう、『○○きゅ〜れ』とか『××メイト』とか」
小椋「それはあ〜た」
木下「と、とりあえず巡回に参りましょう」



小椋「はい、終了」
木下「べぼぉ〜」
小椋「し、仕方ないです、同行者がもう疲労で倒れそうなもんで....」
木下「といいながらガントレットを両手指分大人買いしている同行者(・"・)、末恐ろしいです」
小椋「ま、まぁ夏休みの間親元を離れて頑張ったわけですから」
木下「それは良いとして、私ひとつ気になることがあるんですが」
小椋「何でしょう」
木下「今回って、自由研究というよりは没ネタの総ざらえ企画だったのでは」
小椋「も、もう2学期だなぁ.....だが、男だ
木下「火暴 言迷」




注1:関西ローカル?のパフォーマー・コメディアン・書家。代表作に島田紳介元司会者の番組「TVジャック」内コーナー「俵太の大きなお世話(+天誅)」「達者でござる」「探偵ナイトスクープ」などがある。
結婚前の夫人を「昼にラーメンでも食いに行こう」と誘い、近所での食事のつもりで気軽に出かけた夫人をそのまま羽田空港から空路札幌へと拉致した話はつとに有名。

....その378へ続く(くれぐれも学校に提出しないように)