Wireless 10KeyPad/TrackBall
製造元 言迷のMade in China
諸元
キー配列 10keys/光学式Trackball
メカニズム メンブレンスイッチ/ゴム椀型
備考 I/F:USB 27MHz無線
Junk Point ピヨちゃん
黒い膝上機を収集している筆者にとって、ノートPCのポインティングデバイスはTrackPointがでふぉである。解説本などを見ると「TrackPointは思ったところにポインタを持っていくのにコツが要るため、初心者には不向きである」と記述されることがしばしばあるようだが、ThinkPad530からノートの世界に入った筆者には理解できない。

確かにマウスやタッチパッドとスティックポインタは、「動きを増幅する」か「圧力を動きに変換する」かの動作原理の違いがあり、前者の代表であるマウスに慣れた人にとっては「動かないスティックを使ってポインタを動かす」のは違和感があるかも知れない。だが使ってみればわかることだが、ノートPCのコンソールという限られたスペース上で、ポインタを効率よく操作するにはスティックポインタがベターなシステムというのは自明の理なのである。

....さて、そんなこんなの今日この頃、筆者自宅の自営店舗に会計システムが導入された。

導入したシステム本体はソフトのみ、ハードウェアは自前という構成だ。....となると、筆者の部屋を占拠している有象無象の黒子達に出番が廻ってくる。

その中で見事任務を射止めたのは、当然のことではあるが、おぢゃんく様の中でも一番信頼性の高い....というか、一番大ゲサなマシンであった。

自信満々で投入した愛機だったが、実際に作業するカミサンに具合を聞くと....なんかイマイチな返事が返ってきた。
「さてはノートだと数値入力が面倒なのか」....と、余計な親切心を起こした筆者は、他所でも触れた通り、それを口実に久々の研修で上京した折偶然通りかかったアキバで、このエイジャの赤石の如き輝きを放つ玉を持った、無線入力装置をゲットする。

『無線』....なんだかかなり不安なものが筆者の頭をよぎった。
だが考えてみると実際に使用するのは筆者ではない。ということはつぼることも無いはずだ。

自信満々で投入したデバイスだったが、実際に作業するカミサンに具合を聞くと....なんかイマ2な返事が返ってきた。
「そんなはずは...」不審に思った筆者は、実際に自分でも使ってみることにした。

TrackPoint派の筆者ではあるが、実のところTrackBallはそんなに苦手ではない。ルームランナーのようなスライドパッドに比べればよほど扱いやすいと思う....のだが、この機械を操作してみると「何かミョーだな...」

冷静になって眺めてみるとその理由がわかるのだが、普通のトラックボールは(少なくともノートに実装されているようなモノは)ボール頭頂部とコンソール表面の高さがほぼ同じ、つまりボールは引っ込んでいるのだが、このデバイスのソレは刺激を加えた乳頭のようにツンと突き出していて、麓に配置されたボタンの操作がスゴくやりにくいのだ。

そういう事情でほとんど実戦に参加することなく退役し、筆者のデスクトップでTVリモコンと化したこのパッドだが、次男がこのTrackBallを見て「宝珠だ!」と喜んでいるのはやはりTVの見過ぎである。

なお、筆者が職場で使おうと持ち歩いたところ、裏面に配されたスイッチの乗っかった基板が筐体から外れて宙ぶらりんになってしまった。流石は。。。。。というべきか。

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