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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その166

木下隆雄「そういえば、前回貴方がジャンク屋に行って憑かれシャーマン状態になったのとほぼ時を同じくして、筆者が言迷のコーナーを立ち上げたんですよね」
小椋良二「ほ、本当に偶然ですね。こういうのをしんくろねしてーと言うのでしょうか」
木下「なるほど、サルが芋を洗うのと同じということですね」
小椋「『赤貧、芋を洗う』とも言いますしね」
木下「まったく」
小椋「そこ、同意するところじゃありません」

木下「そういえばあのコーナーに出てた『卵らしい』、うちにもあったんですよね」
小椋「で、偶然にも同じところが壊れたというわけですか」
木下「す、鋭いですね....でも私はこれからここを修復してみようと思うのです。どうですこの、ほったらかしジャンク小僧の筆者との違い」
小椋「それにしても大丈夫ですか....取れたのは全長5mmのマイクロスイッチですよ。貴方確か『電子工作は2SC945の時代で止まってる』といってたじゃないですか。リード線引き出すならともかく直付けは....」
木下「だれがそんなダサダサなことしますか。こないだ殻割りしたCGR17500にくっついてるこの金具、ここを切り取って電極にするわけです。ほら裏面を瞬接で基板につけて半田盛りすれば」

小椋「なるほど....って、う、うわっ....こんな基板にそんなに盛っては」

木下「だ、だいじょうぶですよ....ほらできた」
小椋「あ、あの....」
木下「なに、ここまでくればもらったようなものですよ。あとはこのマイクロスイッチをこの出っ張った電極に半田付けして、こないだ買ったパテで固定すれば完璧です」
小椋「いやあの、念のためうかがいますけど....スイッチの電極って」
木下「・・・は?」

小椋「こっちじゃなくて、 こっちだということは....」

木下「うりょー」

小椋「次の都内出勤の楽しみがまたひとつ....ですね」
木下「しくしく」

....その167へ続く(忙しい水曜日)