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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その304

小椋良二「実は私、先日来このコーナーが本質から少しずつ離れてきているような気がしておりまして、密かに危機感を募らせているのであります」
木下隆雄「本質というと、『しけべ』ということですか」
小椋「そっちは貴方にお任せすることにして....ってそうじゃなくて」
木下「それ以外に何か」
小椋「元々我々の登場機会が増えたのは、何ゆえだったですか」
木下「管理者さんの怠慢」
小椋「.....(ばきゃっ)」
木下「あうちっ」

またか〜〜ッッ

小椋「というわけでいってみましょう」
木下「黒くないですよ....ていうか、もう何度目だと思ってるんですか」
小椋「すでに存在自体がネタなんですからしょうがないですね、いくらいぢっても構築しても完成しない、と」
木下「をを、さぐらだふぁみりあ」

目隠し剥がすと製品名現る

小椋「先日管理者さんがお餓鬼様用PCに...といったら、某水棲生物さんに『マトモなPCは無いのか』と突っ込まれておられたようですが」
木下「まああの方所蔵の麻疹の中では1,2を争うマトモな機械ですから。現在ではたった2台しかない新品購入品のうちの1台ですし....でこれがどうかしたんですか」
小椋「結局フィルタリングソフトの具合が悪くて、ただのSkype端末になっているのですが、どうも常時電源ONにしておくにはファンやらドライブやらの騒音が大きすぎるわけで、今回はその辺がメインテナンスポイントというわけです」
木下「なるほど、それにかこつけて全バラご〜ご〜ということですね」
小椋「さ、さぁいくぞ〜」
木下「....やっぱり」

2枚下ろし

木下「ポリカっぽいペラペラ筐体の割には、随分と粘りましたね」
小椋「裏を止めてあるのはサブ筐体の2本ビス+メイン筐体の4本だけなんですけどね....」

無数の小骨フック

小椋「それにしても何でしょう、このウツボの白身に潜む小骨のようなフックは....咬むのがめんどっちくてイッキにいってしまいたくなります」
木下「で、取り返しのつかない事態を招くと」
小椋「いたたた」

ラーメンはσ(^_^;)がセットした方

木下「ここまでバラしただけで一目瞭然ですな、臓物ブッ込みキメラということが」
小椋「高集積システムと呼んでください。よくぞコレだけの巨大な部品を見事にレイアウトしたかと感心いたします」
木下「トグロを巻いているUSBケーブルも目蜂Mのですか」
小椋「すびばせん....ロワーフレームまで外せなかったもんで」
木下「やり」

エアダクト

小椋「で、ここがエアダクト付近」
木下「なるほど...ってこれ、確か両方とも排気側に向いているような」
小椋「それは貴方の聞きそこ間違い、12Vファンの方は吸ってるはずですよ」
木下「そ、そおかなぁ」
小椋「私としてはむしろ、CPUファンが回ってるのになんでその上にもう1個ファンが乗っかってるかに突っ込んで欲しかったです」
木下「そういうコーナーなんですか」
小椋「あ、あり?」

DC-IN/RJ-45/USB

小椋「背面左手(前から見て右手)に、一連のI/F群が」
木下「ここは....さっきの黒トグロが突っ込んであったところですね」
小椋「まぁそうなんですが....しかしこのDC、微妙に筐体と干渉して抜けないんですよね」
木下「そこもやりポイントですか」
小椋「いやむしろ、意図してそうしてあるのではないかと。何せいつテーブル上にジュースをブチ撒けた影響でお母様にぶっ飛ばされた餓鬼様が腹いせに蹴倒すか、或いは安酒喰らってじみへん状態の似非シャウト野郎が床に叩きつけるかわからないファミレス&カラオケ端末ですから」
木下「そこまでやられたら、本体自体が致命傷を蒙るのでは.....」

どどーんと机星

木下「爆音の一端がこいつです」
小椋「これこれ、回転音はほとんどしてないではないですか」
木下「ということは、シーク音が鹿脅しですか」
小椋「そ、そそーですかぁ...?」

続いてアダプタ外し

小椋「HDDの次は、こいつです」
木下「デスクトップの電源としてはこんぱくとですね」
小椋「そうでそ、そうでそ」
木下「単なる皮肉です」
小椋「え、えと....し、省電力ですくとっぷ」
木下「...の皮を被ったぬりかべくん」
小椋「ごあっ」

