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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その192

木下隆雄「先ごろ亡くなられた宮脇俊三氏が『列車に乗るとほとんどの人が早々に眠ってしまうのは、鉄道が単なる移動の手段と堕してしまっているからだ』と述べられてたと思いますが、今我々が乗っている新幹線のグリーン車などはまさにそうですな」
小椋良二「確かにそうですね。この8号車などは我々以外の乗車人員23名、うち睡眠人員21名で実に入眠率91.3%です」
木下「なるほど、で残りの8.7%、約2名がそこを走り回っていますが」
小椋「こ、こら静かにしなさいっ(ぢたばたどたばた)」
木下「『文明の利器・鉄道を文化に昇華する』。まさに”鉄の子は鉄”ですな」
小椋「妙な納得してないでそっちの小さいのを捕獲してくださいよー」

木下「(はあはあ)まあそれでも新幹線で寝るのは仕方ないですよね、風景に抑揚が乏しいですし、窓が開かないですからその土地の空気感を感じるわけにもいかないですし」
小椋「(ゼエゼエ)そこが素人の浅はかさというものですよ。景色でいえば名古屋手前の清洲城跡を見るとか、新富士近くのパルプ工場の●ん◎臭い香りが進入してくるのを心待ちにするとか、700系から浄水機が廃止になったので、子供をダシにして『すみません、子供に飲み物を取り分けてあげたいのでコップをいただけませんか』と車販嬢とお話するきっかけを作ったり」
木下「妙に具体的な例が混じっていたような気がしますが...」
小椋「さ、さあそろそろ新横浜です」
木下「そうですな、荷物を下ろさないと....っと、貴方の鞄、ノートPC以外に何か固いものが入ってますよ。また昨日の晩倉庫を漁ってたようですが何かネタ探しでも」
小椋「ち、違いますよ。ちゃんと使える物を持ってきたんです」


木下「なんかBIOS ROMが挿さりそうな言迷のソケットですね・・・・それにドライバもないのに使ってみるんですか」
小椋「ま、とりあえずさしてみましょう。ちょうど偶然PS/2ブラケットがないまざぼが有りますし、渡りに船とはこのことです」

木下「飛んで火に入る夏の虫ということも....あーやっぱり、Plug&Playはあっさり蹴られましたね」


小椋「ま、まだまだ....標準ドライバブチ込んで」


木下「やっぱだめじゃん」
小椋「....」
木下「で、こっちのまざぼはどうするんですか」
小椋「で、でんちとり....」
木下「CR2032ですね」
小椋「100円得した....わーい.....

....その193へ続く(柳の下に榊さん)