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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その406


木下隆雄「予想通りと言えなくもないのですが、最近の電脳記事によればWindows8が苦戦しているようです。なんでも先代(Win7)/先々代(Vista)が発売3か月後にシェアを60〜70%獲得していたのに対し、窓八どんは未だ40%あたりをウロウロしているとか。これはやはりOSたんを2分割したのが原因でしょうか」
小椋良二「その手の方はお二人ともお持ち帰りになったはずなので、そうしたA○B商法を以てしてもその為体と言うことは、よほど売れていないということになるのでは」
木下「な、なるほど」
小椋「とはいえ原因は他にもあるでしょう」
木下「といいますと」
小椋「つまり今回の八ちゃんは単なるOSのメジャーアップデートでなく、コンピューターユーザーのリテラシーを根本から覆す要素があるということです」
木下「なにやらまたこむづかしいことをのたまわってますが...つまりは『机から板』ちうことでしょ」
小椋「そういうことです。ただ残念なことに、林檎板や泥板のようなモバイルセグメントではなく、ホーム/オフィスユースにそのリテラシーを持ち込もうという発想の是非はともかく、ハードウェアとアプリケーションの対応が遅れをとっていることは否定できないでしょう。結果市場には、いまだ新しいコンセプトを活かしきれていない従来型のPCが溢れている....という現状に思われます」
木下「そういうことですな。とはいえソニーや鼠の巨大板なども出てきていますし、これからの展開には要注目ということで」
小椋「なので我々としては、そうした次世代板たちと現代のオフィス機器をスマートに連携していく技法を、この場を借りて研究していこうというわけです」
木下「ほほぉ」
小椋「いくら管理者さんが物理スイッチ式入力装置に入れ上げてタッチパネル式キーボードに対する優位性を力説しているうちに、気付けば時代に取り残されていようとも、これまでに蓄えられた技術資産の有効利用はまだまだ重要なのです」
木下「は、はぁ....つまり今回は巨大板と鍵盤の融合を図るということですか。でどちらから見積もりをいきますか、SONYは安いですが鼠は21.5inchですしね、いずれもタブレットとしては重量級ですが、なるべく軽い方がいいですしね」



木下「....誰が目方だけで決めろといいましたか、嫁はんに豆腐のオツカイを頼まれてネギを買ってくる『舟弁慶』の喜六並のアタマですな」
小椋「よく判りませんが、誰が板を逝くなどと」
木下「....もういいです。しかし誰が呼んだか『鍵盤のロールスロイス』
小椋「どちらかというと770Kなのでは...今日では考えられない全金属筐体、大抵ののてPCより重いといわれるのも諾なるかな、これぞ正に本物の"Bullet Proof"といえるでしょう。IBMの鍵盤は世界一イィィッツ、はいるしゅとろはいぃぃぃむ」
木下「悦に入っておられるのは分るのですが、使えるのですか。これ」
小椋「そこはそれ、今日のPCの源流たるIBM PC/AT、今日のましんに接続可能な最古のインプットデバイス」
木下「つまりこれと同じAT→PS/2変換かませば桶なのですな」



小椋「....の1世代前。XTコード。よってつなげませんし、つないでもコード滅茶苦茶」
木下「どてっ」
小椋「何、こんな時のためのまごの手さんです」
木下「XT→ATエンコーダ、配布終了の模様です」
小椋「な、なにこんなこともあろうかと」
木下「自作ですな、かのサイトにも回路図が上がってますから。さっそく自宅の流し台で環境破壊」



小椋「いえ、お取り寄せすいーつ
木下「味をしめましたな
小椋「ちゃれんぢ自爆より安定動作」
木下「ここの存在意義を根底から覆しておられることに気付いてますか」
小椋「う、動けば正義〜」
木下「それはいいとして、またしても送料...」
小椋「で、ではさっそく接続してみましょう」
木下「ベンツ+しゅとろ〜むで2諭吉走召、奥さんにバレたらこれぞまさしく"Get Postal"(*)」



小椋「といってもつなぐだけ」
木下「ドライバはいらないんですか」
小椋「Vistaでは『PS/2キーボード』として認識されているようです。キーアサインも英語キーボードとして特に問題なく動作しています。....カーソルキーが10キーとのコンビネーションしかないのが結構面倒ですが」
木下「確かに貴方、意外にカーソルキーを連打しておられるのですな。特にエディタだと『範囲指定でShiftを押しながらカーソル移動』が使えないのがイタイです」
小椋「なに、今の車と操作方法がでんでんちげうからといって、フォードT型の価値が下がるということはあり得ませんから」
木下「それはこの場合の比喩として正しいのでしょうか」
小椋「ごひょっ」
木下「さて、とりあえず動作確認も出来たことだしひと休憩」
小椋「そうですな」
木下「マスィーンに簡易ロックかけなくてよいのですか、息子さんでも○○○に簡単にアクセス出来ますけど」
小椋「をっと忘れてた」

(...10分経過)

小椋「さて、それでは各部の詳細な検討に参りましょう。Buckling Spring+キャパシティブという組み合わせがどのようなものか、非常に興味深いですし」
木下「それはいいのですが、ロック解除に必要なF11はどこですか」
小椋「を、おりょっ?」





(*)"Get Postal"(英・俗)「ブチ切れる」
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USPSにまつわる事件と社会的影響

1986年8月20日、オクラホマ州・エドモンドの郵便局で郵便局職員が労使上のもつれなどの理由から気が触れてしまい、所持していた拳銃を乱射し、同僚、警察官、一般市民計14人を殺害。自身も自殺するという悲惨な事件が起きた。
この事件の影響でアメリカ国内では、日本語で言う「キレる」ことを"Going Postal(Getting postal)"と言う事が広まり、現代アメリカ社会では広く使われるスラングになっている。また、同名のパソコンゲームが存在する。USPS側はこのスラングによるイメージダウンに悩まされている。
ちなみに、アメリカでは前述の事件以降も郵便局職員・元職員による郵便局内での殺人事件がたびたび発生している。
(Wikipediaより)
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....その407へ続く(ユダヤ職人は使ってない)