変な話Indexへ戻る

短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その320

木下隆雄「某所で管理人さんが軽薄短小化する鍵盤の潮流を嘆いておられましたな」
小椋良二「鍵盤というよりはむしろ目蜂M文化の喪失ではないかと」
木下「それは貴方の独断では」
小椋「それはそうかと言えなくもない気もそこはかとなくしなくもないかもしれない気が...」
木下「春ですなぁ」

小椋「とにかくPCメーカーに口を酸っぱくして申し上げたいのは『他はどんだけ手を抜いてもいいからマン−マシンI/Fだけは手を抜くな』ということです」
木下「至極ごもっともですな、少なくとも踏んだら壊れる程度の強度しかない、あるいは足の上に落としても骨折すらしないような重量のキーボードなど言語道断というわけですか」
小椋「貴方もわかってきましたね」
木下「いえ、冗談です」
小椋「わざわざ韜晦しなくても....そんな照れ屋の貴方にぴったりのお品を調達してきました」

....何の箱だ?

木下「....だから冗談ですってば」
小椋「さて、これがMade in Japanのそこぢからです」
木下「ていうか、イマドキ本体でもこんな巨大なハコ、お目にかからないのでは...」

Fru_78F9670

小椋「出品者によると『未使用品』だそうです。78F...ということは、A01の1世代前ということなのでしょうか」
木下「それにしてはなかなかにびゆーちほーな外装ですな」
小椋「何、肝心なのは中身です、早速開けてみましょう」

9146-001

木下「でかっ」
小椋「ほらいわんこっちゃない」
木下「何をぬかしておられるのですか」
小椋「いわゆるあれですな、表面積で001を、目方でModel-Mを凌駕するスーパーk/b」
木下「なるほど、レジに置いてそうな」
小椋「いや、そういうことではなくて...」

アース付AC100V駆動

小椋「とりあえず、テキトーなましんにつないでみましょう」
木下「それにしてもなんですか、この直に生えてる3極プラグ付のAC100Vコードは」
小椋「当然じゃないですか、こんなマシンがPS/2の貧弱な5Vで駆動できるとでも?」
木下「もともとそいうものじゃないんですか、キーボードって」
小椋「ま、そこは20年前のLCDタッチパネルですから」
木下「は、はぁ...」

IBM DOS文書が打ちたくなる
やぱIBMなら鍵盤

小椋「それより、この配列を見て何か気がつきませんか」
木下「えと...あ、なるほど、たしか5576-001がこんなだったような」
小椋「そのとおり」

しょ〜とかっとっ

木下「で、なんですかこの『鍵盤』切り替えみたいなのは」
小椋「んー。。。。よくわかりません」
木下「やり」
小椋「順列というのはあれじゃないですか、ATMでアイウエオ順に並んでる」
木下「ほぉー...でもWindows2000機につないだ状態では作動しませんね」



小椋「てなわけで、普通のキーボードと同じように2個押しも可能です」
木下「ほぉ」
小椋「動きさえすれば」
木下「は、はい?」
小椋「それがどうも、Win2000/XP用の002/003ドライバではログイン時にハードウェアを見失ってしまうみたいなんです」
木下「だめですか...」
小椋「102keyboardドライバとか、A01ドライバなら動くんですけどね、キーのスキャンコードが違ってるし」

ALPSスイッチでございます

小椋「それはともかく、機械スイッチ部はすべてALPS板バネスイッチの大盤振る舞い」
木下「ていうか、当時はそれが普通だったのでは」
小椋「まあそうなんでしょうけど...それにしてもどんなマシンに付属していたのか、あるいはオプションだったのか、いくら検索しても出てこないんです」
木下「正に貴方にふさわしい言迷なでばいすですな」
小椋「一つハッキリしているのは」
木下「のは?」

MS-DOS2.11だっ

小椋「どすマスィーン」
木下「げ、げごっ」
小椋「しかも目の付け所がしゃーぷ」
木下「ほ、ほっほぉ〜」

うるとらたっちぱねるPC

小椋「NT系OSでは無理ポなので、とりあえずこんな使い方してます」
木下「液晶はしゃーぷでも、貴方の目が曇ってます」
小椋「しくしく」

....その321へ続く(びまべべびまべべ)