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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その440


木下隆雄「いつぞや、貴方が奥さんの地理感覚のなさを嘆いておられたことがあったような」
小椋良二「そういえばそうでした、何度も足繁く出撃しているはずの名古屋方面名神高速経由が全く分からないなどと宣うのです」
木下「多くの女性の場合、空間把握は奇数次元的だそうですからね。偶数次元的な空間把握能力を持つ場合が多い男性と同じ能力を求めるのは酷というモノでしょう」
小椋「なるほど、そこから察するにロリ巨乳という奇数次元的存在を平面に閉じ込めてしまう能力に長けていると云うことなのですね、わかります貴方」
木下「それ、虹違いです...」
小椋「ま、そうはいっても長年の思い込みによる方向感覚のズレというのは性別を超えて存在するモノではないかと思うのです」
木下「ほぉ、といいますと」
小椋「管理者さんなどは自宅から見ると『大津は南』『名古屋は東』などとおっしゃってますし」
木下「なるほど、水たまりの向こう側に行ったことがなく、木曽三川を超えたことが無い○舎もんの悲しさですな、太陽サウンドオンには行かれたようですが」
小椋「そういう管理者さんの黒歴史は置くとして、ときにそうした感覚のズレは遭難の危険を包含する一方で、新たなる経路と大地の発見というイベントをもたらすことも有ると思うのです」
木下「なるほど、ではさっそく行ってみましょう」



小椋「...てなぜナビを」
木下「管理者さんの元同僚によれば、ここが高速を使わない最短ルートだそうですよ」
小椋「いやそうでなくて、だっしゅぼーどがいつものましんでないような」
木下「な、なついでそ」
小椋「隔世の感ありですな。すっ飛んでいきそうなのは同じとしても」
木下「でもこれ、意外と踏ん張りますよ。土台が優秀ですから」
小椋「つか、早く治せ」
木下「しくしく」



木下「で、本日のお仕事完了」
小椋「娯楽のついでに仕事やってませんか」
木下「し、しばらく来ないうちに寂寥感漂ってます。元々サービス産業の街ですから、移り変わりが早いのは致し方ないとしても」
小椋「とりあえずコムロード亡きビルは取り壊しを待つばかり、唐揚屋は同じ揚げ物でも炭水化物屋に、やる気があるのかないのか分からないちうこ屋さんは建物ごと消滅しとりました。以て瞑すべし」
木下「そうして客層も変わっていくのでしょうな。しばらく来ないことで見えてくることもあると思うのです。顔と姿勢と服と年齢と健康状態があっていないごすっとろりっとな方とか」
小椋「なるほど管理者さんとかですね、わかります」
木下「そ、そおした言迷な人々も受容しうる器が街のみりきだとおもいますですよ」
小椋「なぢょ」



木下「では、気を取り直して本日の戦果をば...てをい」
小椋「とある板で話題のエ○板、大須にもあったら」
木下「お店がないので無理ぽです」
小椋「そんなわけでいつもの巡回、いつもの在庫ですな」
木下「簡易白軸、まだ残ってるんですか」
小椋「見ろ、鍵盤がゴミのようだ」
木下「溶けとります。でなんですかこのケーブルは」
小椋「窓十対策」
木下「その前にヴィデヲカァドを」
小椋「げははは」



木下「では、本日のめいんるーと」
小椋「なんか時系列が微妙に前後している件」
木下「ち、ちと早く着きすぎましたから」
小椋「ちなみに音声検索で『マッハ運転』と入力してもこちらが表示されます。流石ぐるぐる先生」
木下「尻さんは平謝りでしたけどね」



木下「めにうはアテになりません。注文はこちら」
小椋「なるほど世相を反映してますな。...って何かが噴き出してきそうな、○○から」
木下「しかし我々の目的はあくまで登頂ではなく散策です。無難なところで『スパイス合衆国』と『イカスミジュース』を」
小椋「それが無難な選択であるところが流石登山、しかし残念ながら女給仕さん曰くイカスミ切れだそうで」
木下「し、仕方有りませんな....では次点に無難なところで庭ジュースを」
小椋「なるほど、庭に生えてるアレですな」
木下「下に沈んでいるモノはそれっぽいのですが、柑橘系のマーマレードのようでもあり、微妙に苦味もあるのであります」
小椋「これも女給仕さんに聞いてみたのですが『私も知らないんです(はぁと)』だそうで」
木下「お、おっとろし〜」



木下「で、メインディッシュはぼるしち....でなくてこちら」
小椋「基本カレーだと思うのですが、なんでしょうこのおじやのような「うぢゅるうぢゅる」感は...しかも辛くて粉っぽいす。発見できた肉塊は2つだけ」
木下「調理中にカレー粉缶を中に落っことしたような入れすぎ感満点のおぢやピラフですな。福神漬じゃなくて紅生姜が乗っている意味がわかりません」
小椋「辛さのヴェクトルを変えてみたかったのでしょうか。いずれにしても旨いことは旨いのですが....生卵が乗ってなかったら、辛さと言うより食感や味的に『キツイ』かもしれません」



木下「闘い散策済んで嗚呼夏の空」
小椋「全くこのような店に行列される方々の脳内構造が理解できません」
木下「といいながら貴方も喜々として遊山されていたではありませんか」
小椋「そ、それにしてもこの赤い単車軍団は...」
木下「流石名古屋国です」
小椋「をを、ご〜ぽすたる」
木下「なぢょ」


....その441は特別編、442へ続く(お隣は氷山に挑む山ガァル)