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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その434


木下隆雄「この冬は爆弾低気圧が数発落とされたりと荒れ模様が続きましたが、冬将軍様は無慈悲なわりに飽きっぽいところがおありのようでしたな」
小椋良二「そのおかげで某業界はどの企業も火の車とか、管理者さんもちとやばぽと」
木下「そうはいっても季節の変わり目はまた色々なイベントが発生するやに聞き及んでいます」
小椋「なるほど、つまりあれですか。森の熊さんのように冬眠から覚めたら笹を食えと」
木下「そいことです。では早速出かけましょう」



小椋「それはいいのですが、貴方昨日は22時間労働だったのでは。大丈夫ですか」
木下「問題ありません。太陽が黄色いのは黄砂のせいですし、私以外には貴方が同行しておられるだけですしおすし」
小椋「(不安だ....)で、具体的な行動指針としては」



木下「こちらです」
小椋「単にメディアの煽りに乗せられただけではありませんか」
木下「何をおっしゃいます、花見団子は雪が溶けて木の芽が葺いて花が咲く、その自然の営みに人類も倣うことで季節の移ろいに身体を合わせようという所行ですよ。春といえばデトックス、デトックスといえば『大吉』です」
小椋「ここ、大阪ですけど」
木下「仕方ありません。名古屋ではすぱいすといえば台湾ラーメンですから。モーニングといえば茶碗蒸しがデフォであるが如く」
小椋「いやその大阪....」
木下「ではさっそくとつにうしましょう。冬にたまった毒素を洗い流すべく」
小椋「洗浄ではなく○ツから噴射炎上になりそうです....」



小椋「しんぷるなメニウですなぁ」
木下「SUN LINEはカレー一発だけでしたから、それに比べればこれでもバラエティーに富んでいるかと」
小椋「あそこはお客に戦いを挑むかのようなバブル期のお店でしたからね。しかし隣のカウンターにおられるリーマン風のいかにも辛味役ぽなモブの皆様、かなりしんどそうですよ」
木下「店主さんの口上では『うちは基本的に辛いです』とのことでしたから。まぁいずれにしても食えないほどの辛味だと商売にならないと思われます。比較の意味でも『あいがけ』を頼むとしましょう」



木下「というわけでやってきました『あいがけ・メンチ・チョリソー』」
小椋「....見てくれは普通のカレーっぽいですね、スズメバチ(激辛:右側)の方がミツバチ(普通辛:左側)に比べ若干赤い粒子が目立ちますが」
木下「なにこの手のモノは色ほどにはなくて、逆に香りが.....う"っ」
小椋「.....ガチですな」
木下「SUN LINEの2割り増しです。しかも向こうは具を裏ごしでさらっとしてスープカレーの走りとも言える性状でしたが、こちらはいわゆる普通のカレータイプですから、舌に歯茎に口腔粘膜にまとわりついていてててて」
小椋「名前の通りほっとというよりあうちです。こりはたまらんッ」
木下「....でもペースを維持できればなんとかなりました。ふぅ」



木下「ちなみにこの店主さん、以前は保育園だかで食育にも携わっておられたとのことです」
小椋「正しい福島在住の雑食性猫さん後継者育成ですね、わかります」
木下「あの方以外にも育ったら、地球上のあらゆる辛味と臭味が食い尽くされてしまうのでは」
小椋「をっとろし」




--おまけ:ハコの中からこんにちは〜♪(スペクター氏)--



--おまけその2:オラこんな店いやだ〜♪(管理者愚息)--



....その434へ続く(バスタグ目蜂Mは終了しますた)