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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その483



木下隆雄「私が推測しますに、今年は大きな分岐点になる年ではないかと思うのです」
小椋良二「私が思うに、紺碧&旭日世界の大高氏と高杉氏は、毎年新年会に酒の勢いで『今年こそ戦局の分岐点になる年』と仰っていたのではないかと記憶しているのです」
木下「そ、そげなお盆オチ小説を引き合いに出されましても困るのですが」
小椋「はいはい、でそれは管理者さんが奥様に言われて戦々恐々となさっておられることだと。まあ事業はうまくいっている時こそガードを固めろと、不味いビールのCFキャラに選ばれて作中で思わずコップの中に視線を落してしまった自称国際ジャーナリストも仰ってますしね」
木下「管理者さんの場合、独立前から今日に至るまで難儀の連続で、開業時点ですでに胃に穴を空けておられたように記憶していますが....とそれはともかく、早々にお盆に帰ってくる人とならないように、分岐を誤らないようにすることは大事かと思います」
小椋「まあそうですね、生きていればこその散財とも申しますし」
木下「それはあ〜たでそ」
小椋「人はなべてそうですな。というわけでまた秋葉で遭遇せんことを>銀河鉄道さん」
木下「ていうか、まだ一度もお会いしてません>しぽぽさん」
小椋「そ、そでした」



木下「そんなこんなで、五僧峠への分岐」
小椋「ありがちな唐突感の演出ありがとうございます。こないだ確か管理者さんが霊山登山口の廃村に凸された途次ですな」
木下「そうです。もう少し奥まった所にいくつか分岐点があったので、そのあたりかと思っていたのですが、想像よりも立派な県道(139号上石津多賀線)でございます」
小椋「とはいえ途中を林道でつないでいる分断県道ですし、やや期待が持てるところです」



小椋「っていきなりこれかッ」
木下「な、なかなかの急坂です。舗装はしてあれど、およそ林道並ですな」
小椋「ていうか、この道幅でなんか前から何台も下りてきますよ」
木下「イヤ何、そのためのジムニィ君です....ってあれ」
小椋「対向中にケツ振るなぁ〜ズリ下がるなぁ〜」
木下「そ、そう仰いましても今はFRモードで」
小椋「とっととAWDにせんかいっ」



木下「なんとか切り抜けました」
小椋「全く4駆遣いの風上にも置けない○○ぶりです....とそれはともかく、なにか前方に見えたのですが」
木下「....こちらの方でしょうか」
小椋「ま、まあ管理者さんの地元でも10kmの登山道まらそんが有るぐらいですし」



木下「九十九折セクションを抜けて、だいぶ上がってきました」
小椋「少し明るくなってきましたな。そういえばこのあたりは麓の大社建立用の杉林になってるので鬱蒼としてましたが」
木下「雰囲気としては、八草峠と似ているように思います」
小椋「ちうことは、崖下も」
木下「はい、このとおりFTD」
小椋「や、やり....」



小椋「を、をや集落が見えてきましたぞ。こんな所に人が」
木下「住んでませんな。どうやら廃集落とのことです。R157では多少とも人の姿があったように記憶しているのですが」
小椋「そのかわし、あちらこちらにお墓の姿が」
木下「な、なんか墓地という概念のない集落だったんですかねぇ」
小椋「と、目の前に」



木下「墓交差点て」
小椋「い、いやこれは温見の地蔵さんとは性質を異にするモノでしょう」
木下「我々はたまたま盛夏の昼下がりに来たからよいものの、これが初冬の寒風吹きすさぶ真夜中だったら....」
小椋「誰もそんなときに来ませんて」



木下「んでもって、またお墓」
小椋「も、もういいでしょう」
木下「そうですな。在りし日の保月集落を偲びながら、我々は先へ向かうと致しましょう」
小椋「それはいいのですが、あの」
木下「みなまで仰いますな、かの峠伝道師サイトによれば、保月・杉・五僧の三集落で脇ヶ畑村を形成しており、その村も昭和30年4月1日の多賀町への合併をもってその65年に及ぶ歴史に幕を閉じたとあります」
小椋「い、いやそういうことではなくて」



小椋「分岐を間違えてひたすら南下した我々は、R307大君が畑に出てしまいましたとさ」
木下「もげろっちょ」
小椋「どうするんです、行く手の三重側は再三の風水害による大崩落で絶賛行き止まり中ですが、R307を多賀側へ引き返しますか」
木下「元来た道を戻るなど言語道断っ、我々はあくまで五僧を目指すことに致します」
小椋「をを、とさか先輩....って言ってることとやってることが、微妙に矛盾している希ガス」
木下「日没まであと1時間、全速前進」
小椋「よ、酔いそう....」



木下「なんとか峠に辿り着きました。ふう」
小椋「ていうか、分岐からこっち、道幅はともかくえらく立派な舗装整備がされていたように思うのですが。『林道』になってから」
木下「しかたありませんな。これはSG-GF境界あるあるです」
小椋「なるほど」
木下「というわけで、『峠から類推される地域間の経済格差についての考察#21』はこのへんで」
小椋「当初のタイトルと微妙に違っている気がするのですが....まそれはともかく、この後GF県側の様子を」
木下「盛り上がって参りましたが、この後はれこぉどでお楽しみください
小椋「おまいは枝雀師匠かっ」




*1:九日 日 走召 乾 燥 ビール

*2:嫌いなモノ、マズイモノを無理矢理飲まされている人間が無意識に取る行動。

....その484へ続く(タイヤ換えてもウデは補えず)