Happy Hacking Keyboard Lite2(JP) |
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製造元 | PFU Co.Ltd | ||||||
諸元 |
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Junk Point | 偽林檎用? | ||||||
筆者が初めて本格的に使ったキーボード.....はPC-9801VX2付属のモノだったが、AT互換機用はというと富士通製のこのゴム椀式106キーボードだった。 それがいつかあれやこれやと半可通を気取って色々使う内に、今ではバックリングスプリングやパンタグラフ式のクリッカブルなタッチでないと....という風になってしまった。 実際にはIBM9103に付いてきた東プレのキャパシティブキーボードなどにも「お、これは。」と興味を持ったりはしているのだが、実際に日常的に使用するとなると、如何に通の皆さんがやれ茶軸だ、リニアだと宣っても、どこかで「くきっ」という感触がないと頼りなく感じられてしまうのである。ましてやそれが「ぎゅう。」であった日には.... そんなキーボードライフを送っていた筆者に衝撃を与えたのが、誰有ろう、RealForce106である。 どうか「何をいまさら」と突っ込まないでいただきたい。 筆者の持つキャパシティブキーボードの印象(=先の9103添付キーボードの印象)は、「確かだが、タイトで重いタッチ」「長時間の高速タイピングには不向き」というものだった。だが、そこを変荷重でチューニングしてあるのがRealForceたる所以であることを、迂闊にも知らなかったのだ。 106キーに加えて、筆者好みの艶消しブラックの本体。 生産中止で、在庫限り。残りはあと2箱。 ほぼ2万円という恐るべき正札を前に、筆者は20分近く考えた。 考えた。 .....で、手元に今いるのが、このチビん子である。 いや、ホントは先にこいつを買っていて、もう一枚いっちゃえ....と、すんでの所までいっていたのだ。 しかし地元までの450kmの道程を考えると....「通販でもいいや」とまあそういうことに相成ったのである。 こちらももう説明の必要もないほど有名なミニキーボードだ。とはいえ、昔からのHHKB使いの方々からは「あんなのHHKBではない」という声もあると聞く。 ギリギリまでキーを削って共用+コンパクト化するのがHHKBのコンセプトであるから、その本来の姿からは若干ズレてきているのであろう。しかも日本語版。おそらく101/104ユーザーが106/109を否定するよりも、その拒絶反応は強いことが想像できる。 しかし筆者は根っからのDOS/Win人間であるから、UNIX使いの鬼Ctrlとは無縁のAltショートカット使いだし、カーソルキーはあるに越したことはない。一般ユーザーでさえ「使わない」という声の多い「変換/無変換」も、かな/カナ切り替えを多用する筆者には便利だ。 ....まぁキーボード使いとしては「ハンパ」なんですけどね。いいじゃん、使いやすければ。 というわけで、実に目的とは1/10の出費で代償行為を行った筆者である。 なにやらMacな刻印シールが手前に貼ってあるところを見ると、MacMiniかその辺のマシンと共にどこかから大量に放り出されたものではないかと思われる。状態もゴム椀式のモノにしては割と良い(それはそうだ、一山いくら状態のパレットからかなり選り分けたから)。 しかしこうしてこのキーボードを叩いていると「キャパシティブのHHKB Professionalってどんなだろう」と思ってしまう。 こちらは現行モデルのPro2にもカーソルキーがついていないので筆者には敷居が高いし、さらにそれよりも値段が高い。 流石に漆塗りやアルミ製は常識外としても、この金額を払うのだったら筆者なら先のRealForceを買うだろう.....ってちょっと前にVirtual Keyboardを買おうとか画策してなかったっけ?>私 (2008/06/28記) |