FMV-KB501 K端末エミュレータキーボード
製造元 Fujitsu Co.ltd.
諸元
キー配列 独自配列 136keys
メカニズム membrane/ゴム腕
備考 I/F:PS/2
Junk Point おいこれどう使うのチミィ
筆者にはまるで分からないキーばかり
だが106keyと同じ位置のキーに同じ機能が割り当てられているような

「神様が相手じゃ、俺たちなんかぱそこん小僧みたいなもんだからなぁ」
....HOSに仕掛けられたシステム暴走ロジックを解明すべく四畳半自室で奮闘する篠原遊馬とシバシゲオが漏らした独白である。

あれから四半世紀(作品世界では10年くらい?)、筆者は相変わらずデスクトップの前でげしげしし続けるだけの『ぱそこん小僧』の末席から抜け出せずにいる。普段の生活上は言うに及ばず、仕事においてもメインフレームにエミュレータ端末で接続して利用....などという機会は皆無なのだから当然なのだが。

いや、以前にそうした機会がなかったわけではない。
筆者が卒業後初めて勤めた会社の支店には、それらしきモノがあったのだ。
当時は売上実績ひとつ見るために、いちいち端末を立ち上げて本社のメインフレームに接続しなければならなかった。
....が、端末は営業所に1台のみで、その操作自体もやたら面倒な手順を踏まなければならなかった。
そんなわけで、結局その端末を使うのは、データを管理して上司に報告する事務方の女性か、もしくは営業に出る必要が無く、ヒマをもてあましている支店長〜営業課長クラスのオサーンぐらいだったのである。

基板は裏側に
鉄板入りなので剛性・重量ともに○

そんな筆者だが、重箱のスミを突くが如き趣味のおかげでこうした縁遠き世界の産物に触れる機会を得ることもある。

資料によるとこのキーボードは、FMVシリーズのPCをPRIMERGY 6000/GRANPOWER6000/Kシリーズホストコンピュータの標準端末であるFMG 系端末(FMG α/K1500シリーズ等)のK接続機能をエミュレーションするエミュレータとして使用する際のK端末エミュレータキーボードである。

.....すみません、書いててどんなものか分かりません。コピペしてきただけです。

要はKシリーズメインフレームに接続した際に必要なキーアサインをフル実装したキーボードということなのだろう。

一方で、端末エミュレータはWindows上で動作するので、キーボードとしては106JISキーボードのアサインも持っている必要がある。
そんなわけかどうか定かではないが、このFMV-KB501は普通のWindowsPCに接続してもそこそこ使えるキーアサインになっている。
富士通高見澤のスイッチ
大型キーはスタビが入っている
メーカーサイトをみると、このキーボードの標準販売価格は\33,000、オフィスサプライヤーの方では新品で\49,800というとんでもない価格がついている。
....で、筆者はこの板いつもの如く大須のPC網で入手した。箱はないがおそらくほぼ未使用品。価格は....\1,980でした。いいんでしょうか....はい、いいんです。おぢゃんく箱に突っ込んでましたから。

メーカーがメーカーだけに分かっていたことだが、家に帰って開封、PS/2←→USB変換ケーブルを介してWin7機に接続して打ってみると....これは非常に懐かしい感触だった。
1993年に初めて買ったDOS/V機に付いてきたこれのタッチを思い出したからである。いや、スイッチが同じだから当然タイプフィールは同じになるわけで。
重量2kgまで書いてある
型番からして高見澤(をぃ)
もちろん、30個以上も付いている(Windows上では)余計なキーと、えらくちっちぇえ「改行」キーと、その真下に配置されている、改行キーとほぼ同じ大きさの「カタカナ/ひらがな」、そしてWinでは反応しない(今のところ有効にする方法がわからない)「入力/実行」キーや、他にも妙なところに配置されている妙なキーなど、Windows使いのぱそ小僧には厄介な点がいくつかある。

だがキーボードとしては非常にタッチが優れているし(Libertouch並み...は言い過ぎだが)、特殊な配列も慣れれば基本は106key配列なので問題なくなりそうだ。

....とはいえこの妙ちきりん配列に慣れると、こんどは逆に他のふつ〜のUS/JIS鍵盤でしんどい思いをしそうである。




(2014/10/17記)

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