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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その261

小椋良二「いよいよゴールデンウィーク突入ですね、今年は休みが取りにくいだの、田植えで忙しいだのと下々の愚民共が姦しいですが、我々は蒼穹を泳ぐあの鯉幟のように悠々と炭団いぢりの休日を謳歌することに致しましょう」
木下隆雄「さて、明日で連休も終わりですね」
小椋「も、もう?」
木下「何を今更....」

小椋「....零れた醍醐を悔いてみても詮無きことですな。我々は未来に向かって邁進あるのみです」



木下「貴方の言う未来とは、このガラクタのことですか」
小椋「またそういう問題発言を....7シリーズといえば伝統的にかの失われし炭団企業の先端技術を終結集結して開発したVIPモデルなんですよ」
木下「で、そのスペックはThinkPad530CSと同じというわけですか」
小椋「そ、それは....とりあえずドライバでも突っ込んでみま..あり?」



木下「なんだかもげろっちょみたく呑み込みましたね」
小椋「をを、そういえば忘れてました」



木下「なるほど、駅弁スタイルですか」
小椋「腰を痛めますから止めた方がいいですよ」



小椋「で、メモリが12MBしか載っていないですね....おっ。どうしてこんなところに32MBのDRAMが」
木下「貴方が落としたのでないですか。本体とほぼ同じ価格・・・」
小椋「わーーーっ!!!・・・・えーとスロットはずして」
木下「.....(奥さんがそんなに怖いのか)」



小椋「さて、増設が終了しました」
木下「....なんだかメモリーエラーが出てるんですが」
小椋「あ、あり?」
木下「DRAMカードがダメなんじゃないですか」
小椋「い、いやそんなはずは(ぢゃんくだけど)...あ、そうか、BIOSが古いんだ。きっとそうですよ」
木下「そういう問題ですかねぇ....」



小椋「さて、早速BIOSをバージョンアップしておきましょう」
木下「はて、何か忘れている気が....」



木下「あーやっぱりね。どうせこんなことだろうと」
小椋「いーじゃん....ちゃんとACつないでるんだからばってら死んでる位大目にみてよぉ」
木下「目蜂Mに行ってください」
小椋「仕方がありませんな。死んでるからには」
木下「網回転行きですか。確か先月おやぢと話したときには6000円でインテリジェントタイプのNi-MHがありました」
小椋「いえ、殻割りです」
木下「結局それかい....」
小椋「お約束(はぁと)」




小椋「で、結局コレも制御回路つきのやつですね」
木下「ホント、温度センサーが4つもついてますね....Ni-MHにここまでする必要があるんでしょうか」
小椋「どうせACつなぎっぱで爆死するのにねぇ」
木下「うんうん、でどうするんですか。交換しますか」
小椋「これはまた特殊なセルですよ....18mm径はいいんですが、長さは43mmしかありません。1.2Vセル8本直列2系統なので、スペース的にもギリギリです」
木下「さすれば?」
小椋「こんなふうに」



木下「やりましたねぇ、爆発覚悟の直充電ですか」
小椋「これこれ人聞きの悪い....木冬さんから頂いた、ちゃんとしたNi-MH専用充電器の基板ですぞ」
木下「確かにちゃんとしてます。インジケータ点滅で充電不可セル続出です」
小椋「う、うごあっ」
木下「やっぱり交換したほうがいいんでないですか?」
小椋「いやいや、こうなったらテスターで生きてそうなセル探して片肺飛行です」
木下「何だかいつもの香りがして参りました....」



木下「あーやっぱり。生きてるセルが7本です」
小椋「なんでやねん....まあいいでしょう。重要なのは電圧ですから」
木下「言ってる事が支離滅裂なんですけど」
小椋「何かを言う前にブッツカ〜ルのさ〜♪(from超新星フラッシュマン)」



小椋「をを、何だかいい感じです。残量50%まで復活してます」
木下「気のせいだと思いますけど....8Vぐらいしか出てないし」
小椋「とにかくここはBIOS更新FDを走らしてみましょう」



小椋「をっ、さきほどとなにやら違う表示が出てきました。これは期待できます」
木下「単にソフトリブートかかったからだけのような気が....」



木下「あー、やっぱりね」
小椋「しくしく....」
木下「あのーすみません。なにやらさきほどからデバマネにひっかかる表記があるんですけど....」



小椋「そうですね」
木下「最初から知ってたフリはやめましょう」
小椋「そ、それはその.....つまりこれは単なる相性問題と。もう一台の755CXとDRAMを交換したら問題ないみたいですね」
木下「ああ、例のラスト10分大接戦で予定の4倍も払うことになった...」
小椋「がるる〜」
木下「なぞ」



小椋「どうでもいいことにすっかりかまけて忘れておりました。今回755を押さえたのは、CDV化するのが目的だったんです」
木下「....それは何か意味が」
小椋「なきゃマズイですか」
木下「いえ、特に」
小椋「バラスぞご〜ご〜」






小椋「さて、あとは買っておいた新品755CDVを取り付けるだけです」



木下「なんかびみょを〜に違うんですけど」
小椋「当然『管理者の思惑通り』です」
木下「ヤン魂は終了しましたけど」
小椋「さ、入札入札」
木下「ええかげんにせいっ」

....その262へ続く(重巡洋艦の風格)