ランボルギーニイオタSVr
スケール 1/36
機関 LS100PG3
前輪 0.8-SAS2.0ソフトABSスリック
後輪 0.8-SAS2.0ソフトABSスリック
オプション 後部Wウィング化
怪獣の破壊により損失)
ランボルギーニ・イオタというのは不思議な車である。昔の『小学○年生』などには、「日本に1台・見れたら幸運!」とか「ミウラをベースに400馬力以上にチューンナップ」とか紹介されていたが、真実のところはたった一台、ボブ・ウォレスの手によりミウラをベースに開発されたコンペティツィオーネだったようだ。結局このオリジナルイオタはクラッシュで大破、したがってこの地上にはいわゆる「本物の」イオタは存在せず、オーナーの希望でメーカーがカスタマイズした単なるミウラというのが本当のところのようである(これは筆者も近所の『永遠ボディ』に整備のため持ち込まれたものを目撃した)。「創始者のフィルッチオが平和主義者で、だからランボルギーニはレースに出ない」なんて説がまことしやかに伝えられていたが、実際レースに出たとしてもフェラーリやポルシェの敵ではなかったろうな、大体カウンタックだってV5気筒(つまりシリンダ7本死んでる)のマシンがあったりするぐらいの品質だから。
だが製作者はランボ好きである。実際には速いというハナシをあまり聞かない、でも見てるととても速そうなオーラが漂っている。さしずめスポーツカー界のアントニオ猪木といったところか。 このマシンはそうしたランボのカリスマ性と、現実とのギャップに対するアイロニーと見ることもできる。

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