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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その485




小椋良二「以前どこぞで管理者さんが『社会規範からの逸脱は誰にでもある。問題となるのはそれが可逆的であるか、非可逆的であるか...という点だ。前者は非社会的行動であり、後者は反社会的行動である』との説をご自身の経験を元にぶち上げておられたようですが」
木下隆雄「そそそそ、そでしたっけ」
小椋「なにも貴方が動揺なさることはないと思いますが」
木下「え、えとー....ででも先日あの方が教育心理学における非社会的行動の定義を調べておられた際に、早い辞書さんには『非社会的行動とは社会規範の逸脱行為によって”図らずも”周囲の社会に対しネガティブな影響を与える場合であり、反社会的行為とはそれを”意図的に”行うことである』と記述がありましたな。同様な記述が、公的教育機関による教師向け教育心理学解説サイトにもありました」
小椋「なるほど、ですがかのサイトを改めて読み返すといささか教条的な解釈ですな。そもそも周囲に与えるネガティブな影響とやらの定義が曖昧なので、ともすればマイノリティとして認知されつつある性格的属性が存在すること自体を『社会に影響を及ぼす』として是正の対象に挙げかねない危うさをはらんでいるように思えます」
木下「そのとおりですな、そうした教育現場の方向性が、たとえば特殊な嗜好や性癖が存在することを制限する息苦しい社会を作りかねない....ともいえます」
小椋「まあ社会規範というものは社会を維持するために自然発生的に定められていくもので、そうした異端を掣肘するのは当然ともいえるのですが、一方で社会は冗長性を有する自由度が成熟性の尺度ともいえるわけで」
木下「つまり社会を統治するためにはパンとサーカスが必要だと」
小椋「パン代を削ってサーカスに没頭する方が身近におられる件」
木下「さ、さあいくぞ〜」
小椋「もうイ意で逝ってますし」



木下「なるほど、これは良いきぼどケース」
小椋「QWERKYWRITER 『1』はあらゆる面でプロトタイプだったと後日思い知らされたのですが、一点だけ『ケースが手提げ』というアドバンテージがあったわけで」
木下「そこがこの製品特長の87%を占めていたはずです」
小椋「な、なぞ....とにかくこのうすらデカイ○●◎をモバイル機器として活用するためには、相応の搬送用具が必要です....が、もう少しこんぱくとな方が良かったでしょうか」
木下「仕方ないでしょう、『QWERKYWRITER S』の包装の内寸が幅370 mm X 奥行240 mm X 高さ 97 mm(実測)ですから。管理者さんはこちらの3Sサイズぐらいをイメージされていたようですが、これだと幅がかなり足りません」
小椋「ロック金具部分の成形が歪んでいる辺りがやや古き良き大陸のかほりです...まそれはともかく、このサイズのおかげで、我々と違う性別の方にとっては、旅に出るのかと言われてもおかしくないような有様です」
木下「さ、さあ内装を」



小椋「そのまま緩衝材を固定してしまってもよかったのでは」
木下「そうなんですが、内側がまさかの布張りです」
小椋「想定してなかったとは言わせません」
木下「と、とにかく固定しないわけにはいきませんので、不安定な布面に直固定よりは、内張りを傷つけない程度に固い台紙を挿入して、そこに貼り付けた方が良いのではないかと」
小椋「なるほど原寸合わせキタコレ」
木下「い、一応測ってますってば」



小椋「材料が管理者さんクライアント廃棄の紙おむつ外箱、貼る位置を持ち手側(手提げ時にケース上側に宙ぶらりんになる)に間違えて固定し、gdgd貼り直しだった件、あれは単に180度回転させればよかったのでは」
木下「そ、そりはひっくり返すとケースを開けた時に鍵盤面が奥側になり、即席蠅が悪いと」
小椋「なるほど、そうした所のみ拘りの造作」
木下「さ、さあ実際に持ち出してみましょう」



木下「そんなこんなで、割といい感じ」
小椋「まあこういうロケーションが多いと思いますが、Cafeで一人がけのテーブルだと開鞄が困難かと」
木下「まそれはそうなんですが、ケース側面積がかなりあるので、ベンチに腰掛け、膝の上にケースをのせてテーブル代わり...という使い方も考えられます」
小椋「それならiPhone+E6300でもおけですな」
木下「それは言わないお約束」
小椋「や、やり...で、当初の議論に戻るのですが」
木下「な、なんでそう」
小椋「今回の社会実験に込められた非社会的行動利用実行の意図について」
木下「え、えとー....それはQWERKYWRITERとタブレットをお伴に」
小椋「特定の装いでお出かけする『自動○☆人形サービス:○イ○○。ト・○○○○○○○"ン』ごっこですねわかります」
木下「なななんのことでそう」
小椋「『自動うp人形サービス:ハイブリット・げしぷろえんぢん』ですが」
木下「あそそそうそうそそれそれ」
小椋「チャタってます。そんなことでは良き天然吸気となれませんよ」
木下「をを、ローダンセ先生」



-- おまけ:テラスで戯曲長期ダラダラ連載創作 --





....その486へ続く(ぱらそるはオプションです)