和歌山
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私的# 320
駅名 和歌山
線区 紀勢本線阪和線
和歌山線
捕捉日 1986/01/08_04:53
種別 黒四角
タイトル 「名勝和歌浦と紀州五十五万石の城下町の駅」
他スタンプ  − 
いささか長ったらしくてまとまりに欠けるようなタイトルである。外周を3/4周し、星が2つしかないのも珍しい。
筆者はなぜか社会人になってからこの和歌山に宿泊することが数度あった。特に和歌山市自体に用事があったわけではないのだが、紀伊田辺の取引先に赴く前日は必ず和歌山に泊まったのである。安い定宿を見つけたというのもあるのだが、緊張体質の筆者は、取引先での仕事の前に心理的クッションを一段入れたかったのだと思う。つくづく営業には向いてない性格だ。
そんな将来のことも露知らず、このスタンプを押した学生時代の筆者は、駅舎にも入れず、ようやく開いた和歌山線の始発列車、その暖房の入っていない厳寒の車内で、「はやたま」を乗り捨てた後悔と、暖房を入れない大阪鉄道管理局の処置への憤激を抱えていた。もっとも下り「はやたま」からその列車に乗り継ごうなどという人間は他にはいなかったのだから仕方がないといえば仕方がない。