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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その473





木下隆雄「いつでしたか、管理者さんが愛車をゴマメられて『一病息災だ』などとぬかしておられる内に大くらっしゅをなさったことがありました」
小椋良二「はぁ。そんなこともありましたか」
木下「で、先日違法駐車中の貴方のましんにご近所のお子様がチャリあたっくをカマした件」
小椋「ま、まぁブッシュをかき分けていればあの程度のキズは日常茶飯事ですからね」
木下「そんなこと言ってると、路盤消失にタイヤを取られて谷底へごんごろごん...ということも。ここはしばらくほとぼりが冷めるまで自重されるのがよろしいかと」
小椋「峠とつにうは犯罪ではありませんが....しかしTSRとして住民の方を危険から遠ざける為の活動は我々の義務とも言えるでしょう」
木下「て、T...なんですか?」
小椋「タトえ首socialresponsibility」
木下「ごろごろべきっ」



小椋「てなわけで、開いてます」
木下「どこをどう読めばそうなるのですか」
小椋「『止め』てるだけで、『禁止』ではありませんから」
木下「や、やり....数日前、峠の反対側が封鎖されていたのをご覧になったかと思いますが、何故にこちらから」
小椋「ささささて、とりあえず行けるところまで」
木下「なんとなく分りました」



木下「あーやっぱり」
小椋「やはり崩れていました。峠N側の法面は結構固めてありますが、M側は....まあ頑張っていることはいるんですけど、山の東側斜面が脆いせいか、またしてもこのとおりです」
木下「そうですね、『またしても』このあんぐるですね」
小椋「え、えと....」




木下「こんな感じで」
小椋「まあ、そうですね」
木下「TSR....」
小椋「び、微妙に場所はズレているのですが、おおむね100m前後の幅の場所で発生しています。今後法面補強や排水促進などの改善を行う参考にして頂くことに、我々も微力ながらお手伝い出来たということで」



木下「で、わざわざ山脈を回り込んで反対側からアプローチした件」
小椋「こ、こちら側から見ると、崩れ方が表層だけの「斜面崩壊」のようですね。以前2回のように、崖がゴッソリもっていかれて電柱ごと押し流されるような大規模な崩落ではなかったことが分ります」
木下「なるほど、するとこれは短時間豪雨の影響ということでしょうか」
小椋「私は土木の専門家ではありませんので詳しくは分かりませんが、おそらくそういうことなのでしょう。最近の気象状況を鑑みるに、今後こうした崩落が起こりやすくなってくることが憂慮されるのであります」
木下「まあ、そうした気象状況になったら、この区間を通過するのは絶対に避けるべきでしょうな」
小椋「正にその通り」
木下「そうした考察を踏まえた上で改めて問いますが、我々は何故此処に」
小椋「え、えと.....」



--おまけ:M側のユルやかなブロック--





....その474へ続く(わりと『生活林道』です)