ロワーフレーム外さず突っ込んだUSBケーブル

木下「出てきました、札幌ラーメン」
小椋「この頑強なフレームが外せなくて隅っこにネジ込んでたんですけどね...今日はついでにやっちまってあげましょう」

爆音ファン取り外し
爆音の主

小椋「こいつが音源というわけで」
木下「なるほど、小径ですから回転数がこのくらいなのはしょうがないですけど....何だか筐体に音がこもっているような感じもしますね」
小椋「同じサイズの山洋製だと、2〜3dbは静かみたいですね」
木下「なるほど、では早速行きますか」
小椋「ここをどこだと思ってるんですか、最寄のぱーつ屋さんまで50km超ですよ。というわけで更に掘り進め〜」
木下「....そいう展開になるのは読めてました」
小椋「でほ」

超頑強ロワーフレーム

木下「何だ、ビスを6本外せば済む話じゃないですか」
小椋「貴方も180度た〜んが得意な方ですね....前回は後部筐体を外すのを躊躇していただけです」
木下「なるほど、ぢゃんく解体は得意でも新品は『いぢれない』と」
小椋「さ、流石に重いぼでーを支えるロワーフレーム、さっきも言ったとおりかなり頑強にできてます」
木下「ていうか、これが目方を増やしてませんか」

外れそうで外れないDC-FANコネクタ

小椋「さて、ではこの3PIN構成のファンコネクタを...ってあれ?」
木下「DC-INに続いてまたしても『外れそうで外れない』構造ですか」
小椋「やっぱりこのロワーサブフレームも外さないといけませんね」

CPUFANダクト

小椋「では、一休みして周辺構造を」
木下「そのまま放置に突入しそうな気もします」
小椋「ひ、人聞きの悪い...」
木下「(なで焦る..)で、ここはCPUFANからの排気口ですな、ポリカ板のダクトがついてて、背面スリットへ熱気を誘導してますね」
小椋「中々に芸が細かいと言えましょう」
木下「建て増し安普請とも」

あらこんな所にAUDIOが

小椋「あー....これですか」
木下「まんまThinkPadの側面って感じですね」

このラインはなんぢゃ?

小椋「それよりも私、この線がミョーに気になります」
木下「何でしょうね....どこに固定するわけでもなく筐体とシャシーの間に束ねて突っ込まれてますが」
小椋「ひょっとして無線のアンテナ?」
木下「そんならもう少し伸ばしてあるんじゃないですか」
小椋「う、うーん....もう少しばらしてみないとわかりませんね」
木下「まだいくんですか、引き返すならこの辺りで」
小椋「なに、ここまで来れば五十歩百歩です」
木下「ニホンゴ、わかりません」

アッパーフレーム外し

小椋「本体上部は超音波型タッチパネル+前面アッパーフレーム+システムボード+シールド+後面アッパーフレームの5層構造です。まずはネジを外しまくって後面フレームを外すとしましょう」
木下「大丈夫ですか、貴方の場合およそ5%の確率でネジが余るという統計が出ていますが」
小椋「な、何をおっしゃいますか....ちゃんとほらこの通りでぢかめでメモってますから万全です」
木下「ということは、万全の自信が無かったと」
小椋「ぱ、ぱわーLCDのラインにちういしてくださいね〜」
木下「....」

ロワーサブフレームの螺子がこんな所に

木下「なんでロワーサブフレームが取れないのかと思ったら、こんな所で固定されてたのですね」
小椋「これはまた....この薄い金属製シールドを外さないとちと無理ですね。さすがは目蜂M、なかなか壊しにくく設計してあります」
木下「底意地が悪いとも」

周囲ビスを全バラで前カバー外し

小椋「後ろがダメなら前から攻めろ」
木下「だんだんしけべが入ってきました」
小椋「....前面脱がせて露出完了」
木下「さらにしけべ」
小椋「や、やり...」

陰極管のラインだったのね

小椋「なるほど、そういうオチか」
木下「オチてませんが....しかし高圧ラインがこんなんでいいんでしょうか」
小椋「さぁ...元々バラすようなとこではありませんし」
木下「をーい...」

やっと露出したロワーサブ固定ネジ

小椋「というわけで、やっとこさロワーサブフレームが外せそうです」
木下「なにもここまでやらなくても、ちょっとコジればあんな細いコネクタだから外せたんじゃないですか」
小椋「そして脆弱なピンを破壊、という万一の事態に備えたまでです」
木下「なるほど、貴方ならそいうこともあるかもですが...しかしこのまま戻して起動不能ってこともぢうぶん考えられるですな」
小椋「え、縁起でもな〜」

ベアボーンT30

小椋「出てまいりました、T30」
木下「なんだか大らかな作りですね」
小椋「240Zを麺棒で展ばした超越のーととはまた違う展開がここに」
木下「そ、そうなのか」

ここに2.5inch/PCCライザー付けるのもアリか?

