Logicool G910 ORION SPARK |
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発売元/製造元 | Logitech GmbH | ||||||||
諸元 |
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Junk Point | 赤TKBも思いのまま | ||||||||
先日ニュースサイトを眺めていて、ある記事に目が留まった。 中国国内の雑誌に、日本を手強いと思うかどうかという記事があったそうである。 その中で、「手強い」と評価する根拠として「最終プロダクツの生産から早々に手を引き、工作機械の生産分野にシフトして生産業の根幹を押さえている」点を挙げる論者がおられた。 これはおそらく一般的な視点なのではないかと思うのだが、一方でそうした現在の日本が得意としている分野も、実は安閑としていられない側面もある。 別のTV報道で、日本の産業用ロボットが、アジア向け市場において、韓国や台湾といった後続国メーカー相手に苦戦しているというものがあった。 その原因が、装備しているHIDにあるというのだ。 従来の生産現場で、諸元入力を行うのはキーボードが一般的だったと思われるのだが、今日産業新興国においては、キーボードの操作に習熟していない作業員が多くなり、そうした人々が使用するデバイスはタッチパネルとフリック入力になってきているとのことなのである。 尤も日本の工作機械産業界でも早晩こうした流れに対応するのは確実と思われるのだが、Keyboard Junkyの筆者としては、ことほど左様にマン・マシンインターフェイスの変遷が急速に進んでいるのかと、隔世の感を抱かずには居られない。 現に今筆者はスタバのすみっコに陣取り、MemoPad7+BTkeyboard for Nexus7でこの文章を書いているのだが、店内を見渡すと同様の電子機器を使って物書きをしている方々の半数以上はキーボードを使用していない。伝え聞くところの「学生の多くがスマホやタブレットでレポートを書く」「キーボードを使えない(使わない)学生が多数派になりつつある」というのも、あながち誇張ではないのか....と実感しているところだ。
(2017/03/08記) |