Athlon64リテールファン |
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製造元 | 言迷 |
諸元 | 6cm角ファン/レッドゾーン5500rpm |
Junk Point | 小動物の心臓 |
備考 |
どのジャンルでもそうなのだが、筆者はあまり「純正」という言葉を信用していない。所詮は家族主義的系列会社から馴れ合い的に仕入れた性能可もなく不可もなし部品だ....そんな風に思ってしまう筆者は骨の髄から日本人なのである。 そういう前提があるからして、何かとオプションを後付けする段になると、知識もないのに妙にサードパーティやマニアックな方向にこだわって、結局のところは自爆する....というつぼパターンを繰り返すことになるのである。 ところが最近は歳を取って人間が丸くなってきたのか、やや「普通」を選択する傾向が強まってきている。やっぱまざぼはASUSだよな、液晶パネルならLGよりe-yamaでしょう(でもパネルは韓国製)、せっかくの4年ぶりのメジャーアップグレードだ、買うならGeodeNXよりAthlon64かな.... そしてふと考えてみると、まざぼにファンリテンショナーが付いたP4/K8世代のCPUについてはファンの付け方が判らない。筆者の嗜好通りにバルクCPU+バルクファンを買って万が一取り付けられなかったらどうしよう....自作初心者のように気弱なことを考え、リテールパッケージを購入してしまうチキンな筆者であった。が... 『うるさいっ』 起動時こそ3000rpmぐらいで回っていてそんなに気にならないのだが、いざCPU温度が40℃を越えてくると小型ファンの特性を生かしてレッドゾーン5500rpm以上まで一気に吹け上がり、まるで軽トラックのえんぢんよろしく割れ鐘のようなモーターの低周波音とファンの風切り高周波音をがなりたてるのである。 悪いことに、筆者自室の母艦設置場所が階段のすぐそばのため、階段下の空洞がドーム効果をもたらし、筐体と固有振動が一致するという相性の良さ(悪さ?)も手伝って、階下の居間にいると天井が唸るような低周波音を発し、筆者自室にいるよりもうるさいくらいなのである。 これでは万年耳鳴り持ちで低周波音に敏感な母から苦情が殺到することは間違いない。 そんなこんなで先日上京した筆者は、何年ぶりかで邂逅した某水棲生物さんの背中押しもあって、めでたく大径ファンを買い直す事になった。 実働わずか1ヶ月、2005/08現在、筆者の手許で最も新しく、最も役に立たなかったおぢゃんく様である(*)。 こうして眺めたり、手にとったりしてみるとアルミ製冷却フィンの精密な加工や、AMDのホログラムシールなどなかなかにカッコいい一品なのだが。動かさない限りは。 *:新古品を除く |