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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その351

木下隆雄「今朝のローカルニュースでやっていたのですが、『けいおん』聖地巡礼の地で町おこしの動きがあるようです」
小椋良二「またですか....そういえば管理者さんの兄様も先日訪問されたようですが、ユーザー側から自発的に始まった短期的なムーヴメントを、サービスを提供する側がどのように安定した長期的取り組みにつなげるか、なかなかに困難が予想されます」
木下「ですなぁ....三次の巫女ビールも既に生産していないようですし。それに訪れる側からすると、迎える側の過剰な盛り上がりがかえって鬱陶しく感じられることもあるかもしれませんし」
小椋「とはいえ、人混みに紛れて他人に干渉されない生活を送れる都会と違い、そもそも干渉し合う人口が希薄な地方では、ほんのちょっとしたきっかけでも、寂寥たる地域を盛り上げる手がかりにしたいという切実な状況があるわけです」
木下「いずれにせよ、流動であれ固定であれ、人口の偏在を多少なりとも均質化するのはよいことでないかと」
小椋「ですなぁ」
木下「では、早速均質化に向かうと致しましょう」
小椋「は、はい?」

懸案の険道285

木下「昨年からの懸案です」
小椋「なんだまたこれか...ていうか、人口希薄地域に住んでいる我々が動いたところで『団栗の背比べ、◎◎◎、○○○を笑う』だと思うんですが」
木下「不適切な表現がございました。お詫びして削除いたします....ってほら、いくら人口が少なくても、『住んでいない廃村』よりは多いわけですから」
小椋「”無限希釈”って知ってます?」
木下「さ、さあ行くぞ〜」

通年閉鎖かっ

小椋「いきなりこれかよ」
木下「またこれは厳重なものを....まにあ対策でしょうか、人気沸騰につき堂々封鎖期間延長です」
小椋「といっても2輪で来たイ吏 彳走はとっぱしてしまうのではないでしょうか、にしてもハナから通年封鎖、まったくやる気がなしとしか言いようがありませんな」
木下「仕方有りませんよ、人跡未踏の地を誰が通るというのですか」
小椋「は、はい?」

K田知事恨み骨髄...

木下「こちらがかのよしこ様のもったいない攻撃によって○胎を余儀なくされた双子の兄妹です」
小椋「人間には見えませんけど....当時の首長、そして彼の県との政治的綱引き....というより、背に腹かえられぬ背水の陣でブチ上げた山向こうの木亥言隻ミ処理施設構想と共に三位一体で轟沈したイワク付きのゆるキャラですな」
木下「それを聞くと、彼らの笑顔に地方自治の難しさが重なって切ないですのう」
小椋「まったくですのう」

右コーナーにおっさんが...

木下「で、反対側です」
小椋「さっきまでの郷愁はどうした....」
木下「こぼれたウランをバケツで掬っても詮無き事です。時は春、前を向いて進みましょう。前回その1と比べると、全然問題有りません。かのコーナーでおっさんがドリフトしておられるようですし」
小椋「そういえば貴方、先日わずか10cmほどの残雪に乗り上げて立ち往生したそうではありませんか、しかも4駆で」
木下「...やぱ引き返しましょう」
小椋「やり」

ひと月まちげえた

小椋「しかしどうしてこういう基本的なとこを見逃しますか」
木下「仕方ないじゃないですか、前回来た時は
ていうか読めません
↑このていたらくだったんですから」
小椋「反対側の看板を鵜呑みにしたわけですな。険道まにあにあるまじき初歩的失態です」
木下「私はファンです。とっぱのために小屋を燃やしたりは致しません」
小椋「それ、まにあ違い....」
木下「仕方有りません、こちらは黄金週間のおたのしみに取っておくとして、我々はここと同様に豪雪バリケードで封鎖されていたR365を目指すとしましょう」
(....)
木下「....」
小椋「....なんか、普通の峠道になってますね」
木下「まぁまだかなり雪は残っているのですが....これは食い足りねえなぁ(ユージロー)です」
小椋「まだ行くのですか」
木下「とりあえず、こちらなんかどうでしょう」

ここら辺(旧北陸線)

小椋「ほぉ、軌道跡ですか」
木下「旧線跡はいろいろ出ますが、ここの区間は出るとすれば新線のほうなので大丈夫でしょう」
小椋「いや、それはちょっと...」
木下「では、とつにゅ」

では、走ってみましょう

木下「なかなかにすさまじい漏水でした。しかも一番手前(今庄方)の山中トンネルは双方からの進入を制御する信号がありませんし、そこへもってきて生活道路のようで結構車が通ります。大丈夫なんでしょうか」
小椋「よくびでおを検証して下さい。何か映ってるかもしれません。....しかしなんですな、険道といってもふつ〜に車で走れる道、石川険道43号線の戸谷隧道に比べたら、こんなもの湾岸線の東京港TNです」
木下「それ、比較対象が間違ってます」

行ってみたいな対岸に〜

木下「しかし北陸道の杉津PAがすぐ近くですが、あちらと同様にすばらしい眺望です」
小椋「しっかしこの車、貴方の頭頂部と同様に見事な塗装の○○"具合、レベル高いですな」
木下「う、五月蠅いです、文句があるなら乗らなければいいでしょう、呪いますよこの野郎」
小椋「....」
木下「....」
小椋「....あのもし」
木下「....なんですか」
小椋「海、見たいですね...」
木下「....はい....」
小椋「原発モナカ、喰いたいですね...」
木下「....はい....ってまさか、この流れは元ネタと同じく最終回へ?!」
小椋「う、うぞぉ〜」

(....続く)



木下・小椋「ヽ( ´∀`)丿ホッ」

....その352へ続く(対岸から黄泉の春風)