NTT DoCoMo 632P
製造元 NTTドコモ
諸元 P-Link機能・Tera機能
Junk Point 溺殺
備考 この機を使用する前、筆者は621S+DC-6Sで通信をおこなっていた。そんなある日。
「相模原ドコモショップで632P+P-inのセットが手数料込\8000で特売中らしい」
またしてもはちどん氏から散財のお誘いである。P-Linkの何たるかを知らない当時の筆者であったが、氏の説明を聞いた上には断る理由などもちろんない。
相模原ドコモショップを訪ねてみると、値段はいつのまにか税込12,000円に上がっていたが、その程度のことは何の障害にもならなかった。P-inセットという、珍しく正しい選択(後述)をした筆者は、ウキウキで自宅へと急いだ。
その後、P-in/P-in Comp@ct/P-in m@ster/621S...片っ端から保有の機をぶら下げまくった。そして....
....初号機はある日突然息を引き取った。
水没させたわけでもない。落っことしたわけでもない。(そんなに何回もは)
合点のいかないまま筆者は、ドコモ相模原に赴き修理を依頼した。
しばらくの待ち時間の後。
「お待たせしました。こちらは保証期間内ということですので、無償で新品と交換させていただきます」
筆者はわが耳を疑った。「胸ポケットに入れていた」という理由だけで難癖つけて有償修理にするドコモの対応とは思えない。
そうしてやってきたのがこの2号機である。
さて、この機を重宝に使用していたある日、筆者は家族・知人と道志温泉に行った。
帰りに記念撮影をしようということになり、妻とともに筆者が次男を抱いて橋の上に立ったその時。
「ぽいっ(・"・)/ ゚」
次男が筆者の胸ポケットから抜き取った632Pを池に投じた。
固まったままの筆者が目にしたのは、鯉と楽しげに泳ぐ2号機であった。
義父が借りてきたスコップで池から救い上げた2号機は、秋の寒さに身震いして....そのまま息を止めた。
またしても筆者はドコモショップを訪ねることになった。当然修理はきかないが、新しく買うとしてもまあ2万円ぐらいだろう....
「おまたせしました。3万5千円ですね」....「は?」
聞けばドコモのPHSは実勢価格があってないようなものらしく、キャンペーンの期間中は爆安だが、売れなくなった品は徹底して定価販売なのだそうである。(初号機を買ったときのキャンペーンは、独禁法違反の疑いで公取委から調査が入ったそうである)632Pは....そのころにはドコモショップの窓口氏が存在を知らないくらいの商品になっていた。
しかしながら総計約5万円で3台も買ったのだから、まあいい買い物をしたということになろう。単なる負け惜しみではあるが。

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