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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その507


木下隆雄「波乱が続く今年のスタートからダッシュをかました管理者さんでしたが、まあ毎度の如くガス欠を起こしておられたようで」
小椋良二「いつもに増して長い空白でしたな。まるで何処かのロングアゴォな野球指導者のような」
木下「あ、あの方は噂によると今までも時々テンパると定期的に姿を消しておられたみたいですよ。管理者さんが以前取引されていた化粧品会社の社長(嫁はんが実権を握っている)みたく」
小椋「ああ、あの緑のオ○"さんの」
木下「それは湖国の元知事です」
小椋「おんなじ様なモンだろ」
木下「こ、こりこり」
木下「いずれにしても余りに長い充電期間は好ましくありません。我らもこのままこのサイト諸共消滅する危険が」
小椋「そうですな。管理者さんのブックマーク先のほぼ全てが404だったと漏れ聞いておりますし、ここいらでネタを放出していかないと、彼自身時代に取り残されてしまいかねませんな、いやされてるか」
木下「そ、そげなことを」
小椋「とはいえ蒸発期間にも散財はされていたようですからね、まずなにから参りましょうか」



小椋「先入れ先出し....」
木下「草生える前にとつにうです」
小椋「ていうか、今まで調べたところではどう考えても徒歩ないしはヨっ○れんさんのようにチャリでしか走破は無理なんじゃないですか」
木下「それはそうなんですけど、行けるところまで行ってみようと。丁度梅雨の晴れ間ですし」
小椋「それはいいんですけど、貴方ワクチン接種の影響で熱発しているのでは」
木下「川風に当たれば、この火照りも取れようというものです」
小椋「風じゃなくて、川そのものにダイヴしそうな」
木下「き、きをつけてご〜ご〜」



木下「我々実のところ、418号の状況はあまりよくわかってないのです」
小椋「その状況でのこのこやってきたのですか。もう今となってはガッツリ新道が開通してますけど」
木下「そうなんですよね。でも我々のスタート地点となった美濃加茂辺りは、県道にも一時停止で道を譲り、気がつくと走召国道41号に紛れて行方不明になっていたりと、そこはかとない地味さを発揮しております」
小椋「で、どうやらその区間の入口である八百津町にやってまいりました。杉原千畝記念館方面へ右に折れていく道がその区間ということですな」



木下「ああ、そこかしこのサイトで見た憧れの木曽川沿岸区間」
小椋「憧れ....まあまだこの区間はダム湖の畔でそこそこ道も走りやすいですな。前からは全く車が来ませんし。をや、例のたのーですか」
木下「いや、あんなに短く見通しの良いモノではなかったように思います。しかしなんとなくR303八草峠を思わせる道ですが」
小椋「アレに比べると、もう少し石垣が目立つようです。崖の岩がかなりモロそうですし」
木下「隕石とはいかないまでも、子隕石ぐらいのやつはそこかしこに落ちてますな」
小椋「なるほど、親玉を目指すと」
木下「た、たぶん無理ゲだと思います....」



木下「やってきました湯谷橋。左へ行くと篠原スズハラ八百津線を経てR418新道に戻るわけですが」
小椋「どっちに行くのですか。右は通行止めのバリケードがありますが」
木下「大垣女史がおっしゃていました。『それ、多分通れるぞ』と」
小椋「えー」



木下「湯谷を抜けると、少しガレ方が顕著になってきたような」
小椋「貴方いいのですか。崖側に気を取られていると、結構路肩が微妙なところも多くなってきましたよ、しかも幅員2.0mの表示は伊達ではありませんし、路肩の下もだんだん高度が上がってきているような」
木下「そんな中、対岸には白砂のプライベートブィーチが。月明かり青い岬に○○の目を盗んできたけど、真夜中に呼び出すなんて貴方ってどういうつもり?」
小椋「絶滅したと思われるアナログマに顔面バリバリ食われますよ、つかあそこまでどうやって」
木下「むーんらいとまぢっく」
小椋「何を言うてんねん」



小椋「そんなこと言ってるうちに、ああ来てしまいました」
木下「手前には『二股トンネル付近崩落の為通行できません』とか書いてあったんですけどね。隧道入口前に工事の飯場がありました。未だ直してるんですな」
小椋「そうでもないとここまで辿り着けない感じではありました。苔むしてかなりスリッピーな路面ですが、一応轍もありましたし...で、引き返しますか」
木下「ここを行かずして、何の418号ですか」
小椋「で、でも何かその....」
木下「きょわいんですか?」
小椋「ととととんでもない」
木下「では参りましょう。何か映っているかもしれない坑内はこちらでどうぞ
小椋「もきゃーーー」
(.....)
小椋「....入口と内部で坑口面積が違う、なかなかに興味深い構造でした」
木下「冷静に分析されていますが、なにやらガクブルなご様子」
小椋「と、とくになにもなかったようで良かったです」
木下「帰りもありますけど」
小椋「.....き、きっと恵那側へ通り抜けられるですよ」
木下「ほらやってきた」



小椋「.....」
木下「いわんこっちゃない」
小椋「どの口が....てどうします。引き返しますか」
木下「そうですな、ここは貴重な転回点ですし」
小椋「とはいえ、あのガレ場をまた戻るのも...ってあれ、オフローダーな方が後ろから」



木下「をを、山のほうへ登っていきましたな。この地図によると」
小椋「現在地、ほとんど見えませんけど」
木下「そうなんですが、このいっちょくせんな町道が先ほど分岐した湯谷八百津線に再度合流する道のようです」
小椋「とはいえかなり急勾配です」
木下「なに、じむにぃ君なら楽勝です」
小椋「と貴方の腕次第」
木下「い、行ったらぁ〜」



小椋「さ、さっきの一直線な案内図は一体なんですか。4駆にしたジムニーでは展開しないと曲がれない九十九折りの連続」
木下「知ってた。ナビで」
小椋「おいこら」
木下「ま、まあこの程度の道は五僧峠で慣れておりますし...登り切ったところに集落が現れるのも予定通り」
小椋「んなこと言って、結構ビックリしてたじゃないですか。しかもこの集落、各戸に車が停まっててみなさんお住まいのようですよ」
木下「確かに凄いです。毎日あの418号を通ってお仕事に行っておられるとは」
小椋「新道の方ね」
木下「あ、そですね」
小椋「で、結局隕石詣は」
木下「次回の宿題と言うことで」
小椋「ほぼ無理ポ」
木下「でへ」
小椋「やり」



-- おまけ1:とみかとはちやと418 --





-- おまけ2:新道でバンジィー --





....その508へ続く(走召険道にも至らず)