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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その369


木下隆雄「13の月が終末を迎え、あんごるもあの大統領が巨大隕石を母なる地球のケツにブチ込む日まであと18,576,000秒余りとなりました。皆様お買い忘れはありませんでしょうか」
小椋良二「ネズミも三度同じ道を歩かせると餌に見向きもしなくなるといいますが、あまりに同じマクラばかりでは、いかに忍耐強い三名の読者とはいえ臀部まくられますよ....ていうか話が混じってるような気がするのですが、その終末とやらの期日もなんだか1年半ほどズレてるし」
木下「貴方はTVというものをごらんになったことがないのですか、枯れ枝を頭部に付着させた偶蹄目が踊ってるではありませんか」
小椋「なるほど、ああいう方は先代のプロモータのように公園で裸踊りをやっていればよいのではないかと」
木下「奈良公園では着衣の彼らを見たことがありませんが」
小椋「....いずれにせよ熊が永遠の冬眠に入ってしまう前に、不本意ながら対策を立てる必要がありますね、痔治省とやらの思惑通りというのが実に腹立たしいですが」



木下「そんなわけで到着です」
小椋「なるほど、鍋蓋も掲揚していないのに垢カス、流石用途を超えて無駄にオーバースペックを狙った挙句にもてあまして死蔵する管理者さんらしい選択です」
木下「何の話をされているんですか」
小椋「まぬけ時空にでも突入されたのですか、この大きくバッテンのついたちうなーのことですが」
木下「ははぁなるほど、貴方はこれを本題だと」
小椋「ほかに何があるというのですか」
木下「ずーむいん」
小椋「ほへ?」



小椋「....ここまでの話の流れとコイツと、何処に接点があるのですか」
木下「いえ、特に」
小椋「どてっ」
木下「確か当初は1cm角ほどのもっとチッチャイモノ倶楽部なヤツを狙っていたのですが、こちらはモーショントリガーモードがあるそうです。やはりガジェッツは高機能が基本ですから」
小椋「....なんか根本的な思想が間違っているような気がしますが」
木下「それはともかくとして動作テストだけはやってみましょう」
小椋「某blogで拝見した時は、高級感溢れるティンボックスに入ってましたが、こちらはボール紙の普通包装、すでにパチき臭が漂ってます」
木下「さ、さぁいくぞ〜」



木下「とりあえずWebカメラとしては動作しました」
小椋「Windows7には標準でドライバが載ってなかったようですね、ケーブルが『電脳連接線』『給電専用線』の2本付属しているのもなんだか」
木下「電源offでPCに接続するとストレージ、onだとwebカメラという設定のようですね。『つながってるときは充電』にしてくれればよかったのに」
小椋「つまりはそこまでするロジック設計技術が...」
木下「ま、まぁそれはともかく、取説に従って動作させて....あれ?」
小椋「なんだか肝心のセンシング動画モードに移行しませんね、録音してばっかし」
木下「何、問題ありません。貴方の好きなおぢゃんくにおける鉄則は」
小椋「『まにゅあるを信用するな』」
木下「そのとおり」
小椋「やり」
木下「ま、まぁ2つもぼたんが付いているわけですし、色々順列組み合わせで試してみましょう」
小椋「そのうち壊す、と」
木下「え、えと....」



木下「判明しました。『mode』ボタンではなく『on/off』ボタンを長押しするようです」
小椋「しかも原文には"3 seconds"、日本語マニュアルには『2秒以上』とありますが、『きっちり2秒』ですね。これ以上短いとモードが切り替わらないし、長すぎると電源シャットダウンになってしまいますな。中々にシビアな操作を要求されるすぱるたんな仕様になっています」
木下「な、なぞ....しかしこの日本語マニュアル、微妙なところで誤訳というか、意味が正しく伝わってないところがいくつか見受けられます」
小椋「しょうがないでしょう、我々が原文として読んでいる英文マニュアルもだいぶ怪しいですし...まそれはおいとくとして↓これが超小型にもかかわらず5メガピクセルCCD/SXGAを実現したこのマスゥイーンの威力です」



小椋「....破壊的な画質ですな」
木下「身も蓋もないご意見有難うございます」
小椋「いや、これはいくらなんでも魚青読みすぎでしょう、静止画のレベル的にはこれと大差ないですよ」
木下「ま、まぁ倍速表現が許容される中華くおりてーですから....こういうものは品質よりも存在そのものに価値があるわけで」
小椋「3つほど前の段落、記憶されてますか」
木下「え、えと....このキカイ最大の特徴を検証しましょう」
小椋「する〜かよ」



木下「『被写体の動きを検知して録画を開始』とありますが、有る程度の速度と動きの大きさが要求されるようですな」
小椋「なるほど、こういう小さなものの動きを撮影するよりは人間サイズの被写体を撮影するのに向いているということでしょうか。とあるロッカーの隙間に設置するとか」
木下「た、たとえばRCの車載で超高速運転の体験とか」
小椋「たとえば撮禁の女給喫茶でさりげなく回すとか、貴方の如く」
木下「は、犯向委」
小椋「....とはいえ今しがた試したところではカメラの至近2〜3m以内範囲で、有る程度の速度で動く人間大の物体』にのみ反応するっぽな性能では、貴方のニーズにはお応えできないかもしれません。その上このちうぶ画像の如き質では証拠にもならんでしょう」
木下「そ、そうですとも....でこのような無用のちびんこはさておき今回のメインテーマである鹿の方はインスコ完了、さて初期化を」
小椋「もしもし〜」



小椋「....確かここ、CATVでしたよね」
木下「....さ、山田へ出撃」
小椋「いい加減、餅は餅屋に頼んだら如何ですか」


....その370へ続く(鹿にも馬にもかからず)