935−77Turbo 4WD
スケール 1/36
機関 LS100PG3x2
前輪 0.8-SAS2.0ソフトABSスリック
後輪 0.8-SAS2.0ソフトABSスリック
オプション 前部機関追加
機関潤滑システム
全車塗装
シャシフレーム配管
SZMCA杉沢から参戦の快速4WDマシンである。「2機関搭載4WD」のコンセプトは、春照/杉沢いずれが先に考案したか微妙なところである。シルエット 4WDの項でも触れたように、JEEP HJ−58というFFマシンが両製作者の開発のきっかけとなったことは想像に難くない。だが、春照陣営がどこへ飛んでいくかわからないようなじゃじゃ馬マシンを開発していくのに対し、杉沢陣営はスムーズな加速とスタビリティ、そしてデザイン的にも美しい一味違ったマシンを作っている。その代表がこの935−77Turbo 4WDといえよう。
ボディデザインの基本になるのは、スポンサー塗色される前の77年版935をモチーフにしている。機関をラジエーター風にブラック塗色し、前部機関の突出を感じさせないフロント回りの処理は秀逸で、その後の4WDマシン開発にあたり大きなヒントとなった。またボディのみならず、車体下部のフレーム配管から、ターボのエキパイまで再現された塗色は、製作者の熟練を感じさせる。また潤滑システムを採用した機関は加速がスムーズで、シルエット4WDともかなりの接戦を演じた。
なお、残念ながら怪獣の破壊により、両ドアが損失している

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