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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その442


目の前は自然教育の学童クラブでした

小椋良二「で、なぜにまた来た」
木下隆雄「ま、福利厚生の一環ということです。先日タトえ首さんから調査依頼もあったことですし」
小椋「自家発電乙です。ていうか出撃の期待に胸膨らませていた(?)同行者さん、ポカーンではありませんか」
木下「な、名古屋が妙に肌に合っているとのことですし」
小椋「ここ、名古屋の中でもかなり特殊な位置付けの存在だと思うのですが」
木下「さ、さぁ散策だ〜」

毎度おなじみにゃんこメニュー

木下「先日気になっていたメニューの確認が本日の目的でした」
小椋「5行上....しかしネーミングセンスが土地柄と時節柄を反映してなくもないですね」

○○を清潔に保ちます

木下「早速きました『ノーベル賞ドリンク』」
小椋「なるほど碧を注ぐものですか。若干旬を逃しているようでもありますが」
木下「鮮度云々は飲んでみればわかります。どうですかこの、防腐剤に少しだけブルーハワイシロップを混ぜたようなけみかるソーダ味、保存はまったく心配ないように思われ」
小椋「確かに。しかし保存というより消毒では。ドリンクというより、トイレのタンクから流れ出てくるあの液体そのものの香ばしさというか、臭いというか」
木下「....まったくです。ブホッ」

前代未聞・炒めアリオ・オーリオ

小椋「そして、こちらが調査対象2件目の『ナマズスパ』ですか。見た目は普通の具入りアリオオーリオに見えますが」
木下「貴方の目は『なぽりたんは忘れましょう』と宣った管理者さんのパスタ師匠に毒されておられますな、どこぞの世界にアルデンテを遥かにブチ抜いたソフト麺のペペロンチーノがありますか、ここ名古屋を除いて」
小椋「それはそうなんですが、ここのメニューにしては珍しく味がアッサリしてるもんで....でこれのどこが『ナマズ』なんでしょう」

初めて見たナマズの白身

木下「これ」
小椋「ホントに入ってるんかいッ」
木下「先週もお世話になった女給仕さんによればそのようですが」
小椋「fish&chipsに入ってる言迷の深海魚かと思いました」
木下「これこれ....でも管理者さんの奥様が仰るように、あまり臭味がありませんね」
小椋「そうですか?私にはなんだか田んぼの薫りがするような」
木下「とりあえず、庭で採ってきたものではないようです」
小椋「やり....で結局あの『50円値上げ』は何だったのでしょう」
木下「単なる書き間違いと思われ」
小椋「どてっ」

海面下も再現

木下「で最後に『噴火』」
小椋「ネーミングが若干社会的に問題がある様な。...しかし男給仕さんにサイズを聞いたら『ウチのメニューでは大きくないほうです』と仰ってましたが、『あつげしょう』と比較して小さいと言われても『マウント・オーガスタスは地球に比べたら石コロほどにもない』といってるようなもんですからねぇ....戦々恐々としながらお待ちしておりましたが、何コレカワイイ」
木下「ヒヨコに間違えられて怒ってるキスケを思わせますな」
小椋「な、なぞ....しかし山頂から溶岩を噴いて成長している西ノ島のおまーぢゅなのでしょうか」

地層

木下「外観もそうなのですが、特筆すべきはその内部構造です。造山活動中の海底火山を見事に再現しています」
小椋「は、はぁ....パンケーキをくりぬいた島の周縁部や、シリアルやマシュマロなどなどに模した火山礫、そして色違いとは言え中央部に充満するアイスの溶岩はわかるとして、底部にも敷き詰められたシリアルはいったい」
木下「チムニー下部にのみ存在する地球生命40億年の歴史的始祖たるメタン菌かと」
小椋「酸欠になりそうです」
木下「大丈夫です、嫌気性菌ですから」
小椋「ちげいます。胸一杯なもんで」
木下「あ、さいですか」

マルガリータってドリンクじゃね?

木下「お手伝い下さる方もいて、何とか本日も散策終了」
小椋「まだこんなに登山...いや散策すべき言迷が残っていますが」
木下「『30チーノ』って絵からするとたぶん氷山の一種ですよね、あらふぃふな我々にはちと無理ぽです。仕方がないのでここは管理者さんの若い世代に未開地を託すとしましょう」
小椋「なんかキッパリ断られておられましたが」
木下「しくしく」
小椋「てなわけでまた来週」
木下「ま、またですか」




--おまけ:拒否って希望は結局名古屋(岐阜)メシ--


--おまけその2:献血するね、オニイチャン(はぁと)--


....その443へ続く(お連れはかつての山ガァル)