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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その93

木下隆雄「そういえば、こないだアキバで返り討ちに遭ったわけですがあの時貴方、なにやらスタンプ求めてさまよってましたね」
小椋良二「あれは『勝利』だと申し上げた筈ですが....それに別にさまよっていたわけではありません。スタンプラリーですよ」
木下「なるほど、『病膏肓に入る』とはこのことですな」
小椋「あれは管理人さんの趣味でしょう....」
木下「いずれにせよ完全に頓挫していると」
小椋「しくしく・・・」
木下「だからなで貴方が哭く....?」

小椋「わざわざ巡回していたのはただスタンプが目的なのではなくて、景品が当たるからだったんです。一等が液晶ディスプレイですよ液晶」
木下「んで、何が当たったんです?」
小椋「.....コレ」


木下「・・・・なるほど、人生照る日もあれば曇る日もあると言う事ですか」
小椋「と、とはいえですね、これってほら、ボールペンですけどここを吹くと(ピロピロピロ〜)笛になります」
木下「貴方は◎村ですか」
小椋「ふ、ふるぅ〜」



木下「しかしこうしてノベルティにハマって行く人がいるのですな、困ったもんです」
小椋「そうはいってもほら、実際こんなクールなのもあるわけですし」

木下「・・・貴方これをゲットするために3回も乗車して毎回同じスタッフに遭遇して嫌がられ、最後は『げし外道、3回目にはそっと盗り』だったそうではないですか」
小椋「ふ、ファンは時にマニアと間違われて迫害を受けるものです....もともとこういうノベルティってウケ狙いの一発勝負みたいなところがありますから、実用性二の次のワケワカなものがけっこうあったりしますよね」
木下「強引に話題をフリましたね....わたしはそうは思いませんね、これなんかとっても便利なハイブリッドアイテムです」
小椋「・・・・」
木下「どうですこの、卓上ブラシと書類立てを高次元で融合させた機能性、そして仕事に疲れたココロを癒す曲線的なユニークなフォルム。卓上には必置の一台です」
小椋「さっきのAcer笛ボールペンもなんですけど、ハイブリッドというよりキメラにしか見えませんが・・・」
木下「やっぱり?」







....その94へ続く(ターゲットは医者より看護婦)