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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その517


木下隆雄「かの楊威利氏が『テロは時代を変革することは出来ないが、歴史を停滞させることは出来る』との言葉を残し、自らがそのテロに斃れたわけですが」
小椋良二「まあ正確に言うと『斃れる』ですな。西暦3600年6月1日、今から1578年未来に起こる出来事ですから」
木下「そのような重箱つつきは置いとくとして、この月に毀誉褒貶激しき戦後最長政権を担った政治家がマスケットで吹っ飛ばされましたな」
小椋「そうでした」
木下「で、その後の展開が半世紀の間社会常識のように諦念と共に知られていた与党の暗部を、白日の下にさらすことになった、このことは時代の変革ととらえるべきなのでしょうか」
小椋「それは後の世になってみないとわかりませんな。分っているのはこの国の社会が『不要になったモノは早々に処分』する方向へと向きつつ有ることかも知れません」

木下「一方で、あれから3年目の夏がやってまいります」
小椋「なるほど、もうそんなになりますか。自動手機人形物語もアニメ完結を迎えましたし」
木下「というわけで、早速行ってみましょう」
小椋「い、いきなりですか」



木下「ほい到着」
小椋「...イヴェント開催中というのはよいのですが、山頂庭園ですか...なにやら施設全体に昭和から平成泡沫経済の残滓の香りが漂っているようで」
木下「そりはしかたないでしょう。国内の地方に無数に存在するした『ガラス工房』と『ハーブ園』の荒れ果てた様子に比べればまだマシではありませんか」
小椋「それ、褒めてないような」
木下「さ、さぁヴァイオレットさんはどこかな〜」



木下「いらっしゃいました。Mrs.ブーゲンビリア」
小椋「エカルテ島に移住されてからのお二人ですな...それはいいんですが」
木下「何か」
小椋「い、いや次行ってみましょう」



小椋「BWKを見下ろす高台でございます。でこちらはどなた」
木下「わ、わかりらん...ていうかもしかしてパネル展?」
小椋「リサーチ無しで来たんですか」
木下「いやそうとは聞いていたのですが、もう少しひねりが利いたイベントなのかと...しかしとはいえこちらなど」



木下「ヴァイオレットさん自らご説明頂ける視聴コーナー、おとなりには物販コーナーもございます」
小椋「え、えと....」



木下「来ました、記念メダル。ライデンシャフトリヒにもあったのでしょうか」
小椋「あるかいっ...ていうかなんですか、このお値段もそうですが、重要なキャラがないとは言語道断」
木下「といいますと」
小椋「エリカ・ブラウン」
木下「....貴方やはりショートボブ萌えなのですか」
小椋「でへ」




-- おまけ:「ししょ〜(はぁと)」 --





....その518へ続く(土産はチケのみ)