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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その259

木下隆雄「久しぶりにここが復活したと思ったら、今度はまた我々の出番ですか。管理人さんの創作意欲というのもどうやら枯渇してしまったようです」
小椋良二「某所で二番煎じをやっているようですが....それにしても先日予告した爆発物処理というのはどうなったんでしょう」
木下「どうやらいいんちょの様子見らしいですよ」
小椋「なかなかに姑息でいいですね。テロ対策班としてのご活躍をお祈りしております」
木下「さて、我々はというと」
小椋「当然ネタが無ければここでしょう」

木下「....なんだか人の気配もありませんが」
小椋「『兵どもが夢の後』って感じでしょうか。もう少しでWindowsXP64bit版発売イベントに間に合ったのですが」
木下「あの....タイムスタンプが5:50でバリバリ朝なんですけど」
小椋「地上で最も朝の遅い町ですからねぇ、ここは」
木下「というより『地上で唯一陽の昇らない場所』でしょう」
小椋「そうともいいますね」
木下「さて、どこから行きますか。『M’s』ですか、『ワルキューレ』ですか、それともこすめいとあたりとか」
小椋「いえ、今日は炭団巡り一本で行きましょう」
木下「....昨夜の夜行で風邪でも引きましたか。熱があるみたいですよ」
小椋「さ、さてまずは時の人から」

木下「来ましたね....ボロ株買って高く売るとはさすが虚業家」

小椋「...私には一山いくらのワケ有り大根に見えるんですけど」
木下「しかし現に黒山の人だかりですよ」
小椋「債権者の取り付け騒ぎかもしれません」
木下「液晶には違いないんですが、なんかコレ、背面にシリアルI/Fが生えてるのがいくつかありますよ」
小椋「細かいことは気にしないのが肝腎です。敵対的買収でも投資でも」
木下「人、それを自爆という」
小椋「げははは」

木下「....ドロドロはもうおなかいっぱいかなってカンジですね。もうちょっとサワヤカなとこでいきませんか」
小椋「ここをどこだと思ってるんですか、貴方は」
木下「魔窟」
小椋「....まあいいでしょう。とりあえずご希望に沿えるお店に着きました」

木下「なんだか奥の方から裂帛の気合が漏れてくるんですけど」
小椋「すごいですねぇ、BGMも無く静まりかえった店の中に店主のおやぢがバックリングスプリングk/bを叩く音だけがカシュカシュ響いています」
木下「なんだか『すんませぇ〜ん。5576-A01のジャンクありませんかぁ?』なんてミーハーな声かけしたら、完全黙殺されるか『白目からび〜むにょっ!』で蒸発させられそうです。ここはちょこっとミネベアの原点とか米IBMのメカニカルを突付いといて、とっとと退散することにしましょう」
小椋「....結局おやぢは我々が店を出るまで微動だにしませんでしたね」
木下「なんだかベーカー街221Bフラットを思わせます」
小椋「あとでダムダム弾でも撃ち込んでおきましょう」

小椋「....さて、
いつもの店も回っておくとしますか」
木下「いつものですね。相変わらずこれだけゴミが積んであれば5Vの32MB-SIMMぐらいあるのではありませんか」
小椋「うーん....残念ながら16MBが一本だけのようです」
木下「i80387すら置いてあった店なのにねぇ」
小椋「そういえばその時に緊張した面持ちで面接に来ていたオニイチャンが、いっぱしのジャンク屋ぽく客とタメきくまでに成長していました。苗に水をやれば樹に育つ。環境というのは偉大なものです」
木下「なんだか枝葉がひん曲がっているようなんですけど....」

小椋「店主とバイトのコダワリがこのガラクタ入れにも出てますね」
木下「懐かしいですねぇ...確かファイブスター物語と同時上映だったと」
小椋「後ろの乳抱きオネエサンは誰ですか」
木下「パチキは付加価値が大事ですから」
小椋「な、なぞ」

木下「....で、貴方がさっき言ってた炭団巡りは一体どうなったんですか」
小椋「J7行ったらまだ5527がありましたね。おやぢが『AmityVPがOSとペンサービスと箱つけて\20,000ポッキリ!!』と異様に気合が入ってたので悪くて値段を聞きそびれましたが」
木下「そ、それだけ?」
小椋「しょうがないなぁ、いつもの店に行きますか」

木下「ああ、これですよ。こういうのが見たかったんです」
小椋「貴方も段々染まってきましたね」
木下「いや、私は読者の皆様のためをまず第一に」
小椋「いませんて」
木下「そうか」
小椋「んなアッサリ....」
木下「それにしてもスゴイですねぇ、全レガシーポートにSCSIにステレオ象さんの耳スピーカー、冷却ファンまでついてますよ」
小椋「もうこうなると、前面のCD-ROMドライブなんかはオマケですね」
木下「んなこと言ってるとFDD/CDD排他利用の75xシリーズで苦労する気が....」

小椋「見てくださいこの重厚な作り」
木下「長大なだけのような気もしますが....CDトレイがちょっとはみ出してるし」
小椋「おやぢもハッキリ言ってました。『コレクターズアイテムだ』って」
木下「なるほど、ということは押さえたのですね」
小椋「う"。。。それが....オサイフにはあと2000円しかなくて....」
木下「一体何しに来たんですか....ってそれにしても還れるんですか。よんひゃくごじゅっきろ彼方の地元まで」
小椋「え、えーと....」
木下「やり」

....その260へ続く(ヤマト便で送ってもらうか...)