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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その389

小椋良二「早いもので、あの日からもう1年になりますか」
木下隆雄「そうですね、震源から700km離れた管理者さんの職場でも、船酔いしそうな長波長の気持ち悪い揺れが数十秒続いたのがいまでも思い起こされます」
小椋「復興の進んでいる所、思うに任せない街、様々ですが、多くの人々が関わるなかで、少しづつ日常は取り戻されていくのでしょうね」
木下「今日参加した講演で、あの非日常の日々の中にアップされたTwitterが紹介され、聴衆の感動をさそってました」
小椋「確かに多くの人々が、リアルタイムに寄せられる情報に助けられ、励ましに勇気づけられたことでしょうな」
木下「ほぉ、普段あの手のIMに否定的な貴方にしては珍しいですな」
小椋「いや、私は全面的にダメだと言っているのではなくて、肯定的な面と否定的な面があると述べているだけなんです。例えばTwitterとは直接関連はないのですが、あの直後に発生した例の◯◯コ丸出し本を書いた都知事の舌下事件なんですが」
木下「あぁ、あの『天罰』騒ぎですね、被災者への暴言としか取られなかったために、彼自身も速攻陳謝&取り消しなさってましたが」
小椋「あの世代を両親に持つ我々にはなんとなく想像がつくのですが.....多分あの発言には『(多くの場合自然という)人間を取り巻く環境の前に人間が成しうる事は微々たるモノであり、それでも我々は最大限の努力をする必要があるが、これで万全であるという驕りをもつべきではない』という自戒の念がこめられていたと思うのです」
木下「なるほど、とある事故で肉親一家を全員亡くした方が、その一報に接したときの第一声が全く同じ一語だったのも、そう考えると納得がいきますな」
小椋「事の次第はそういうことだったとして、ここで問題となるのは、共通意識をもつ人々ならいざ知らず、その短い文言で全ての人にその意図を伝えるのはまず不可能だということなのです」
木下「そうですな、一言居士の権化ともいえるあの知事ですらそうなんですから、ましてやそのような特殊能力を持たない一般市民にとっては、アタマに浮かんだことを咀嚼せずそのままつぶやくことはすなわち、即炎上の危険や誤解の無限連鎖を生む危険を孕んでいる....というのが貴方の主張ということですな」
小椋「そのとおりです。悪意有る発言は論外として、善意から発想した内容であっても、それを受け取る様々な人の想定や、その言葉が間違いなく自分の意図している所を遺漏無く表現しているかを熟考した上で発信することが重要なのだと思うのです。どれほどの文豪の作であっても、編集者の推敲を経ずに出版物として世に出た文章は近代殆ど存在しないわけですから」

まじぇより安いよしゅぽぽさん

小椋「で、先週の大須です」
木下「....なるほど、いつになくシリアスなマクラなので何事かと思いましたが、つまり『ネタ放置』と『SH-04A+Mojieditorを捨てて林檎電話でEvernote』の言い訳であると」
小椋「み、身もフタもないことを仰らないで下さい。文章は熟成させてこそ味わいも出てくるくさやのようなもので」
木下「訳の分らないことを言ってないでとっとと行きますよ」

イマドキの手書きデジタルガジェッツ

木下「林檎一族キタコレ、そのうち生えてきますよ」
小椋「どちらかというと暮れの散財に近い物があるように思いますが」
木下「ということは、○○パさんみたく併用すると」
小椋「価格が書いてないのがブキミです、今回はぱす」
木下「ちっ」

POPは誇大広告

小椋「そういえば昨年の今頃逝ったんでしたっけ」
木下「1年経ってもこの在庫、一体どこから涌いて出たんでしょう」
小椋「きーぼーどはどこからとも無く涌いて出る物ではないわ、これほどの数、リースアップに違いないでしょう」
木下「をを、ヒルダお嬢様」



小椋「さて、御餓鬼様への土産選びに手間取りもう時間がありません」
木下「平日の息抜きなのに何やってるんですか」
小椋「ま、まぁその辺はさておきここは外せません」
木下「といいながらAndroid1.5のケータイをいぢくりまわしているのは」
小椋「予備機」
木下「をい」

もうちっと安ければやばかった

小椋「ほぉ、X41ですか」
木下「これがTabletだったら....しかし先日まであったX60のおぢゃんくと比較すると」
小椋「それもそうですが、512MBがこのお値段で、2GBが1.2諭吉というのはちとタトえ首」
木下「んじゃしばらく様子見ですな」



小椋「ま、我々にはこの辺が関の山か」
木下「それにしてもどうするんですかこんな巨大な物を」
小椋「I/FはPS/2ですし、なんとかなるのでは」
木下「いや、その何とかした後の話なんですが」
小椋「え、えと....」
木下「あ、やぱね」



小椋「そんなわけで、春遠からじの一夜でした」
木下「今年は猛暑といわれてますし、このあたりで冷却というオチですか」
小椋「今日は登山はしませんよ」
木下「そっちかい」

....その390へ続く(休養に行ったはずだが?)