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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その492



小椋良二「新たな時代を迎える数分前、管理者さんはこの地から車で数分の距離にある地におられたとか」
木下隆雄「立錐の余地もないほどの二時代参り来てみますた参詣者の群れを妄想してやってきたら、迎えてくれたのは本社に続く漆黒の森と、その夜陰に蠢く隠微な張込み戦法で管理者さんを待ち受ける警邏警官の持つ数多の懐中電灯の明り...だったわけですね」
小椋「伊勢神宮と違って神器本体が祀られている社ですからね。テロの対象を想定して厳重な警戒になることは、いかな情弱さんでもチョット考えれば分るようなものです。30年前の皇居前でみたく、職質を喰らわなかっただけでもよしとせねば」
木下「そんな昔もありますた」

木下「で、こちらは時代が変わっても特に変わりの無いニャンコのケツ」
小椋「追いかけてるのはそこですか」
木下「他になにか」
小椋「貴方の仰る定点観測」
木下「巧みに写角をハズされました。ちっ」
小椋「やり」
木下「で、では令和最初の巡回を」
小椋「なにかキレが悪いですね」
木下「そ、そですか」



小椋「で、こちらからですか」
木下「この業態もグローバル化が進行しているようですが、若干気になる点が」
小椋「はぁ、何でしょう。『女給』さんを『女イト』と書くということでしょうか」
木下「それを記録しようと撮影したのですが、これって外国資本のお店では」
小椋「なるほど、この店舗単体はわかりませんが、一般的に考えるとこちら方面の事業にも経済大国の影響が顕れてもおかしくはありませんな」
木下「台湾観光産業界にも同様の事例があったようですし、我々が巡回しなくなって10年余りが経つかの東方の街など、そのような状況が一般化しているのでは...という観測もあり、今後の変化が憂慮されるところであります」
小椋「なるほど」
木下「まあ、コンテンツの質が維持されれば問題ないんですけどね」
小椋「どっちやねん」



小椋「で、そうした時代の変化に背を向けて」
木下「向けてませんがな、こっちを見ています。なんですかこのブレブレ画像は」
小椋「さ、さすがに天岩戸の中を撮影するのは畏れ多くて...。今日も3時代を生き抜いた店舗とオッチャン、なにやらガラクタの奥で作業中..居眠り中...いや瞑想中です。2012年の中日新聞に『76歳現役電器修理屋』と紹介されてましたから、御年83歳になりますか」
木下「改元記念になにかいっときますか」
小椋「いえ、特に」
木下「そうだと思いました」
小椋「シャープのチューナーが乗っかった基板がありましたので、必要になったらまた来ます」
木下「そんな日は永遠に来ないような...」



小椋「こ、これは」
木下「いつものパウですが、こんなモノがまさか出てくるとは。完全な部品鳥ですが、いっときますか」
小椋「うーむ、自宅にある本体がどこにあるか」
木下「や、やり.....というか、ひとつ気になる点があるのですが」
小椋「なんでしょう」
木下「手が3本うつっているのですが。同行者がおられたんでしょうか>管理者さん」
小椋「そ、そのようです」
木下「なるほど、先ほどからのやる気の低さとキレの悪さはそこに起因すると」
小椋「そ、そげなことはありませんが」
木下「というわけで、残りの巡回先を一括紹介」



小椋「管理者さんが流石にStylistics Q502/Cのブリッジ使用に限界を感じておられるご様子、世代が新しいWin10Proタブレットを探しているのですが、これは掘り出し物かも」
木下「しかし上の方が気になりますな、I/FがUSBもついてますし」
小椋「た、たしかに...メンテのたびにBTキーボードを持っていかなければいけないですな」
木下「で、きぼどと言えばこちら」
小椋「あーあの反応がイマイチなもふ鍵盤ですか」
木下「こちらはいかがでしょう。モルゲッソヨMagic keyboard」
小椋「けっちゃなよ」
木下「いみふめ」
小椋「そ、それでは新時代の国際友好を記念致しまして、次号も続く」
木下「むりからですな」

....その493へ続く(嘘で塗り固めた女に興味は無いJr.)