戸狩
飯山←飯山線→十日町
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私的# 189
駅名 戸狩
線区 飯山線
捕捉日 1985/08/24_09:42
種別 紫四角
タイトル 「あいらしい鳩車の駅」
他スタンプ  −
小浜でボケを重ねたところへ、さらに3段目に点火だ。この項でボケを「合宿の影響」と、あたかも空手部の合宿が終わったかの表現をしていたが、終わっていなかったのだ。
この年だけなぜか常宿の羽咋長手民宿を離れ、遠く北信濃は戸狩で合宿を行うことにしたのだが、結局宿の都合がつかずに盆過ぎの妙な時期に行うことになってしまった。
豊野で乗り換えた飯山線の気動車は非冷房で溶解しそうなほど暑かった。車内に陣取った学ラン・下駄履きの言迷の一団は、目指す彼方にある涼冷な高原の楽園を夢見て耐えていた。
そして辿り着いたのは.......甲府盆地の夏、あるいは東京ヒートアイランドに勝るとも劣らない長野盆地の炎熱地獄だった。
途中でシゴキに耐えかねて夜中に脱走、金沢まで逃げ帰った徳山君、君の判断は全く正しい。おかげで「捜索に行って参ります」と物見遊山がてら出撃した筆者たちはこうしてスタンプを押せたのだから。
牛カルビをしけば確実にコンガリであろう焼けたアスファルト上を裸足でランニングし、卵を埋めればハードボイルドばっちしの土の上で巻き藁突きを繰り返し、気がつけば火傷と裂傷と感染症で両足切断寸前だった牧田君、もう少し我慢というものを忘れたほうがいいと思うよ、キミは。
そして死にそうな顔で淡々とシゴキに耐えていた浜屋君....お元気ですか。
しかしそうしたドサクサに紛れてスタンプだけはしっかり押している筆者は、やはり大したものだと自画自賛しているところである。