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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その500


小椋良二「世界最悪の感染症大国では、聖木で最も嫌われている水生齧歯類セレブがタコ踊りを踊ったり、女優とスタントが入り乱れて殴り合いを演じたりとお忙しそうですが」
木下隆雄「それぞれのお国の事情がありますからね。とりあえず黒電話は謙虚になられたようですし」
小椋「本人でない説....ってそうした世界情勢は置いとくとしても、現在の日本を考えると、これは正にここのコーナーを伸ばしまくる絶好の機会ともいえるのではないでしょうか」
木下「そうなんですけど、なんか管理者さんが『いいお父さん』を演じているように見える由」
小椋「なるほど、それで我々の出番が四半期にわたって滞っていたのですか」
木下「どうせエンタメ界に蔓延りつつある『◎○疲れ』とやらに似たものが管理者さんにもそのうち訪れて、怪しげな行動をとるようになると思いますよ」
小椋「なるほど、昨日彼の脳裏を黒白なモノがよぎったのはその予兆と」
木下「そ、そのようですな」
小椋「ガチでしたか」
木下「え、えと....」

小椋「管理者さんのそちら的なシュミはおくとして、がぢぇっつ側は書こうにもネタを仕入れに行かねばなりませんが」
木下「だいぶ今年に入ってからの在庫がたまっているようですが」
小椋「とはいっても、愚息様方用の出るとか出るとかばかりなようで、ご自身用にはいつものごとく鍵盤の一本調子では、ご自宅で暇を持て余している読者さんにも飽きられてしまう気がいたします。おられるとすればですけど」
木下「なるほど、しかし本日大須の馴染み店のつぶやくやつで見かけた特価品を、お得意様の誼でトリオキ電話かけて、にべもなく断られてましたな」
小椋「ま、まあさすがにこの状況下で県境越えは倫理的にも疫学的にも自粛対象かと。そんなわけで、ご近所でお手軽に題材を探すことといたしましょう」
木下「なるほど、いつものあそこですな」



小椋「いえ、こちらです」
木下「なるほどそうきたか、しかし『3店探して在庫なし』というピヨピヨもありましたが大丈夫でしょうか。ご知人の方の情報によれば、発売よりすでに10日が経過しておりますが」



小椋「あった」
木下「んなアッサリ」
小椋「そういえばだいぶ以前『のては10諭吉がエントリー』時代に、10野口の非windowsノートがどこぞのスーパーに山積み販売されていて、山積みのまま販売終了...ということがあったと記憶していますが、今回は人気爆発なのか、手作りPOP台に空箱(偽造?)4つという状況です」
木下「まあ田舎都市のNGH店ですから、在庫もそんなに置いてないのでしょうけどね」
小椋「とりあえずおねいさんが確認されたところ在庫アリということで、さっそく持ち帰りましょう」
木下「のんある缶と貝ヒモ同梱.....」



小椋「さて、さっそく開けてみます」
木下「いつもの甘酸っぱい中華電机梱包臭ですな」
小椋「それは置くとして、これはなかなかにゴツさのある筐体です。精密or頑丈かといわれると、『?』な感じですが」
木下「そうですな。サイズ的にはだいぶ違いますが、o(o|o)。に似ている気がします。落下試験で即歪む、みたいな」
小椋「そ、それはどんなUMPCでもそうだと思いますが....まあ下部カバーのズレなどは庶民派中華らしさを醸し出していますが、デスクに置いた時の安定感はなかなかのものです。ヒンジがかなり固め、という批評がありますが、ウルトラマンの脱臼に悩まされた世代としては、このぐらいしっかりとしたほうが安心かなと」
木下「7インチというと、ASUS MemoPad7と同じということですか」
小椋「そうですが、あちらは上下の縁が大きくて縦横比がだいぶ違います。で、いろいろ取りざたされている『情熱価格の理由』ですが」
木下「パチということですか」
小椋「いやそうとも言い切れないですな。コンセプトは確かに『雨後の筍』『ファーストピングゥイン【以降】(@でぃーんふぢおか)』なのかもしれませんが、筺体やキーボードの微妙な違いをみると、先行者のまるパクリというわけではなく『独自に開発した同じカテゴリーの廉価品』というところなのではないでしょうか。Core-m3に対してAtom x5-Z8350、USBType-Cコネクタは2.0接続でPD/AlternateMode非対応、ストレージはM.2 SSDのところをeMMC、WiFiが5GHz非対応の11n...といったところで、ちょっとずつ性能的に手を抜いているといえましょう」



