ラブライブ!キーボード-小泉 花陽-
製造元 言迷(BSKBW04WHの有線US版?)
諸元
キー配列 US-115key
メカニズム ゴム椀+メンブレン/一体型キートップ
備考 I/F:USB
Junk Point かよちんとかいう地味キャラwww

サブカルムーヴメントの中の、さらにサブジャンルともいえる「痛」が、カルチャーの中ですでに確たる位置を獲得している気がするのは筆者だけであろうか。

その理由のひとつとして、それまでの「ヲ」文化が、一部の職人さんや神絵師さんといった人々を除いて、ひたすら作品を収集するだけの受動的なものであったのに対し、「痛」は溺愛出来合いの画像や素材を用いて日用品をカスタマイズするという、ヲタな方のクリエイティビティをくすぐる存在であることがあげられるだろう。

直上から鑑賞すべし
流行のアイソ痛板...かと思ったらちとちげうが豪華装丁
とりあえず開けません

かくいう筆者も、以前に痛USBメモリ...と呼ぶべきか、「USB内蔵メイドさんフィギュア」を製作したことがある。その実用性は....おいとくとして。

しかしながら悲しいかな、筆者の技術では「日常使い/静態保存/放置ぷれい(をぃ)」いずれになるにせよ、満足のいく「痛仕様」仕上がりにするのはこの辺が限界であり、いわゆる「痛キーボード」はもっぱらゲーセンでの収集に任せるしかないのである。

そんなわけで我が家にやってきた4枚目である。

といっても筆者は「痛」目当てに集めているのではなく、あくまで「板」集めなのだ。
それもこうしたカスタマイズの手法と、その素材となる鍵盤の構造の組み合わせに興味があるのであって、入手するのが2枚目だからといって、また桑名の「ヲタイチ」で数千円をつぎ込んでクレーン内の3枚をコンプしようとしたからといって、筆者はラブライバーではないのである。断じて。いや、ほんとだってば。

まさかのUS配列/Mediakey+電卓装備(いらんけど)/窓は7仕様

....気を取り直して、本品を見てみよう。

以前に「自作痛キーボードの製作工程はほぼ確立されている」と書いた記憶があるが、クレーンに納められているこの板を見ると、構造的にはアイソレーションk/bのフラットな面上に画像が乗っており、「正にその製法で作られている!」....と思った。最初は。

確かに構造的にはその通りだったのだが...いざ大枚をつぎこんで落ちてきた本品を開封してみると、カッティングシート貼付ではなく、やはり塗料直噴だった。

しかしトラディショナルなK/Bに比べて構造的に塗料をのせやすいのか、あるいはおそらく生産地である大陸でも痛技術が格段に向上しているのか、キートップを外してみても中への塗料のハミダシがほとんどなくきれいに印刷されていた。しかも表面塗装もムラがない。悪くない仕上がりである。
おまけに脂っこいヲタ手でのオペレーションを想定したのか、ご丁寧にキーボードカバーまで付属している。ちなみにオークションでは2000円チョイで出品している業者さんがあるようだ。ベースとなるキーボードが安物とはいえ、その値段でこの出来なら、ラブライバーの皆様方ならご満足いただけるのではなかろうか。
アイソ、なのに直噴/大型キーはスタビ入り

キーボードとしての性能は中の下、といったところだろうか。
キーの渋りはないのだが、Nintendo NTR-034などに比べると剛性が低く、キートップのぐらつきが大きく感じる。

そうした特性とは別に「をっ」と思ったのが、US配列である...ということだ。
実際に使用することを想定して作ったかどうか疑問があるとすれば、この点だろう。

もちろんPCにも造詣の深いラブライバーであれば、キーボード設定を101に変更したうえで、推しメンを愛でつつ、指でナデナデしてあげるのだろう。だが大多数の方にとっては....そんなわけで多分コレクションとなるのではなかろうか。
それで筆者はというと....changekeyboard.exeとinfファイルを使って切替えてます。はい。
でもかよちんは推しメンではありません。同じ山羊座ですけどね。



ELECOMのOEM...ではないけど
(ポテチャーのために)カバーもお付けします/ワタシは要らんので直たっち(ぅふ)


(2014/09/07記)

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