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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その237

木下隆雄「いやぁ、ようやく我々も復活ですか」
小椋良二「前の『小学◎年生』連載漫画のパクリがやたらと長かったですからね、よくまああそこまで引っ張れたものです」
木下「ホントは『豪速球タイフーン』とか『魔球Jターン』とか『魔球たつまき』とか『落合君お寺の鐘の近くで場外ホームラン歯でキャッチ』なんかも盛り込みたかったようですが、構成力不足は如何ともし難かったようです」
小椋「多分誰も分からないと思いますよ、それ....」
木下「過去の駄作のことはどうでもよいんです。それよりこないだの緑の日に貴方を乗せてアキバに行ったでしょう」
小椋「はあ、それが何か」
木下「貴方が『BJのばってらに闘魂注入してもらうんだ』というから付き合ったのに、いくらインバータにソケットが2つあるからといってTransNoteとBJとNi-MH急速充電器をイッキに繋ぐのはやめてください、おかげでまたヒューズが飛んでしまったではないですか」
小椋「なんだ、BJが途中で止まっていたのはそういうことだったんですか。でもちゃんと車の取説見れば『ディーラーでヒューズとヒューズ抜きを買ってください』って書いてありますよ」
木下「あーあれね....おかげでディーラーに行って『ヒューズとヒューズ抜きを下さい』っていったら『あーはいはい、んなもんあげますよ』って笑われましたよ。ああいう説明を鵜呑みにするもんじゃないです」
小椋「貴方が馬鹿正直なだけです」

木下「まとにかく、BJはミルコ戦前の藤田のように20分はもつようになったし、560Xも無事新品同様のバッテリが2本揃ってメモリも当面は64MBでいけそうだし、貴方の炭団騒動も一段落というところですか」
小椋「とんでもない、今535が2機同時に蛍光管切れでぴんちなんですよ....おかげで何のハズミか液晶パネルを2枚も注文してフトコロも血管も切れそうです」
木下「それは浮気心を起こした貴方の自業自得ともいえますが....」
小椋「ひとつここは前向きな努力で気分転換といきましょう」

草魂

木下「....なんか後ろに向かって全力疾走してるみたいな気がするのですが」
小椋「何をおっしゃいますか日立や利口にOEMされたこの名機をつかまえて....少なくともN*Cのカラーノートよりは視認性が良いと言われた普及機ですよ」
木下「花で言えばオオイヌノフグリみたいなもんですな」
小椋「な、なぞ」
木下「で、上の写真を見ると何やらEthernetのようなものがつながってるんですが」
小椋「そうなんですよ、せっかくPCカードスロットがあるのにメモリが8MB固定、これではとてもWin9xを走らせるのは無理です。幸いウチにはPS/55N27sx用のDRAMカードがあります。ネット上の資料によるとこのマシンは本来DRAMスロットである場所が塞がれてるとのこと、おそらくこの、

不自然

妙なPCカードスロットの配置、この下に何らかのシミツが隠されてるのではないかと思うのです」
木下「なるほど。で、早速バラしてみようというわけですか」
小椋「なに、このボトムカバーさえ外してしまえば....」
木下「....外れないのはThinkPadの伝統、というより、ノートの常識でしょう」
小椋「え、えと....とりあえずではThinkPad解体のセオリーに従って底のネジを外すと....」

k/bカバーk/b地肌

小椋「あーやっぱり。ツメだらけのカバーが外れました」
木下「安っぽい筐体と叩きにくいキーボードの割にはしっかりと固定されてますね」
小椋「んでこいつを外せばと....」

まだ届かない

木下「.....まだ無理みたいですね」
小椋「なかなか大作りなせいか、中はフレームまでしっかりとありますね...モノコックの最近のヤツとはえらい違いです」

サスペンドスイッチ

木下「この辺にもそんな感じが出てますね。いまどきリーフスプリングかましてサスペンド/レジュームスイッチを押す仕掛けなんてありませんよ。大体が直押しですよね」

まあフレキか?

小椋「こっちはもっとその感が強いですね。今日のうすうすマシンでは考えられない力技配線です」
木下「これなら開閉による断線の心配はまずないでしょうがね」
小椋「そうですね....ってそんなことより掘削です。この放熱フレームを外せばその下に....」
木下「まざぼですね。しかもサブボードが乗っかってたりしてかなり複雑な構造の」
小椋「ぬぬ...これでもまだダメなのか」
木下「まあそうなんですけど....私ちょっとさっきから気になってることが」
小椋「何でしょう?」

黄枠です

木下「この枠内って、FDDユニットがあるんですよね」
小椋「も、もひょーん」

木下「んでもってこっちをあけると

ぱかっ

ここに潰されたDRAMカードスロットが」
小椋「を、ををっ?!」
木下「しかもですよ...


....この中にDRAMチップが基板に直付けしてあるし」
小椋「....し、知らんかった」
木下「知らなかったって.....ちゃんとここに書いてあるじゃないですか。書いてあることはちゃんと読まないとダメですよ」
小椋「さっきと言ってる事が違うんですけど....」

....その238へ続く(ジャンクTokenRingアダプタはIBM社員が買うらしい)