小椋「そこいら辺のT30しすぼと見比べてみると、どうやらこの図のようにPCカードスロットとHDDが配置されていると推測されます」
木下「なるほど、PCカードを挿すにはライザーが必要ぽですね」
小椋「何が仰りたいのですか」
木下「ご〜ご〜」
小椋「大容量HDDが先です」
木下「ていうか、それを入れるスペースがあるんですか」
小椋「しまった、それを確かめるのを忘れてた...」
木下「この放送は録画でお送りしております」
小椋「バレたか」
木下「やり」

DC/USB/LANも外ダシだ

小椋「では、急ぐ事も無くなりましたのでマターリと電源部でも眺めてみましょう」
木下「これ、インバータじゃないんですか」
小椋「ま、その辺モロモロです」
木下「ロジックに弱いトコロ、バレバレですな」

ウルトラベイI/Fから起動してたんか...(^^;

小椋「ここは構造的にみて、UltraBayのI/Fですね」
木下「なるほど、拡張ベイからの起動でしたか」
小椋「だからCドライブにもかかわらず取り外せるのです」
木下「では、電源ブチ込んで分離実験」
小椋「この状態でなでそれを」
木下「意味不明だから実験といったのは貴方」
小椋「春ですなぁ」

た〜ぼふぁん?

小椋「このFANユニット自体は共通部品と思われますが、煙突がついてます」
木下「さっきのポリカダクトに接続している部分ですな。でこの手前の出っ張りは」
小椋「多分吸気口ではないかと」
木下「T30で言うと、右側面背部寄りにあたりますか」
小椋「情報提供をお待ちしております」
木下「現物提供もお待ちしております」
小椋「無理だってば」

スキを突いて取り回しぃっ

小椋「で、今回のメインテーマ『ぬりかべくんだって有線だい』を早速実行です」
木下「相変わらずのトリアタマですな」
小椋「例のUSB無線LANが重くて不安定でイマイチ使えないんだからしょうがないですね、せっかくここまでバラしたんですからやってしまいましょう」
木下「ほほぉ、こんなんでカテゴリー6なんですか」
小椋「時代は確実に進んでいるんです、われわれも最早おぢゃんくを相手にしている場合ではありません」
木下「またそのような『貴方を』全否定するようなことを....それにこのましん、100BASE-TXですから完全にオーバースペックですよ」
小椋「しょうがないでしょう、近所の店にはこれしかなかったんだから」
木下「貴方の場合、住んでる町がおぢゃんく様」
小椋「し、しくしく....」
木下「よちよち」
小椋「それはともかく、このラインならなんとか隙間をぬって筐体の下面から引き出せそうです」
木下「なんか意図してちょっとだけ空かせてあるような場所ですね」
小椋「通常は電源と一緒の右側のスリットから出すんでしょうけどね」

無理からロワー下隙間に押し込んだUSBx2本

小椋「そっちはこいつらで手一杯」
木下「又ギリギリのところを取り回してますね....前面筐体とロワーフレームの間なんて」
小椋「どうですか、これも図ったようにピッタリです。ファミレスでもこういうふうに2つのポートを引き出してるんではないでしょうか」
木下「そしてメモリと持ち込みk/bでnyされて山田に破壊されると」
小椋「あ"。。。」
木下「やり」
小椋「と、ともかく大幅に収納すべき部分が分散されたケーブルを引き出してと」
木下「2本出す必要があったのですか」
小椋「1本は本体USBポートに直結しないと動かないデバイス用に」
木下「なるほど」
小椋「これでめでたく収納成功です」

お約束ヽ( ´ー`)丿

木下「....この4つほど余ったツブツブは何ですか」
小椋「あ、あれはその....『画竜点睛を欠く』というか、そうそう、大工の棟梁は屋根に玄翁を残していくと言うでは有りませんか」
木下「ていうか鎹の打ち忘れ、そのうち倒壊するのでは」
小椋「何こんなのでほでほ〜」
木下「ソウくると思ってました」

メニュー差し/曲目集も使える

小椋「ついでだからこれも付けちゃいましょう。メニュー&曲目リストの代わりにきーぼーど」
木下「なるほどこれはいいですね、で貴方のお餓鬼様にげしげしされると」
小椋「はっ、それを考えてなかった...」
木下「それで当初の静音化はどうなったんですか」
小椋「それでは又次回〜」
木下「春ですなぁ...」

....その305へ続く(ぬりかべくんGSR)