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発売元/製造元 |
(ruined) MAD CATZ Interactive 新生MAD CATZ Globalはこちら |
諸元 |
キー配列 |
67keys+10 media & pointing keys /US
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メカニズム |
Pantagraph+rubber cup/membrane Stroke:2mm/pressure weight: 60±10g
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備考 |
I/F:Bluetooth 3.0/MicroUSB(for charge only) |
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Junk Point |
赤札特価1020円引き→後に黒モデルも1000円引き
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ここに取り上げるキーボードに「ゲーミング」を謳うモノが勢力を増して久しい。
ていうか、ゲーミングキーボード以外の目新しいHIDが市場に出現しなくなってきている気がしてならないのは筆者だけであろうか。
とはいえ、どのようなジャンルの製品であれ、ピンからキリまであるのはどれも同じなわけでである。
現に筆者が所有しているゲーミングキーボードとやらでも、こんなピンと、こんなキリが存在しているのである。要は....言ったもん勝ちなのだろう。多分。
本製品を発売している”MAD CATZ” は、その世界では名の知れたハードウェアベンダーということのようだ。
一応それらしくバックライトがついていたり、A/D/W/Sにもゲーム操作用の印字が入っていたりする。
だが4年前の発売当初にスタパ氏がこちらでレビューされているように、この「S.T.R.I.K.E.M」はどちらかというとモバイルデバイスのハードウェアキーボード入力に特化したデバイスになっているように思われる。
筆者の感覚では、文字キーは等ピッチで配置されていて、タイプしやすい。
スタパ氏が「小さい」と評されたキートップも、A5ミニノートを知る世代にとってはさほど寸詰まりな感じをいだかせない。
一方、ほかのレビューでも触れられているように、本機右端は微妙に特殊なキー配置を採用している。
Backspace/Enterが一列ずつホームポジションより上にあり、また、/キーも最下段ではなく、Enterの下にあるのだ。
このため、ホームポジション段にあると体が覚えているEnterキーを叩こうとして、その高さにあるDeleteキー(ちなみにDelキーはiOSでも右消し)を押してしまうことが何度かあった。同様に、/キーも自分が覚えているより一段高いところにあるため、カーソルキーを叩いてしまう。
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(左)メディアコントロール(右)Optical Finger Navigation |
上記の点を踏まえて検討すると、キーの段と非平行(斜め)に切ってある、キーボード下面のラインを身体と平行に配置したところがより良いポジションと思われる。
当然、そのポジションではキーの横列は右下がりになっているが、それにより本来は一段上にズレているenterなどの右端のキーとの位置関係がよくなるので打ちやすいのである。
Windows/Androidではポインティングデバイスが使用できるので、さらに便利になる。その上マルチボンディングなので、筆者所有のモバイルデバイスを全てボンディングしておいて、キー一つで切り替えて使うということが可能である。
右上端にある、上面に指を滑らせるポインティングデバイス(Optical Finger Navigation)は思いのほか出来が良い。ただし、ポインタ自体にクリック機能がついてはいるが、クリックしようとするとポインタがずれてしまう。左右にマウスボタンが配置されているので、そちらを使う方が確実に操作できる。
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底辺を平行に設置したところ やや右下がり列にした方が打ちやすい |
試したところでは、左端のメディアキー、ローラーは音量、クリック機能付き(音on/off)だが、iOS上のMusicでは動作しなかった。またIOS11での日本語/半角切り替えはCTRL+スペース及びCapsLockキーになる。
発売当初(2014/08)10,778円。
流石にこの価格では、当時存在を知っていたとしても手を出さなかったと思われるが、2018/04現在、Amazonでは6000円offの投げ売りが始まっていて、筆者のうっかりポチ兵衛に捕捉されてしまった。
筆者は尼検索時1020円という価格差に負けて、カッコいいと思った黒色モデルではなく、どちらかというと「これはチョット....」と思った赤色モデルを選んだ。
だが到着してのち家に置きっぱなしにして帰宅した一日、普段は筆者のkeyboardの群れに何も言わない筆者のパートナーが「これ、かっこいいね」などという。女性の感性はイマイチよくわからないものだ。
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