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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その413


木下隆雄「当たり前といえばそうなのですが、どれほど感動を覚える事象に遭遇しても、他者からすれば取るに足らぬイベントでしかないことはよくあるようです」
小椋良二「貴方が仰っているのは管理者さんが絶賛されていた『言の葉の庭』のことですか」
木下「『現代における印象派の佳作』『だれもが通過する切なさの真実を映像で具現したビルデュングスロマン』と言を尽くして讃えてみても、一緒にみた奥さんは『ヒロインの履いている靴、ブランド品ばかりね』と仰り、御餓鬼様は『はいありがちなラスト、おつかれさんでした〜』ですからね....靴が女性の武装と分かっている奥さんはともかくとして、○○も生えてない△△にまとめスレ的批評されてもねぇ」
小椋「ま、まぁ確かに捉え方は千差万別ですから....管理者さんのレビューだってかなり偏ってたように思いますよ」
木下「あれでも『努めて公正を保とうとした』文章だったそうですよ」
小椋「提督が読んだらあらぬ方向を向いたでしょうか」
木下「だ、だり?」

木下「いずれにしても、ある表現物を鑑賞するにあたって『過去の心的共通体験』というのは重要になってくるのではないでしょうか、『言の葉』のように、『年上の女性に叶わぬ憧れを抱いた思春期の経験』があるのとないのとでは、作品世界への思い入れがまるで違ってくるでしょう」
小椋「なるほど、それがたった2歳年上の銀行員でもですね」
木下「え、えらく具体的ですが....それと同じように、リメイク作品を見る場合に、素地となるオリジナルを知っているかどうかで、作り手の意図までも含めた作品の味わいが大きく変わってくると思うのです」
小椋「なるほど、しかしこればかりはオリジナルに食指をそそられない限り難しい部分もありますね」
木下「そういうことです。で、我々はここの読者のみなさまに、せめてリメイク品でもその感動の入り口に立っていただきたく、『努めて公正を保ち』ながら、ここでご紹介を進めていこうと考えたわけで」
小椋「....よくわかりませんが」
木下「しかしストーリーを追いながらのレビューは反則である以前に、小学生の夏休み宿題の最難関・読書感想文になってしまうので、なるべくそれを回避しながら進めていくことに致しましょう」
小椋「は、はぁ」



小椋「やたらと長いマエフリだと思ったらこれですか、以前にも取り上げてるではないですか」
木下「も、物語も佳境にはいってますし」
小椋「といいながら、6月のネタ枯れ支援」
木下「ぎ、ぎくう」

麗しきジレルの魔女ミーゼラ・セレステラ

小椋「で、いきなりこちらののだーくえるふな方ですか」
木下「これこれ、宇宙に冠たる大ガミラス、その情報戦略を一手に担う麗しの情報宣伝相ミーゼラ・セレステラたんをつかまえて貴方というしとは」
小椋「はぁ...しかしこの方、お名前からするとガトランティス出身ですか」
木下「○シア人ではありませんよ....まぁ純血ガミラスの皆さんからすればどれもこれも普通の民族なら『野蛮人』、異能の種族は『魔女』なんでしょうけどね」
小椋「なるほど、でその異能の部分がこちらの方と重なると」

照射されたい

木下「そいうことです。で某板ではその方と同じ流れで死兆星がアタマの上でキラキラと専らの噂が」
小椋「は、はぁ....つまり整理すると

=====まとめ=====


過酷な幼少期を送っているところを独裁者に拾われる

独裁者の期待通り特殊能力覚醒

迷惑千万な擬似ツンデレ(外に暴虐のツン・独裁者に忠誠という名のデレ)

回想or独白で自分の人生を振り返る←今ココ

独裁者を守って爆死、だが報われず

==まとめここまで==

とこんなぐあいで、やはり流れを逆転させることはできないのでしょうな」
木下「いえそうとも限りません、両者の間には決定的な違いがあります」
小椋「ほぉ、それは」
木下「ろけっとと板」
小椋「をいこら」
木下「し、しかし巨砲....いや巨ぢちというならこちらの方が」

太田ぁ〜

小椋「慣性制御効きすぎです、つかそこ以外共通点がありませんが」
木下「いや正確に検証するなら、形状の違いが....しかし大魚を逸しましたな>オヲタ航宙士」
小椋「だ、ダメだよ〜サブちゃん」
木下「誤解だを〜」

毎度おなじみ流浪の機関士・藪助治

木下「さ、さぁ続いては本作の最重要人物、僕らのヒーロー藪助治くんです」
小椋「○んだ○けに行けば掃いて捨てるほどいますよ、こんなの。それに映画館でもこんな使徒ばかりだったじゃないですか、管理者さんも含めて」
木下「だ、だから僕らの」
小椋「はいはい、で彼の行く末に誰が責任とってくれるのですか」
木下「誰の手でもなく、自由を我が手に」
小椋「そして名誉ガミラス臣民のザルツ乙女と運命の出逢いとか」
木下「それはない」

