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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その324


小椋「人が生まれ出て育ち、やがて成熟していくのと同じように、その集合体である街も長い時を経て成長していくのでありましょうか」
木下「大丈夫ですか、しばらくここの更新が滞っていたのは、この暑さで髄液が沸騰したせいではないのですか、その妙に80年代ばぶる不動産CM的な述懐は」
小椋「私は『バンビーノ!』しか読みませんが」
木下「いつの話をしてるんですか」
小椋「・・・・それはともかく、成長の過程で大怪我をすることもあれば、病原菌やウィルス、はたまた様々な外的病因によって生死の境をさまようような大病に罹ることもあるわけで」
木下「は、はあ・・・」
小椋「それを『おまえの生活態度が悪いからそんなことになるのだ』と非難したり、あるいは逆に『バイ菌は駆除せよ!』と主張するだけというのは、ちっとばかし俯瞰的な見方が足りないのではないかと思うのです」
木下「なるほど、ちょっと前にあの街で遭ったあの件のことをおっしゃってるのですな」
小椋「はい。何はともあれまずは(-人-)」
木下「(-人-)」

小椋「私が小学生の時に、管理人さんから『床が滑るからやめときなさい』といわれたにもかかわらずとあるホールの室内で野球をやっていまして」
木下「は、はい?」
小椋「そうこうするうち仲間の一人がホーム突入の際にブレーキが効かずそのまま大窓にくらっしゅ、大破したガラスで全身血達磨になったのです」
木下「いたたた」
小椋「丁度タイミングの悪いことに、筆者が通っていた小学校でもっとも恐れられていた先生が用事で来てまして、駆け付けたその先生は我々全員を正座させこんこんと説教を垂れたのです」
木下「なかなかにスパルタンなお方ですな」
小椋「そのとき私もご説ごもっともと神妙に拝聴していたのですが、ポモドーロ状態の友人を横目で見ながら『まず他にやることがあるんじゃないか?』と心の片隅でツッコミをいれておったというわけです」
木下「なるほど、まあ今回の件だとゲロゲロ/ブリブリ状態の子供に『何やってんの!ちゃんと手を洗わないからそうなるのよ!』とヒステリーをおこすより、まず座薬入れるなり点滴するなりした方が・・・・という方が的を得ているのでは」
小椋「まあ、そういうことです。傷ついた街と人を癒すのは、官憲でもシステムでもなく、人ですから」
木下「・・・・だらだらと巷説垂れておられましたが、結局は巡回に行きたいと、そういうことですか」
小椋「ご、ごご〜」

また職場に届いた

木下「・・・・で、これはなんですか」
小椋「かの街のかほりです」
木下「なんか高知の文字が見えますが」
小椋「いいんです。故郷は遠くに在りて想うものです」
木下「遠いんですか、今この時点で」
小椋「さ、さあ早速実装開始です」
木下「これは何で、何に実装するのかをまず説明していただけませんか...それ以前にさっきまでの流れはどうなったのかも」
小椋「まあまあ、ここはぼちぼちいきませう」
木下「じったなお方ですね」
小椋「躁鬱の気があるもので」
木下「はぁ?」

いつぞや見た外出しケーブル

木下「なるほど、説明の必要もないと言うことですか(ふっ)」
小椋「なんですかその最後のは」
木下「だってもう何回目になると思ってるんですか....烏賊に足が8本有ると言っても流石に持て余すんでは」
小椋「....つまり希有な読者の方を飽きさせてると仰るのですか」
木下「それ以外に聞こえましたか」
小椋「それならだいぢぶです」
木下「んなことは十の昔に了解済みと」
小椋「そのとーり」
木下「おーい」
小椋「とにかく『いつのまにかかの水棲生物さん並みにけーぶるが生えて、すっかり管理者さんちに居着いてしまったぬりかべ君に、無線という翼を与えよ!されば天翔る電子の妖精とならん!!』計画、ついに発動です」
木下「5mほど飛翔して奥さん部屋に着地ですか」
小椋「げげげのげ〜」

zではないぞ

小椋「いずれにしても目指すはダークサイドおぶしすぼ、完全に外さないと実装不能です。さっそくとっかかりましょう.....で、ここまでの解体はさんざんご紹介しましたので割愛」
木下「手抜きとも....でこれはしすぼのCPU付近ですか、"riser"挿さりまくりですな」
小椋「かのぢゃんく屋おやぢさんも仰ってたように、多少無理からパッケージでもトータルコストが下げられれば正義というわけです。この辺をしゃこしゃこ抜いていきましょう」

CPUふぁん

木下「その前にこっちをハズした方が良くはないですか」
小椋「ステーキ頼んだら付け合わせのニンジンから頂く性分なもんで」
木下「これだからセカンドインパクト世代は」
小椋「をを、まぐまだいばー」



木下「.....これもライザーと呼ぶべきなんでしょうか」
小椋「どっちかというとシンカーですね」
木下「解説は山田久志さんです」
小椋「どっちかというと秋山登さんのほうが」
木下「止めんかいっ」
小椋「と、とにかく下段の方はケーブル引っこ抜かなくても、コネクタが外れればシスボは外れそうなので放置です」

