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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その345


木下隆雄「今更ながらなんなのですが、人間同士のコミュニケーションはパリティの無いOSI参照モデルのようなものではないかと」
小椋良二「.....は?」
木下隆雄「つまりです、人間同士はバーバル/ノンバーバルなコミュニケーションツールを使って通信を行うのですが、そのデータを送受信する人間の内部にも階層があって、最下層のCU→PU→PC....といった各層でパケットが処理されているのではないかということなのです」
小椋良二「はぁ....そうなんですか」
木下隆雄「問題は、各層の処理と手順に統一規格が存在せず、受信したデータのエラー訂正ができないのみならず、送信する際のデータ生成も意図したものと異なる場合が多々あるわけです。このような状況下で『人間は言語を通してお互いに理解し合える唯一の社会的な生物である』とはとても言えないのでは無いでしょうか」
小椋良二「それはつまり、新年早々奥さんの実家に帰省した際に、また走召マイペースの義父さまに翻弄され、気づけば2泊3日の骨休めのはずが大掃除と畑仕事のワーキングホリデーと化した管理者さんのプーたれのようなものですか」
木下「ぐっ」
小椋「ま、管理者さんが深夜外出許可を頂いたはずが、よりによって許可者の機嫌の悪い日に出撃してつぼったというケースにも類似しているかと思いますが」
木下「げはあっ」

ポケットなんですけど

木下「....さ、さて今年も明けまして約1,123,200秒が経過しました。皆様いかがご散財でしょうか」
小椋「とかいいながら何ですかこれは、昨年末のまんま流用ではありませんか」
木下「し、仕方有りません。購入したものの忙しすぎて」
小椋「というより、設定の前段階でつまづいていたのでは」
木下「な、なでそれを」
小椋「それはともかく、これをお買い上げという事はおふのご予定でも」
木下「いえそうでなくて、実は昨年ルータを新しくしたのですが、それまでの定位置だったTV上に載せたら、どうもよく切断するようになってしまって」
小椋「ほぉ」
木下「それで自室のある2階に設置したんですが、今度はブ厚いコンクリート防火壁に隔てられた台所まで電波が届かなくなったもんで...ところが今の野牛ルータはWDSが使えないので、このポケルーをコンバータとして、無線APに接続して中継しようというわけです」
小椋「な、何か回りくどいというか....有線でつなげばもっとわかり合えるのに」
木下「ジャムにコピられたヤザワですか貴方は...いやそうしたいところなのですが、CATVの引き込み口〜モデムの場所から2Fまで20mほどあるので、冗長な回線は遅延と減衰をもたらすかと」
小椋「ていうか、引くのめんどっちいと」
木下「あ、ばりた?」
小椋「やり」

なんかこう...

木下「というわけで、配線はこんな感じで」
小椋「HTMLの設定画面を出すのに随分手こずってましたな」
木下「自宅のIPをでふぉと換えているので、そこで引っかかってしまいました。おまけにポケットルータのDHCPサーバがうまく動作してくれないので、設定用のPCを固定IPにしておかないといけなかったようです」
小椋「それ、取説に書いてますがな」
木下「そ、それは置いといて...」

スライドSWをコンバータモードに

木下「切り替えをコンバータにして、PCにつないでON、PCのIPを192.168.1.xx、ゲートウェイ/DNSサーバを192.168.1.1にして、コンバータモードのデフォルトIPであるhttp://192.168.1.250に接続して各種設定です。無線接続自体はWPSが使えるので、アサーリつながります」
小椋「なるほど、妙に説明的なセリフありがとうございます」
木下「ていうか、説明です」
小椋「どてっ」

応答はなかなか良い

木下「そんなわけで、APにPIN打つと、はいこのとおり」
小椋「を、意外に速そうですな」

自宅拝見

木下「図にするとこんな感じですか、前回のバケツリレーは射程外でつぼりましたが、今度は無事つながってめでたい年明けです」
小椋「どうせコンバータ逝くんだったら、WDS対応のルータかAPを買うという選択肢はなかったのですか」
木下「い、いいいやその」
小椋「ま、仕方がないですね、この後にビッグオーダーが控えてますし」
木下「ほ、ほっほぉ...」
小椋「刮目して待てッ(荒巻義雄風)」
木下「さて、正月も終わりか」


....後日談

....その346へ続く(新春大法螺吹き)