チャパラル 2F−Turbo
スケール 1/32
機関 LS300PM4
前輪 0.8-SAS2.0ソフトABSスリック
後輪 0.8-SAS2.0ソフトABSスリック
オプション フロントスポイラー
フロント空冷インタークーラー
ルーフエアスクープ
ロープロファイルダブルウィング
前後輪換装
機関換装
全車塗装
おそらくは最も古い車両である。実車も破天荒な男が造った、まるで獄門台のように高々と掲げられたウィング・オートマチックトランスミッションの採用と、当時としてはこれまた常識外れなマシンだった(結局こいつを潰そうとの意図がミエミエのレギュレーション改定に嫌気がさして撤退したと聞くが)。ダブルウィングの後方はこのウィングからの流用である。いまとなっては不明であるが、当初はLS100PG3か、またはこれに準ずる機関を搭載していたものと思われる。そうでなければ、換装を考えたりはしないだろうからである。だが、換装されたLS300PM4は、元車のギャランGTO−MR(すでに廃車)とは相性がよかったが、このマシンに搭載されてからは鈍重な長距離走行用機関になり下がってしまった。より重い元車のほうがキビキビと走っていた原因は不明だが、ギャランは車体の割には自転車並みの細いゴムタイヤを履いていたので、タイヤとの相性も考えられる。
レース用マシンとしてはあまりパッとしない車両だが、良くも悪くも独創的なデザインと堅牢な車体は他のマシンとは一線を画す存在となっている。「なんらかの改造オプションが施されていること」というSZMCA車両規約の原点となった車両である。

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