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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その438


小椋良二「以前管理者さんがどこぞで『なんでもできる汎用性は、余計なことができてしまう冗長性と表裏一体』というようなことを、研修会場でおねいさん画像を閲覧されている方を引き合いに出して主張されてました」
木下隆雄「は、はぁ」
小椋「それに加えて、汎用性の高い多機能処理装置は(含む人間)もうひとつのネガティヴな側面を持っていると思えるのです」
木下「といいますと」
小椋「さまざまなことができるあまりに、多くの業務や作業を集中させることの危険性です」
木下「なるほど、えぷろん外せば普段着に、メガネ装備でド○っ娘で、頭部装着で○○どさんも、多機能装備がなければ全く○ソの役にも立ちませんな」
小椋「特殊趣味的ボケは置いとくとして、某事務所の疑似マルチタスク複合機の件なのですが」
木下「わかってますってば、スペックではコスパ激高、実際に使うと一機能使用中は他機能停止というアレのことですな。それでも全業務を集中していたために管理者さんの職場は大根ランと。だから『迷った時は最高性能を』と管理者さんも仰ってたわけですが」
小椋「車一台分ブチ込めというのですか....あのときのフトコロ具合ではあれで丁度ぐらいと思いますが。それはともかく、ロストした機能を補完するバックアッパーは必要なので」
木下「ばっくあっぷ...だったら最初から単機能を各種そろえた方が」
小椋「そ、それをいっちゃぁ....で、初心に帰ってみようと思うわけです」
木下「ほほお、でやはり餅は餅屋というわけですか」
小椋「そいことです」



木下「で、どこから掘り出してきたのですか(ジー)」
小椋「い、いやその....以前から近所のおぢゃんく屋にあるのは知ってましたから。実際同じ業務で以前の職場で使ってましたし」
木下「しかし何年前のキカイだと思ってるんですか、まぁ1986年に中森明菜たんがCMしてた頃のましんから数えて一回りは経ってるわけですけど」
小椋「フィーダ機能を備える一個前ですね。手差しオンリーの最後の世代ということで」



木下「しかし本体よりカートリッジの方が高いというのは」
小椋「でほでほ〜」
木下「しかもこれ『再生可能回数限界』とか書いてますよ」
小椋「どうせ家電店のボックスに放り込むだけですから」
木下「なるほど。結局ブツが届いた時には無用の長物というのもでほですね」
小椋「アーアー聞こえなーーー」
木下「やり」
小椋「とりあえず、用途はありますので交換してちゃんとトナーが定着するか確認を」
木下「5野口で拾ってきた割にはちゃんと動きましたが、濃度最高でほとんど見えなかったですからね...なんかレーザー光の色も夕焼け空ぽですし」
小椋「さ、三丁目...てそうでなくて」



木下「設定は画質はナシで濃淡だけ、すいっちもなしで1枚手差しの単能コピーですか」
小椋「この時代はこれでよかったんでしょうね、10諭吉切る値段で発売する為のこすとかっとということでしょう」
木下「この原稿移動型のシステム、読み取りヘッドを高精度で移動させるのが当時の技術では難しかったということなんでしょうか」
小椋「まぁそれもコストの問題なのでしょうね。しかしコンパクトな筐体の割には場所を取るということになります」



木下「....神様、きょわいです。つかなんでヘスティアさん」
小椋「ち、ちょうどハーフトーンを多用した画像をと思ったら、このしーんがアタマに浮かんだもんで。しかしそこそこきれいに写ってます。これで濃度中間ぐらいですから」
木下「なるほど...しかし画質以前になかなかPowerが入りませんでしたな。ボタンの右端付近を押してやっと火が入ったというきまぐれヨハン仕様」
小椋「つ、ツッコむなベル君。おぢゃんくの電源は神より気まぐれなのだぞ〜」
木下「こんな時に名言吐かないで下さい〜」

....その439へ続く(オレカもあるらしい)