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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その260

小椋良二「ここの本拠地も関西に移って早や半年ですか、都心の毒気も抜けてなかなかにサワヤカな頁になってきたと思うんですが」
木下隆雄「どこをどう読めばそういう結論に達するのですか」
小椋「生き馬の目を抜くアキバ都会のかほりが消えてきてるじゃありませんか」
木下「回を重ねるごとに濃縮されてきてるように思うのは....」
小椋「気のせいです」
木下「大胆な方ですね、貴方は....」

小椋「そんなわけで、最近仕事の関係で岐阜県の方と多く話す機会がありまして」
木下「ふむ、島根県・佐賀県と並んで影の薄い県ですね」
小椋「なにを仰いますか、あのQちゃんの出身県ですよ」
木下「島根、佐賀だって....」
小椋「小野ヤスシとはなわですか」
木下「いえ、田代まさしです」
小椋「な、なぞ....」
木下「で、岐阜の方がどうしたんですか」
小椋「実は私も隣の県なのにあまり岐阜のことを良く知らなかったんです。小さい頃にじいさんが岐阜の詐欺師に騙されたことを引き合いに出して『岐阜県人には気をつけろ』と言ってましたし」
木下「そういえば貴方がキセルで捕まったのも岐阜駅でしたね」
小椋「そ、それは置くとして....岐阜にはあまりポジティブなイメージが無かったんですね。だけど実際に逢って話をしてみると、朴訥でぶっきらぼうな話し方だけど、とても人を思いやる気持のある、現代まれに見る『いいひと。』県なのではないかと思いまして」
木下「ほほぉ....確かに『滋賀県で商売できればどこでも商売できる』というぐらいのこの地からすればそうかもしれませんね」
小椋「そうなんですよ。逆に岐阜から滋賀に店舗展開してきたチェーンがいじめ抜かれて撤退....という話もよく聞きます」
木下「県民総商人の滋賀に比べれば、岐阜県の方々はモノスゴクおっとりとして裏表が無い...というのも判りますね。まさに天然記念物のギフチョウ的です」
小椋「そうそう、ギフチョウといえば、これですね」


木下「また強引な持っていきようですね。あまり同じネタを使ってると読者が飽きますよ」
小椋「さ、かめらさん、ずーっと引いて引いて」


木下「ごあっ」

....その261へ続く(アサリとシジミ)