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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その516





木下隆雄「金利政策につけ感染症対応につけ、世界の流れから取り残されていくニポーンの社会において、人が集まることの意義を改めて実感することは重要なのではないでしょうか」
小椋良二「何を仰ろうとしているのかがイマイチ不明瞭ですが...それは管理者さんの業界人の中でも、茄子の支給が夏冬各6ヵ月など割とブイブイいわせてたある職種の方が『実はいなくても業績を上げられる類の職種』だったのがバレてしまい、大量解雇の憂き目に遭っていることと何か関係が」
木下「ぶ、ぶいぶい...確かにその頃に湘南に一戸建てを買って自分は日本中を単身赴任...という方が『今月で早期退職となります』と挨拶にこられたときのショボーン感はなかなかのものでした。ローンは大丈夫なのでしょうか」
小椋「セカンドライフ充当分のにせん諭吉は厳しいかも...」
木下「まそうした個人の家計は仕方の無いことなのですが、一方で結局リアルに逢わなくても成り立つビジネスと、そうではない、実際に手に取れるイヴェント的商業コンテンツというものは切り分けて考えなければならないと思うのです」
小椋「ほお...オンラインで閲覧可能なコンテンツと、2.5次元は商品価値が別個のもので有る...ということでしょうか」
木下「そうした概念も含め、経済が今現在どのように動いているかを確認に参りましょう」
小椋「なんだかんだ言いながら、結局いつもの巡回ですな」
木下「ま、まぁそうなんですが...今回は依頼者さんからのお願いもありますし」
小椋「そでしたっけ」



木下「本日開催、愛ナマ超星ストリートライブでぬこ脚下が立錐の余地もありません」
小椋「ていうか、2.5次元ユニットは別会場で大イヴェント開催中だと思いますが、誰ですかこの方々は」
木下「オスラバの皆様では」
小椋「そ、そでしたっけ」
木下「ど、どでしたっけ」



木下「第七波拡大中の大混乱の中、満員御礼で定点喫茶は本日呼び込みがございません」
小椋「違法行為がなくて結構なことではないですか」
木下「ネタ拾いの我々としては困るわけですが...こちらの唐揚げ屋さんの呼び込みと誤認しておりました方、本日も安定の呼び込まない呼び込み乙」
小椋「確か以前からおられますよね、どなたか男の娘だとおっしゃていた」
木下「ご指名がない故のこのポジションなのでしょうか、こうして改めて拡大してみますと、ダイヴァーシティな今日では需要がありそうな方にお見受け致しますが」
小椋「そうですよねぇ」
木下「食いついているところを見ると、ショートボブはお好きですか」
小椋「.....(ポッ)」
木下「やり」



木下「こちらは異世界でご修行中の人魚様」
小椋「バレル・タイターさんにお見受け致します」
木下「いやそっちじゃなくて...それにしても、魔法で用意されたのだと思いますが、ご自身にお似合いのおみ足になっております」
小椋「そのようなことを仰っていると、灼けた鉄板ごとデミグラスハンバーグを顔面にお見舞いされますよ」
木下「『ロウケイも熱いうちに喰らうがいいッッ』」
小椋「いつの間に飯テロから格闘漫画になったのですか...」



小椋「こちらは、中華の技術と品質が世界を席巻した今日では最近ネット上ではなかなかお目にかからなくなってきております」
木下「といっても元々ちうか製なんでしょうけどね」
小椋「林檎鍵盤はその最後の世代かも知れません。が...このお値段はちと」
木下「こちらのqwerkey keyboardのパチモンはいかがでしょう」
小椋「昨今管理者さんが日和ってJP配列しか使わなくなってるもんでパス」
木下「は、はあ...」



木下「これは昨年末に自販機でワンコインだったアレですか」
小椋「そ、それはそうなのですが...あれって確か防水キャップがもげてたような」
木下「だからといって十倍の5野口はいかがなモノかと。むしろ私としてはお近くに2号店が出来たことの方が驚きです」
小椋「そっちかーーーい」



木下「そして話はマクラの懸案にもどるのですが」
小椋「何でしたっけ」
木下「『オンラインで済ませるビジネス』と『実際に触れることで成立するリアルコンテンツ』の、2つのエクスペリエンスの併存が重要である...という件です。特に必要なアイテムは、ネット上でスペックを見るだけではなく、実際に見て選択することが重要なのであり、それによりよりリッチなコンシューマーエクスペリエンスが得られるのではないかと思うのです」
小椋「なるほどわかりました、『管理者さんがいくらナイショでお買い物をしようとされても、自宅や職場に届く限りにおいて緊急家族会議が開催される可能性はゼロではない』ということですね」
木下「そ、そげな大声で...だから我々がこうして」
小椋「はいはい乙乙」



木下「....しかしご依頼者指定のアイテムがありません」 小椋「何をお探しなのですか」
木下「かの方が仰るには20年ぐらい前に新宿loftで買った100〜200デニールぐらいの厚手のストッキングだそうです。こちらのお店はどうでしょう...と、コーナーがありました」
小椋「....なんか志摩リンとなでしこが買い出しに行った焼き肉コーナーみたいですな」
木下「泣いてるの?!依頼者さん泣いてるの?!」
小椋「やりー」




-- おまけ1:本日の師匠看板娘#1 --







 おまけ2:本日の看板娘#2 --






....その517へ続く(ロフトにもご無沙汰)