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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その518


木下隆雄「前回の取材で検索をかけていたところ、13年前のblogに、かの銀英伝中国語版が発売された由の記事がありました」
小椋良二「何年も前から海賊版が中華中国を経由して人民中国に渡っていたみたいですね。DVD版に中文字幕があるのもそういうことで」
木下「まあ今日の自信に満ちあふれている(ように見える)中華中国とは国家情勢も人民の意識もかなり違っているかも知れませんが、かのblogに書かれている衆愚と英雄、それぞれによる統治の対比についてはかなり普遍的な事実なのではないでしょうか」
小椋「ほほぉ」
木下「ひるがえって管理者さんの立場に立ってみますと、国政を左右する重要な選挙においても、業界団体が推す候補をなんとなく応援してしまったりとか、留意すべき事象は日常に存在していると思うのです」
小椋「ていうか、ただ単に『有名人にあったどー!』のミーちゃんハーちゃん意識しかないのではないでしょうか」
木下「ご明察、おそれいります」
小椋「おひおひ」



木下「そんなわけでやってきました」
小椋「選挙応援に便乗しての姑息な巡回、畏れ入ります」
木下「そ、そういえばかのパチンコが発射されたのは、この前日だったのでは。よく初対面の相手をしてくれましたね」
小椋「だって管理者さん一人しか聴衆いなかったし、わざわざ業界団体会員証みせてたし」
木下「そ、そこまでしてのネタ拾い....」
小椋「まったくです」



小椋「さて、用事も済んだしとっとと撤収」
木下「いやお待ち下さい、こちらのコンカフェビルと堕した建物も一応取材を」
小椋「は、はぁ...でも愚息様が大満足だったからといって、嘘で塗り固めたキャストに興味は無いのではなかったのですか」
木下「いやなに、こうしてパネルを拝見していますとこうした業種もダイヴァーシティの波に乗っているのかもだなと」
小椋「尤もらしいこと言って、結局は尻込みと」
木下「さ、さあ本題に参ります」
小椋「だからそれは終わったのでは」



木下「その前にこちらも時代にやや先行しております。小麦やとうもろこしの先物が国際情勢の不透明化にともない上昇する中、畜肉からの転換を模索する昆虫食の未来がここに一堂に会しております」
小椋「む、むしですか....そっちに行く前に爬虫類のほうがいいなぁ」
木下「それは繁殖に要する飼料とエネルギーの多寡によります。その点やはり虫に一日の長があるのでは」
小椋「じゃぁ、どうぞ。ちなみに私は虫販売機で先日買いました」
木下「虫販売機に入っていた、虫でないやつですね」
小椋「モンチョビーン」



木下「では、本題に入ります」
小椋「こないだの案件じゃないですか」
木下「案件は次回持ち越しで未決になっております。とりあえず、1枚で素肌感のあるタイプをとお考えの依頼者さんなのですが」
小椋「ていうか、右上の陳列物は違うんではないですか」
木下「五条君が試着していたやつですな」
小椋「今まで依頼者さんはどうしてたんですか」
木下「こちらのように、おしぼりをご利用になっているとのことです」
小椋「も、妄想自爆発のふしぜんなホルターネック巨乳..」
木下「確か悟りがプチブームだった頃に、依頼者さんの同好の士が破損と賠償の顛末をblogに書いておられたような...まそれはともかく、こちらは依頼品ではございません」
小椋「は、はぁそうでしたな」



木下「先々月きたときには無かったように思うのですが、こちらの店にはありました」
小椋「これですか、なんか生地が結構硬そうですし、色合いが素肌感ありませんよ」
木下「まあでも履いてみられるともう少し淡い色になるのではないでしょうか。というわけでげと」



小椋「....しかし現在依頼者さんが使用されているのはもう20年も前のとお聞きしましたが」
木下「そうですな。最初に依頼を受けてロフトで入手したのがこれ
小椋「いきなり○えぷろんかよっ...確かこれ、フィルターでぼかしを入れて素肌感を出しておられたのでは」
木下「そうなんです。体毛を隠せるのという売り口上だったのですけど、依頼者さんの剛毛は隠しきれず、基本は重ね履きに使っておられるとのことです」
小椋「は、はぁ...」
木下「んでラインを細くみせたいとのご希望があって購入したのがこの冬物の厚手の黒
小椋「なるほど先々月の人魚さんより細く見えますな」
木下「だからそういうことを言っていると嵐の海に重石をつけて沈められるかと」
小椋「え、えと...で、これではだめなのですか」
木下「依頼者さんの所有アイテムは黒白だけではないので」
小椋「なるほど」
木下「そして今回、コス用にマスクすることを前提とした200デニール走召製品のご要望に基づき仕入れたのが、どちらかといえばストッキングというより疑似スキンとも言えるこちら。いかがでしょう」
小椋「う、うーん....素材がテカっているのと、やっぱりシワが寄ると普通のストッキングに見えますけど」
木下「そうなんですよね....というわけで、依頼者さんからももう少しリサーチをとの再依頼が参っておりますので、また次の機会に」
小椋「それはいいのですが、依頼者さんも保管場所に困っておられるようにお見受けしますが」
木下「お部屋をお借り上げになってはいかがでしょう、社費で」
小椋「お、横領....」




-- おまけ:本日の看板娘(向こう側はロングランの海夢たそ) --





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