ASUS PCI/I-P55SP4(Rev1.4)
製造元 ASUSTek Inc.
諸元

Processor

Pentium

Processor Speed

75/90/100/120/133/150/166MHz

Chip Set

SIS 551x(SIS5511,SIS5512,SIS5513)

Max. Onboard DRAM

512MB

Cache

256/512/1024KB(添付は256KB)

BIOS

Award

Dimensions

330mm x 218mm

I/O Options

Parallel port, serial ports (2), 32-bit PCI slots (4), green PC connector, floppy drive interface, IDE interfaces (2), cache slot, MediaBus slot, infrared connector

NPU Options

None

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備考 「サードパーティー」....なんと甘美な言葉であろう。特にろくでもない性能の純正品を高額で売りつけて平然としていた寡占時代のN○Cのマシンを使ってきた世代には、それは「安くて高性能」の代名詞だった。
「俺はロータリーエンジンに流れる孤高のマイナースピリットが好きなんだ」...かの赤城の白い彗星・高橋涼介氏は言った。なんと心強い言葉だろう。
....だが、クルマはテク次第で速く走らせることはできても、PCはその性能のほとんどがハードの素性に依存する。

巨人・Intelの向こうを張ってL2Cache対応の対抗ChipSetをリリースする....その心意気や良しだが、それにほだされて当時のスタンダードChipSetであるTriton(430HX)より通常ベンチマークで20〜25%も遅いSIS551xChipSetを搭載したこのマザーを逝って後悔した人は、筆者の知る限りかなりの数に上るようだ。
かく言う筆者も、初代の430FXマザーを持っていたにもかかわらず、妙に不安定だったのをChipSetの所為だと思ってこのマザーを購入したのである。今は亡き「PC WAVE」に記事が載ったからといって、性能が良いと信じた私が○○だった。
どんなに設定をいじっても速くならず、その上Picture Publisherとの相性が悪いのか、使用中に突如L2キャッシュが息絶えたかのようにスローダウンする....かなりの期間辛抱強く使いつづけたのだが、430TXマザーのリリースと共に速攻ジャンク化した。
後に、さきの430FXマザーの不調原因が、筐体との取り付け位置の微妙なずれでPCIが接触不良を起こしていたことにあると判明するおまけつきであった。

もっとも、「一部で」メインストリームに劣る製品だからといって、全てがダメな訳ではない。現にAthlonだってオフィス系アプリの速度では同クロックのPentiumWを圧倒しているし、このSIS551xマザーなんかSIMMが一枚単位で挿せるし、何より430HXマザーと比べて「二千円も」安かったのだ。要はその製品の特性と自分の用途が合致すればいいのである。
そして今、筆者はAthlonユーザーで、エンコードバリバリ使って....うーん、AthlonがSSE2に対応するのはいつだろう....?

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