木下「なるほど。でも管理者さん、テレワークにこちらを使用されているので、性能面での不満はないのでは」
小椋「ま、まあそうなのでしょうか。ただALT+Tab使いの彼には致命的なキーレイアウト問題があります(Fn+Altに『無変換』が割り振られてしまっている)し、RDPを多用されていると通信速度の遅さがネックとなるやもしれません」
木下「アプリ切り替えは画面タッチか、ポインティングデバイスで対応することになるでしょうな」
小椋「いずれにしても文字入力キー自体のタッチは悪くありません。この文章もここまでコレ一台で対応しているぐらいです。括弧の「と」が逆配置なのは感覚的に違和感がありますし、できればポインティングデバイスにスクロール機能が付いていてほしいとは思いますが」
木下「そこらへんも情熱が入り込んでますか」
小椋「それ、ちげう気がする....」



小椋「とりあえずNAS上の1280x720/17.5MbpsVBRなmp4動画は再生に問題はないようです」
木下「FullHDはどうでしょう」
小椋「うーむまだやってないのですが、もしかしたら処理速度よりも回線速度上限がひっかかるかも」
木下「かといってローカルストレージに置くのはちとスペースがないですしね」
小椋「SDはXC512GBまで認識報告があるようなのですが....まあeMMCにしても、管理者さん社用Stylisticより大きいですからね」
木下「ていうか、いつになったら載せ替えるのでしょう>管理者さん」
小椋「さ、さぁ....」
木下「で、ここまでLAN内のRDPサーバにつないで3時間ほどテキスト入力して電池残量31%/あと40分ですか、UMPCとしてはちと微妙」
小椋「もうちっともてばと思いますが、むしろ先ほどからメシ離脱1時間の間に、サスペンドしていたと思われるにもかかわらず、6%まで消費してしまったことのほうが問題です」
木下「これは言迷ですな」



小椋「では、皆様のご希望にお応えして開けてみましょう」
木下「皆様とはどちら様」
小椋「そ、それはさておき解体は簡単、裏のビス6本です。奥の左右2本だけ長さが違いますが、いずれもこれを外すだけ」
木下「とかいいながら、ねじ山ナメてる件」
小椋「す、スレッドロック剤がしっかり塗ってありますので」
木下「ねじ以外、ツメも何もありませんな。両面テープでもあるのかと思いきや、放熱板と裏筺体に張り付いている熱伝導ポリマーでした」



小椋「どなたかのピヨピヨにあった通り、かなり中身に余裕が...というより、スカスカですな。それゆえか、ていうかそこ、手を抜いていいのかどうかわかりませんが、WiFiのアンテナがシスボのCPU近傍を斜めに横切ってたりと、なかなかにフリーダムな実装となっております」
木下「たしかに、これだけ余裕があるにもかかわらず、左ヒンジ近くの結線がやけにせせこましく押し込まれていて、この太いケーブルが裏筺体に干渉して浮いてますがな」
小椋「まあそれくらいは庶民派(ry)むしろとある動画にもありましたが、CPUと放熱板を接着している導熱ポリマーが浮いている個体もあるらしいとのことですが、幸か不幸か本機は大丈夫でした」
木下「ふ、不幸....?」



木下「で、これがうわさのパチメモリマーク品ですか」
小椋「SK Hynixのサイトで型番を調べたのですが存在せず、深センのメーカーのチップ直販サイトが出てきました」
木下「な、言迷」
小椋「ただし情報ではオーバークロック耐性が結構高いパチップのようです」
木下「このマシンでオーバークロックって....」



木下「そういえば、顔本でこのマシンを『現代のチャンドラ?』と呼んでおられた方がおられました」
小椋「なんとなくわかる気もします。現代的デザインに背を向けたこの弁当箱スタイル筺体とか、小さいわりに意外と使える、でもチャチいハードウェアとか」
木下「毀誉褒貶の激しいコメントですな」
小椋「極力アプリを入れずに、作業はほかのマシンにリモート接続して....という使用方法においては、そこそこ実用になるのではないでしょうか。どこぞのPOPみたく『テレワークにピッタリ!!』というのはいささか言い過ぎのようにも思えますが」
木下「完全に誇大広告です」
小椋「というわけで、ちょこっと在宅ワークにはもってこいの一台でした」
木下「うまくまとめたのはいいのですが、重要なことをお忘れになっているような」
小椋「はて、何でしたでしょう」
木下「今回は500回スペシャルです。お忘れですか」
小椋「をを、そうでした。名球会入りを目前に足踏みする選手は多いとうかがいますが」
木下「そうしたボケはともかくとして」
小椋「そうですね。それでは皆様ご一緒に」
木下・小椋

「塵も積もれば塵の山」

小椋「あざーす」
木下「やり」




-- おまけ1:とりあえずVLCとSoftetherを入れてみる --





-- おまけ2:ご指摘の通りCOAはついてませんでした --





....その501へ続く(貧困・塗炭・炭団・生向委)