シスボのネジ止め位置#1
シスボのネジ止め位置#2

木下「この辺はT30用に設計されたシスボという感じですね。こうしてデスクトップ用の筐体に固定する箇所としてはかなり力学的にイビツな位置ぽいです」
小椋「まあフレーム+タッチパネルが異常なまでに剛性高いのでこれでいいんでしょう」
木下「などと言いながら作業して、CPU FAN下の隠れネジに気がつかずにバキッと行きそうな雰囲気がありましたが」
小椋「まったく管理者さんにも困った物です。Faith秋葉店にももう在庫がないというに」
木下「なでそれを」
小椋「私がどうかしましたか」
木下「放せ、壊してやる」
小椋「現に解体してますが」
木下「私たち、日に日にマヌケになっていませんか」
小椋「はて、私たちはあさのときしだではありませんが」



小椋「で、これはスピーカーケーブル」
木下「なにゆえこいつがこんなにぶっとい線なんでしょう」
木下「持ち合わせがなかったとか」
小椋「在庫整理とか」
木下「....それぽです」
小椋「これも一応シスボ固定を兼ねてますね、外しときましょう」

管理者宅唯一のぺん4

小椋「出てきました。大食漢」
木下「それは米国製でしょう。こちらはいすらえる生まれと聞きましたが」
小椋「う、うずい?」
木下「それちげう」
小椋「とにかくこれでようやくシスボが裏返せます」



木下「こいつを忘れてませんか、以前にもむしってしまいそうな事があったかと」
小椋「おっとっと....で、こいつを外して裏返すと」

月の裏〜側で♪

小椋「かぐや、行くわよっ」
木下「来たのは私たちです」
小椋「ノリが悪いですなぁ」
木下「誰もついてこれないだけです」
小椋「ま、まぁ案の定すろっとが空いてます」

DDR266でした

小椋「まずはこっちから、余ってる256MB入れて512MB、W2kならかなり軽くなるはずです」
木下「んなこといって、『開けてビックリDDR→そっこ〜落札』だったじゃないですか」
小椋「そ、そんな大きな声で....」
木下「しかも矢印の間にもいろいろなことが」
小椋「さ、さぁ次だ」

何か載せるつもりだったのか

小椋「幸いX30とT30だと搭載カードが同じなので、おぢゃんく行きのHighRateWireless11BカードIIがそのまま使えそうです。しかもカードがフレームに接触しないようにとの事か、スポンジのインシュレータが入ってます、これは好都合」
木下「とか何とか言いながらこっちのカードで11g/WPA-PSK化にちゃれんぢ&自爆しようとしないのですか貴方という人はちきん野郎が」
小椋「すみません、無理です....ダミだったときのだめーぢ大き過ぎです....組み上げだけで5時間以上かかるのにぃ....」
木下「現に一回やり直してますしね」
小椋「しくしく」

何の機種のだ?

小椋「というわけで、こいつが最初のお届け物です」
木下「えらく引っ張りましたね」
小椋「ホント、細くて切れそうでした」
木下「いえ、そうではなくて」
小椋「とりあえずThinkPad用ではないようですが、Intelのカードには合うとのことです」
木下「しかし本体1円、送料840円というのはどういうご商売なのでしょう」
小椋「飛脚さんからビールやおつまみの供与を受けてるとか」
木下「こ、こらこら」

とりあえずパネル周囲に取り回してみる

小椋「しかしこのぬりかべ君、図体の割には各部の擦り合わせが精度高くて、体内への異物挿入が結構厳しいんです」
木下「貴方の仰り様は何やら淫靡な響きがありますが....とりあえずダイバーシティ風に配置しとけばいいんじゃないですか」
小椋「というと『щ(゚Д゚)шカムォォォオン』←こんな感じですか」
木下「は、はぁ?」
小椋「CPU FANの排気口からサイド出しするしかないので、そのまま周囲にぐるっと」
木下「垂直波受信用と全然ちげうやん」
小椋「ないよりまし」
木下「そ、そか?」
小椋「では、とっとと組み上げて動作検証に移るとしましょう」
木下「1回目の組立で史上最悪のネジ8本余りが発生、うち手順間違えで嵌らず意図的に抜いたのが3本あってやり直し、2回目は外装装着時にケーブル挟みまくりで爪バキバキ、日を改めての3回目時にロワーフレームとメインフレームを繋ぐ構造力学的に最重要部分のネジ固定箇所2箇所が両方とも忘れていたり、最終組立完了後筐体と液晶パネルの間にネジが挟まってLCDを圧迫、無理からこじ開けて除去したり等々色々ありましたがここでは割愛」
小椋「全部バラすなっ」
木下「仕方がありません、全バラネタですから」
小椋「モンチョビーン」

目盛倍増
接続完了!

小椋「何はともあれ、いつものように成功です」
木下「『いつも』?」
小椋「さて、それでは飛翔してみましょう、来てます来てます....」
木下「....」
小椋「....」
木下「来てませんね....この奥さんの部屋は」
小椋「何しろ結界が張ってますから」
木下「たしかにこのシヴァ像とか、マヤ暦カレンダーとか、伽羅香とか、タトえ首シ皮を寄せ付けないぱわーに満ちてますな、ここは」
小椋「とりあえず、また一歩我々の野望に近づいた」
木下「我々の野望とは何だったんです」
小椋「ぬりかべ君・もばいる化計画」
木下「は、はぁ....」
小椋「待ってろ、境港!」
木下「いみふめ」
小椋「まってろ、秋葉原!!」
木下「だぁ〜かぁ〜らぁ〜

....その325へ続く(本体より高くないぞ>水棲生物さん)