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フラットな鍵盤面 剛性は意外に高いが、この個体は少し歪んでいる |
チルトスタンドなどといった気の利いた装備は特になく、デスク面に「ぺたっ」という感じで置くことになる。
それが本体の意外な剛性と相まって、割といい感じの底突き感を発生させている。
ただ残念なことに、筆者の個体は若干筐体が歪んでいるようで、堅い机に乗せて叩くとガタガタ感が結構伝わってくる。ゴム脚はあるのだが、あまり効いてないようだ。
この感触を防ぐには、テーブルにコルクシートを敷く、あるいはもう少し高いゴム脚を履かせて調節する....といったところであろうか。
どちらかというとサイズ的にはリモコンというよりも、可搬性の高い外付けキーボードとして使った方が便利な気がする。両手で持って親指タイプ....というにはちょっとキツイ大きさだ。
筆者は情報端末のノートから2mほど離れた位置で作業することが多い。そこに30cm四方ほどの小さな台があって、そこに発注メモと在庫表のクリップボードを置いて、更にその上にこれまで上記のFILCOのキーボードを乗せて、下に敷いたメモやクリップボードをのぞき見ながらキーボードを叩いて検索....といった、非常に煩わしさを伴う作業をしていた。
だからスペース的に非常にきつく、もう少し小さくて(表面積がフルキーボード比で半分ぐらい)、ポインティングデバイスが付いているワイヤレスキーボードがあったら....と常々思っていた。
このキーボードは、その要求をほぼ満たすスペックと言って良い。
ただ、これは今の時点での多くのBlueToothキーボードに言えることなのだが、キーボードとしての基本性能に比してかなり価格が高い。
筆者はクレバリーにて11,600円で購入した。Amazonだと送料込みで9,800円なのでそちらの方がお得と言えばそうなのだが、ではAmazonで初めてこのキーボードを知ったとして、この値段で飛びついただろうか....ちょっと疑問である。
これが他の言迷Wireless小型鍵盤と同じ価格帯、4,000〜5,000円だったら、結構いい線いくのではないかと残念に思うのだ。
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