京女・新見薫と滋賀作・伊藤真也の運命を分けたもの

木下「で、我等がやぶっちをあんな目に遭わせた張本人のこのしとたち」
小椋「だから我等というのは」
木下「まぁそれはおいとくとして、この後対照的な明日を迎えるお二人、その差はいったい何なのでしょう」
小椋「そらぁもう、あの島君籠絡のクネクネに尽きるのでは」
木下「いえ、もう一点大きな違いが」
小椋「はぁ、なんでしょう」
木下「出身県地元私鉄のやる気
小椋「たしかに....でSGRK高原鉄道で彼を取り上げるというのはどうでしょう、狸の着ぐるみとかで」
木下「徳川機関長の方が似合うと思います。しかしサンソンとハンソンが滋賀作と三重作というところに、22世紀になっても変わらぬ近畿東海の不条理が見え隠れいたしませんか>管理者さん」
小椋「全くですなぁ>章魚さん」
木下「そちらの方はすっかり内陸の使徒ですが」

女子会で暴露される『海洋国家と星間国家はメシマズ』

木下「以前管理者さんが渡英の際に、ヒースロー空港で召し上がったfish&chipsで超ジンマシン大会だったことをのべておられましたが、帝国主義的拡張政策をとる国家は、いずこも本国のメシの不味さに定評があるのでしょうか。めるだ嬢ちゃんの腰部高速グラインドしながらパフェ貪食を見てその類似性に思い至る方は多いかと」
小椋「あの缶詰スパゲッティを見る限りそれはほぼ間違いないでしょう。拡張政策それ自体が自転車操業の側面を持っているわけですし、どうせ本国は経済の空洞化が進行しているでしょうから、結局本国に回ってくる物資は超特権階級が独占してしまうでしょうしね」

まるごと肉&まるごと野菜(?)

木下「とりあえず特権的な地位におられるこのお二人の酒宴&お食事ですが。これを見る限り、御説とは根源的に違うところに問題があるような」
小椋「なるほど....画面左の南国っぽい女性はウォルタリアの方でしょうか....何でしょうこの得体の知れないとろぴかるふる〜つのような雑草のような、つかどこを食えと」
木下「多忙かつ蛮族女性好きな元帥閣下は健康にも気を使って...おられませんか。収容所長の丸焼きのみメシもメタボにはどうかと。尤もガミラス人は体内代謝機構がちげうのかもしれませんが」

紅茶(紫茶)のCFに使えそうな笑顔

木下「とはいえこちらはメランの極上品、冷めないうちにどうぞ(ニコリ)」
小椋「目に良さげとは思いますが、我等テロンの民からすればどう見ても一服盛られているような」
木下「ディッツ少尉もあのスイーツの小山を前にして、同様に思ったのではないでしょうか」
小椋「...とはいえ、まぁ艦内の飲食物は全てOrganic Material re-Creating Systemで○○から循環再生してるわけですしね」
小椋「●ソもミ○もないちうことですね、わかります」

搭乗員の救済が先なのでは...

木下「銀英伝世界では確か『同じ文明背景を持つ異なる社会では技術的レベルも大差はなく、一方が新兵器を開発して戦果を上げた場合やられた側は【やっぱり】という反応を示すことが多い』という前提がありました」
小椋「いきなり何ですか」
木下「....とはいったものの、同世界(OVA版)では両国家の艦艇に大きな差異が認められたでしょう」
小椋「あぁなるほど、直接揚陸式か、軌道上停泊式かということですか...つまりイスカンダルの航宙船舶は後者になるわけですね。それにしては400年もの時を経ていながら、しかもその使命が『遍く星々、その知的生命体の救済』であるにもかかわらず、全く同じ角度で地上に刺さっているのはどういうわけでしょう。おそらくは極超音速で、爆発的な衝撃波を地上に叩き付けながらの衝突だけに、そらぁビーメラ星人もビビリますわな」
木下「まぁサーシャさんはおそらく操船の素人、しかも彼女と共に火星に突き立ったのは救命艇ですから、何らかのエマージェンシーだったのでしょうが。考えられるとしたら...1)揚陸艇を出せず直接墜ちた事故説 と、2)あれがの〜まるな着陸説...のどちらかということです。多分400年前から慣性制御技術は存在したでしょうから、衝突に伴う強烈な減速Gもコントロール可能しょう」
小椋「いずれにせよ、星々の知的生命体よりまず乗員の救済を」
木下「ご高説ご立派だわ」

故・大工原航空隊員愛蔵写真のネコ娘は掌帆部員(第三艦橋復旧要員:生還)

木下「出ました、某板で人気肉球赤丸急上昇中の猫娘(*注)。掌帆部員だったんですね」
小椋「いいんですか、こんなすぷらったな画像を」
木下「まぁ本人は無事だったみたいですし良しとしましょう。旦那、以て瞑すべし」
小椋「誤解を招きますよ...単なる宴会ツーショットに見えるのですけど」
木下「これもかめら小僧・オヲタ撮影でしょうか、彼に撮られるとタマシイを抜かれるのでは」
小椋「縁起でモナー」

ちきゅう・・・何もかも皆・・・

木下「さて、では最後にここまでのストーリーの核心部分を」
小椋「は、はぁ?」
木下「残念ながら数が少なくてイマイチですが、これが最後に回収すべき重要な伏線かと」
小椋「イミフなんですけど...と一応言っておいて、さぁそのココロは」
木下「ちきゅ(バキャッ)アウッッ」
小椋「ここまでの『努めて公正を保った紹介』で、ストーリーがお分かりになった方、おられますでしょうか(いや、ない)」
木下「わらひもほうおもう(ヒリヒリ)」


*注1:「宮澤 ちづる」というお名前らしい。

....その414へ続く(ネタバレ禁止)