性能諸元
LS100PG3
(LS100PG3RV)

最も多くの車種で採用されている機関。プラスチックによるクラウン−クラウン(フリーホイール)−ファイナルピニオン3段増速機構をもつ。発条に対するメッキ加工やファイナルピニオンの外側研磨加工など、いくつかのバリエーションがある。
JEEP HJ−58の前輪駆動機関であるLS100PG3RVは、逆巻の発条を採用し、フリークラウンギアのリリース方向をファイナルピニオンと同側になるようにした、珍しい逆転機関である。
別項でも触れたように、この機関はファイナルピニオンの耐久性に問題があり、しばしば動力走行不能の原因となる。
LS200PM3
『TOYOTA2000GT C.S.』にのみ採用される機関。発条のクラウンギア真横に配置されるプラスチックプレートギアがフリーギアとなり、メタル製のファイナルピニオンを駆動する3段増速機構を持つ。LS100PG3に比べて発条がやや強力であること、ギア比が低めに設定されていることで、短距離レースであるSZMCAでは好成績を残している。反面、過大なトルクが接地力不足のタイヤと相性が悪い傾向も見られる。
LS200MG3
LS200MP3のフルメタルギア版ともいえる機関。マウントやギア配置等は全く同じである。性能もこれに準ずるものと思われる(と今気がついた)。加速性能・耐久性ともに優れている。
VS300MG3
カートR.S.TYPE4で唯一採用されている機関。発条垂直配置・プレートギア−プレートギア(フリーギア)−ファイナルピニオンの珍しい機構を持つ。発条がブロック外部に突出しており、外周制限が少ない構造である上に、発条自体の全長が長いので、航続距離が比較的長い特徴を持つ。
LS300PM4

フラットギア−フラットギア−クラウンフリーギア−ファイナルピニオンの4段増速機構をもつ大型機関。発条自体も他の機関と比べて1.5倍程度の高出力タイプを採用している。しかしながらハイギヤードゆえに航続距離こそ他の機関に比べて数倍にも及ぶが、加速に必要な低速トルクはかなり貧弱である。機関そのものがかなり大型であるがために、大スケール車両に搭載されるが、元来このような車体には不向きな機関といえる。
採用タイヤ一覧
0.8-SAS2.0 ソフトABSスリック
0.8-HAR2.0 ハードABSラジアル(Λ)
0.8-GS1.6 カートのゴムスリック前輪
1.1-GS1.7 カートのゴムスリック後輪(XR−S前輪)
1.1-GT2.2 ジープ
1.0-GR2.4 カウンタック前輪
1.4-GR2.4 カウンタック後輪
0.6-SAS1.5 BB
0.4-GR1.5 280Z−SS
0.8-PR1.8 TOYOTA2000GT
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