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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その350

意図が仄見える戦利品

小椋良二「先日の巡回はなかなかにハード指向だったと思うのですが」
木下隆雄「確かにそうでした。しかしあの程度で大腿二頭筋が痙攣をおこすようでは、もう管理者さんもオサーンですな」
小椋「まそれは置いとくとしても気になることが」
木下「はい、何でしょう」
小椋「巡回がそうだったわりに、なにやら妙なモノが戦利品に混じっているのですが。どうしようというのですかこのふりひらな造形物を」
木下「お気づきになりましたか、お目が高い」
小椋「いや、無理から誇示しているように見えます」
木下「では、さっそく工作の時間と致しましょう」
小椋「は、はぁ....」

問題外にハミ出す

小椋「ていうか、いきなり駄目じゃん」
木下「こ、これってリール式のUSBケーブルぢゃなかったのですか」
小椋「何処をどう見ればそうなるのですか」
木下「しかたありません、次の手を考えましょう」
小椋「開始わずか1枚目画像、未使用おぢゃんく様第1号発生です」
木下「しくしく」

A♀を使ってみる

木下「ううむ、ロングのエプロンドレスならなんとかコネクタ付けて内蔵できると思ったのですが」
小椋「それは無謀というモノです。ぴあのたんは確かお○ツから♂コネクタが生えてましたが、あのデカさと勘違いしてませんか、こっちは五百円(....が最終処分で200えん)の高額○ロポンとはいえ、とても胴体にコネクタ付モジュールを内蔵できるようなサイズではありませんよ」

スリーブをカット

木下「とりあえず、モジュールだけなら裾ぎりぎりみたいなんで、このAメスコネクタケーブルのスリーブをはずして小型化してみましょう」
小椋「いいんですか、強度的にかなり問題が出そうですよ」
木下「何、こんなもん繋がれば桶です」
小椋「い、いいのか...」
木下「ホットナイフでさくっと」

ピンアサイン

小椋「ほほぉ....これはホットボンドでしょうか」
木下「そりゃそうでしょう、個々のラインが1mm径ほどの極細ケーブルですから。とりあえずこれで組上げてみましょう....あ、あり?」
小椋「やっぱり彼女のおみ足と干渉しますよ。これでは固定どころではありません」
木下「やぱもうすこしバラしますか」

買っちゃいました

小椋「....それはいいとして、また投資ですか」
木下「しかたないです、コテライザでごりごりやってみたのですがびくともしません。流石ストレスのかかるコネクタ部分、かなり強固に固定されていますし」
小椋「しかし我々も半田吸い器を使うのは初めてなんですが、こんなんでも吸えるもんなんですね....ってなんかこの両サイドの固定部分がやぱだめですよ」
木下「これは....半田ごてで溶けませんな。確か以前水棲生物さんが『低温ハンダを一度流してから吸うと、融点が下がってうまく吸える』というようなことをおっしゃってたような」
小椋「早速やってみましょう...をを、いけました」
木下「流石俺です。さてあとは」
小椋「信号線は基板上なので丁寧に」
木下「メキャッと」
小椋「を、をぃっ」

最後は強引にもいだ

木下「こじたらもげました」
小椋「....組上げて最後に大コケってぱたーんのような」
木下「とりあえずモジュール工事はなんとか一段落、さて次です」

メイドさんにガーターはでほ

小椋「....」
木下「....(ポッ)」
小椋「ていうか、この写真を貼る意味がわかりませんが」
木下「ぱーつりすと」
小椋「どてっ」

この辺に通す

木下「では、サイバードールメイのように当初の予定どおりスカートのこのあたりから引き出すと致しましょう」
小椋「それは誰のシュミなんですか」
木下「い、いやその....とりあえずエプロンの結び目つけてアタリ付けてと」

ちょこっと大きかった

小椋「グサグサしてます。いいんですか」
木下「後は何かで盛りを入れとけば大丈夫でしょう」
小椋「不安だ...」

赤:+,白:Data-,緑:Data+,黒:GND

木下「とりあえずUSBはDINプラグと違って平面に押しつけハンダすればいいので楽ちんです」
小椋「んなこといって、ラインが浮いてますよ。やり直し」
木下「な、なに攻防も(ふ)での謬り...」
小椋「今日の仕事が上の空だったのはそういうわけですか」
木下「い、いやその....ほいできました。接続テスト桶、あとは強化して」
小椋「...ってなんですかこの白いのは」
木下「木工用ボンド」
小椋「またこんなものを...あり、切れました」
木下「え"」
小椋「終わりましたな」
木下「み、水洗い〜」
小椋「だ、だいぢぶなのですか」
木下「拭けば桶」
小椋「だんだん何の工作か判らなくなってきました....」

スカァトの内側

木下「で、ぼんどは待てないのでこいつで固定」
小椋「ま、これならまた切れてもすぐ修復できると」
木下「をを、ご納得いただけましたか」
小椋「いえ、皮肉です」
木下「....」

煌めく下半身

木下「ちなみに、スカートの後ろ側に貼りました」
小椋「貼りました....ということは、いつもの両面ですな。しかしデンボ三十朗みたいです」
木下「だ、だり?」

でけた〜♪

木下「んなわけで、私の技術力を以てすればこのような造作、造作もないことです」
小椋「言ってて恥ずかしくありませんか....しかしこの春川知美さんですか、原型師さんもこんな使われ方を想定していたのでしょうか、4GBモジュールがぴったり収まりました」

Maid in Maid

木下「では、さっそくてすと」
小椋「さっきやったじゃないですか」
木下「いや、完成後は再度テストしないと、出荷してから高速で暴走したりしては」
小椋「それ、オバヤンの踏み間違いだと思います」
木下「と、とりあえず...."Maids In Maid"と申しますか、メイドさんの電脳マトリョーシカと申しますか」
小椋「意味不明です」

眼鏡の光り具合がロベルタたんぽ

小椋「....つまりはここにオトしたかったと」
木下「それ以外に何か?」
小椋「いえ、いいです....」
木下「やぱメイドさんは加速器を装備していないと」
小椋「この場合彼女自体が加速器でしょう」

何処に入れてくれるの?

小椋「で、最初に出てきたのはこの方ですが、どうしますか」
木下「え、えと....」

....その351へ続く(水菜たんは次回の宿題)